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沼津市屋根の「棟」ってどんな場所?20年に一度の安心メンテナンス「棟瓦の葺き直し工事」
更新日:2025年10月18日
屋根のてっぺん「棟(むね)」が担う大切な役割とは?
屋根の一番高い部分、左右の屋根面が交わる「棟(むね)」と呼ばれる場所をご存じでしょうか?
この棟は、屋根全体の中でも特に重要な部分で、降った雨水はここを境に右と左へと流れていきます。
まるで人生の岐路のように…と、つい感じてしまいます(少し話が逸れましたね)。
棟には、通常の屋根瓦とは異なる施工方法が使われています。
棟部分の仕上げに使われるのが「棟瓦(むねがわら)」や「のし瓦」といった専用の瓦です。
これらをしっかり固定することで、雨や風から家を守る屋根の耐久性を保っているのです。
棟瓦をめくると、中からは「葺き土(ふきつち)」と呼ばれる粘土質の土が現れます。
これは、棟瓦を安定させるために古くから使われてきた工法で、瓦の間を支えるクッションのような役割をしています。
しかし、年月が経つとこの葺き土にヒビが入ったり、崩れてきたりします。
原因は、風雨や地震などの外的な衝撃。また、自然乾燥による収縮も影響します。
こうした劣化が進むと、上に乗っている棟瓦やのし瓦にもズレやゆがみが出始め、最悪の場合は崩れ落ちてしまう危険性もあるのです。
特に、雨漏りの原因になりやすいのがこの棟部分。
見た目にはわかりづらくても、内部でじわじわと症状が進行していることが少なくありません。
一般的に、棟の改修工事は20年に一度が目安とされています。
放置してしまうと、瓦が波打って見えたり、落下の危険も。早めの点検と対処で、お住まいを長く安心して使うことができます。
今回の施工では、古いのし瓦・棟瓦・葺き土をすべて取り除いたあと、白セメントを使って新しい土台を作り直しました。
この白セメントは、「面戸(めんど)」と呼ばれる隙間埋めの役割も果たします。
蒲鉾型(かまぼこがた)に形を整えながら、水平・高さを丁寧に調整し、最後に新しいのし瓦と棟瓦をしっかりと積み上げて完了です。
近年では、施工に使用する材料も大きく進化しています。
セメントや接着剤などは、固まっても“しなやかな弾力”を持つ素材が多く、地震などの振動が加わっても、ヒビ割れしにくくなっています。
長く安心してお住まいになれるよう、日々研究と改良が進められているんですね。
屋根のトラブルは、気づいたときにはすでに雨漏りが…というケースも多く見られます。
「最近、屋根をチェックしていないな」「築20年を過ぎたけど大丈夫かな?」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
私共では、地元沼津を中心に、三島、裾野、長泉、清水町、函南町、伊豆の国で安心安全大満足リフォーム&屋根外壁外回り&新築住宅を施工していきます。
お住まいのご相談はお気軽にご連絡ください。
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