石灰石を焼き水を加えてできた、水酸化カルシウム(消石灰)を主原料に、
布海苔(ふのり)や苆(すさ:わら・麻・紙などを細かく切ったもの)、粘土などを加え、
水で練ることで作られます。
古くからお城や武家屋敷の壁によく
使われています。
漆喰白壁は
丈夫なので防弾対策や、夜間の月明りを利用した防犯対策として、
また消石灰は燃えにくいため防火対策として使われてきたようです。
その歴史は古く、
日本では縄文時代後期のものが古く、
世界では1万2000年前のメソポタミア文明の遺跡から発掘されたものが
最古のものとされています。
ピラミッドの内壁にも使われていました。
ただ、日本の漆喰とは違い「西洋漆喰」と呼ばれ
消石灰に骨材など全く違う材料を加えて出来ています。
気候の違い、目的の違いで配合が変わってくるのです。
「西洋漆喰」には
「スペイン漆喰」「フランス漆喰」「スイス漆喰」が挙げられます。
日本の和漆喰とは違い、強度を増す目的を重視したものになります。
日本とヨーロッパでは住宅の構造が違うからです。
漆喰には調質機能が備われており呼吸しているようです。
消石灰が石灰石に戻るまで100年はかかります。
二酸化炭素を吸収する事で徐々に石灰石へと戻るのです。
蔵などに使われていたのは
収蔵品を湿気や乾燥から守ってくれるからなのですね。
耐火性もあり、強アルカリ性のため有機物を分解する殺菌性もあります。
しかし
目に入ると角膜が損傷し、皮膚につくと痛みが生じ、
飲み込んでしまったら口中や食道が荒れてしまいます。
取り扱いには充分気を付けなければなりません。
そんな漆喰ですが
寿命は大体20年と言われています。
長持ちさせるには、こまめなメンテナンスが不可欠です。
その方がコストカットにもなり長持ちさせられるのです。
