宇都宮市でスレート屋根のカバー工事が着工しました。
更新日：2025年5月19日
施工前の屋根の状態です。
薄型スレートの切妻屋根で、経年劣化の為瓦が割れているので見て欲しいとのご要望で現場調査の結果、屋根カバー工事の着工となりました。
写真では解りずらいですが、所々瓦が割れている場所が確認できます。
屋根カバー工法は、一次防水で屋根全体をルーフィングで覆いますので、屋根に付いている凹凸部分の棟や雪止めなどを取り外していきます。
棟板金や棟板金下地の垂木を取り外して、きれいに釘を抜いて清掃してあります。
先取り付けの雪止めは抜くことが出来ませんので、サンダーを使い立ち上がりをカットしていきます。
ルーフィングの貼り付けは縦方向に１００ミリ重ねて、横方向は３００ミリの重ねを取って貼り付けていきます。
また、谷や棟は漏水防止のため、２重になるように貼り付けました。
これで急な雨が降っても、雨漏りの心配はありません。
板金の下地になる３０×４０ミリの垂木を取り付けますので、棟の芯から８０ミリの所に墨を引き垂木取り付け位置を決めていきます。
曲がっている垂木を墨どうりに真っすぐ直しながら、６５ミリのビスで既存野地板に効かせるように固定しました。
捨て谷とは、これから取り付けるルーフと板金の隙間から万が一雨水が入った場合、捨て谷を伝って軒先に排出してくれます。
既存の軒先のスレートに押し付けるように取り付け、通りを見て真っすぐになっている事を確認してから固定していきます。
今日はここまで
また明日。
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