今回ご相談いただいたのは、桜井市のこちらのお宅です。

8年前に光触媒で塗装されたそうです。

「光触媒」ってご存じでしょうか？

光触媒とは、太陽や蛍光灯などの光が当たると、その表面で原料として含まれる酸化チタンが紫外線に反応し、

強力な酸化力が生まれ、光触媒作用という化学反応を起こし、塗膜の表面についた汚れを分解します。

雨水が付着すると、汚れの下に入り込むことで、油脂のような強力な汚れも洗い流すことができます。

これがセルフクリーニング機能です。汚れが付きにくいので、メンテナンスの頻度も減るので、

他の塗料よりも耐用年数が長い塗料と言えます。

接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去することができる環境浄化材料としての機能を持ち

家の周りの空気がキレイにする空気清浄作用もあります。環境にもよい塗料なんです。

が、しかし拝見してみると・・・

『壁にコケ・・・』

これはショックですよね(/ω＼)

業者に裏切られた気持ちになってしまいます( ;∀;)

【光触媒のデメリット】

光触媒塗料は、紫外線と雨水に晒されることではじめてそのセルフクリーニング機能を発揮できます。

よって、日陰になっている部分や、雨水に接しない部分には残念ながら防汚効果がありません。

上の写真は日当たりの良い面です。

塗膜が剥げれてしまっています。

何故こんなことが起こるのでしょうか？？？

信頼できる業者を選びましょう

外壁の塗装をする際には、必ず高圧洗浄で、汚れ・コケ・藻・埃を綺麗に洗い流します。

しかし塗膜の下の下地に油分や水、ホコリなどが付着したまま塗装を行うと、
​
塗膜を上手く接着させることができず短期間で塗膜がはがれてしまいます。

塗膜の下にある下地の乾燥が適切な時間で行われていなかった場合も剥がれてしまう要因です。

塗装に使われる塗料には適切な乾燥時間があります。

しかし、気温や湿度によって乾燥にかかる時間は左右されます。

この乾燥時間を見誤ってしまうと、十分な乾燥が行われないまま上に塗装してしまい、塗膜が剥がれてしまいます。

このような悲惨な結果にならないためにも、

信頼できて​しっかりと手順を踏んでくれる業者を選びましょう。

塗料選びも重要です

光触媒塗料は、優秀な塗料でありながら外壁塗装におけるシェアは残念ながら高くありません。

発売当初より圧倒的なシェアを誇っていたTOTOの『ハイドロテクトカラーコート』の発売は中止され、

光触媒塗料事業の撤退もそれに拍車をかけ、現在ではあまり外壁塗装で利用されなくなりました。

大手塗料メーカーの「日本ペイント」「エヌケー化研」などは光触媒塗料を販売していません。

さらに光触媒の塗装は特殊なので、TOTOの認定店しか施工が認められませんでした。

実際、工程を誤ると光触媒のメリットが失われることもあるので、施工時の職人を慎重に選ぶ必要があります。

桜井市のこちらの塗料はオリジナル光触媒塗料だったようです。

安易に飛び込み営業の口車には乗らないで欲しいものです。

このような悲しい・悲惨な結果にならないためにも

施工事例がたくさんあり、信頼できる業者で塗装することをお勧めします。

街の屋根やさん奈良南店は、

屋根はもちろん・外壁塗装の可能です！

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相談は無料ですよ!(^^)!