福山市にお住まいの皆さまこんにちは、街の屋根やさん福山店です。

今回は福山市で行いました『玄関ポーチの柱補修工事』を紹介いたします。

福山市にお住まいのお客様よりお電話にて「玄関の庇（ひさし）が傾いているんだけど、直してもらえない？」とのご連絡をいただきました。
庇の調査を行ないましたところ、玄関庇を支える柱の根元が腐食し、それが原因で庇が大きく傾いてしまったようでした。

人の出入りが多い玄関。庇が傾いた状態では怖くて通り辛いですよね。
調査と工事を速やかに行いましたので、今回はその様子をご覧いただきたいと思います。

　

庇（ひさし）とは？

庇（ひさし）とは？
「庇」とは、玄関やベランダ、窓の上に突き出すように設置された小屋根のことをいいます。


【庇の役割】
①雨よけ
庇は雨よけの為についているものと思っている方は多いと思います。
庇がついていることで、小雨程度であれば窓を開けていても室内へ雨水が侵入することを防いでくれます。
玄関上の庇は雨よけにおいて特に重要です。
庇がなければ、外から帰ってきた時に雨に濡れながら傘をたたみ、鍵を開けなくてはなりません。
また来客の際にも、訪問者を雨の中で待たせることになってしまいます。

②日よけ
直射日光を遮ることで夏場の室内温度の上昇を抑えることができます。
また、紫外線による室内の家具やフローリングの焼けも防いでくれます。

③外壁の汚れを防ぐ
家の外壁はどうしても雨だれや埃によって汚れがついてしまいます。
サッシの縁から黒っぽく汚れた雨染みが筋になって伸びてしまったり、そうなれば建物の美観を大きく損ねてしまいます。
庇がついていれば、サッシまわりや窓ガラスの汚れはかなり軽減されます。

　　

玄関ポーチ柱の補修工事を行います

玄関庇の傾き原因は「腐食した支柱」でした

こちらが今回補修工事を行います現場です。
外から玄関先を拝見しますと、庇（ひさし）が左側に傾いていることがわかります。

今回はなるべく予算をかけずに補修をしたいとのご要望でしたので、工事方法を検討し御見積りを提出しました。
後日お客様のご了解をいただきましたので、玄関ポーチの柱補修工事を行っていきます。

参考記事街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！

　

支柱を持ち上げます

まずはジャッキとあて木を使い、支柱を持ち上げる作業から始めていきました。
ゆっくり慎重に支柱を上げていきます。

　　

支柱の腐食具合

こちらは支柱を持ち上げた際の様子です。

前述しました通り、庇の傾きはこの支柱の根元が腐食していたことが原因でした。
今回は既存の支柱をこのまま使用する為、腐食している部分を丁寧にカットしていきます。

　

羽子板付束石を使用します

基礎は羽子板付きの束石（つかいし）を使います。

木製の支柱をそのまま地面に置くと、地面の水分を吸ってしまい支柱が腐るリスクが高くなります。
そして、時間の経過とともに段々と地面の底へ沈み込んでしまうことがあります。

この問題を解決するために活躍するのが『束石（つかいし）』です。
支柱を束石にのせることにより地面の水分から遠ざけてくれるのです。

今回は、束石の上部にプレートが付いた『羽子板付束石』を採用しました。

　

支柱の腐食部分をカット

束石の寸法を測り、それに合わせて支柱の腐食部分をカットします。

　

支柱を加工します

束石のプレートに固定する為、支柱を加工していきます。
ここで熟練の職人がしっかりと腕をみせていきます。

　

バラスとコンクリートボンド

もともと支柱が埋まっていた穴にバラスを詰めます。
そして次に、束石を固定するためのコンクリートボンドを塗布していきます。

　

コーチボルト

束石の羽子板を『コーチボルト』で支柱に取り付け、固定します。
羽子板があることにより、しっかりと固定が出来るのです。

　　

施工完了です

支柱に束石を取り付けましたので、これで玄関ポーチの柱補修工事が完了となります。

　

玄関ポーチの柱補修工事が完了しました

玄関ポーチの柱補修工事がおわりました。
庇の傾きも解消され、束石を使用したことで不安なく過ごすことができます。

　　

before／after

街の屋根やさん福山店で行なった庇や玄関に関する工事

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