沼津市にお住まいのお客様より、「2階のベランダから雨漏りしているかもしれないので心配…」というご相談をいただきました。

ベランダ（バルコニー）は、屋根や外壁と同じように、毎日紫外線や雨風にさらされている場所です。
そのため、見た目ではわかりにくくても、内部では少しずつ劣化が進んでいることが少なくありません。

一般的には耐用年数がある程度ありますが、環境や使用状況によっては想像以上に早く傷んでしまうケースも多く、雨漏りを防ぐためには定期的な点検がとても重要な箇所です。

ベランダの雨漏りで考えられる主な原因

ベランダからの雨漏りには、いくつかの原因が考えられます。

1️⃣ 排水溝（ドレン）のつまり
落ち葉やゴミが詰まることで、水が流れず溜まってしまいます。

2️⃣ 床や壁のひび割れ
経年劣化により小さなひびから雨水が入り込むことがあります。

3️⃣ 取り合い部分からの水の侵入
壁と床、手すりと防水部分など、接合部は特に雨漏りが起きやすい場所です。

4️⃣ 笠木（かさぎ）の劣化
手すり上部に取り付けられている金属部分の劣化も原因の一つです。

このように原因はさまざまなため、修理前の調査がとても重要になります。

現地調査の結果とご提案内容

詳しく調査を行った結果、今回の雨漏りは経年劣化によってできたひび割れからの水の侵入が主な原因と考えられました。

そこで、現在ベランダ防水工事で最も多く採用されている「ウレタン防水工事」と、防水層の寿命を延ばすための「脱気筒（だっきとう）の設置」をご提案しました。

防水工事前の応急処置も丁寧に対応

すぐに防水工事ができない場合でも、雨漏りを放置するのは危険です。
今回は、防水工事までの間、雨水が侵入している箇所にブルーシートを設置し、これ以上雨水が入らないよう応急処置を行いました。

こうした一時的な対策を行うことで、建物内部への被害拡大を防ぐことができます。

ウレタン防水工事とは？

ウレタン防水は、液体状の防水材を塗って仕上げる工法です。

✔ 継ぎ目がなく、隙間ができにくい
✔ 凹凸や複雑な形状のベランダにも対応可能
✔ 施工後の見た目もきれい

塗料を塗って仕上げるため、施工不良による継ぎ目からの雨漏りの心配が少ないのが大きな特長です。

ウレタン防水の耐用年数は、一般的に約12～13年程度とされています。ただし、日当たりや使用状況によって劣化スピードは変わるため、定期的な点検と必要に応じたメンテナンスをおすすめしています。

脱気筒の設置で防水層を長持ちさせます

今回の工事では、脱気筒を2ヶ所設置しました。

脱気筒とは、防水層とその下のコンクリートの間にたまる湿気（水蒸気）を外に逃がすための筒です。

特に、
・広いベランダ
・屋上
などでは、防水層の膨れや劣化を防ぐためにとても重要な役割を果たします。

工事完了｜施工期間4日間

ベランダ防水工事および脱気筒設置工事が無事に完了しました。
施工期間は4日間です。

これで、雨漏りの心配も解消され、安心してベランダをご使用いただける状態になりました。

ベランダの雨漏り・防水工事は早めのご相談をおすすめします

「まだ大丈夫そう…」と思っていても、雨漏りは突然起こることがあります。
沼津市でベランダやバルコニーの防水、雨漏りが気になる方は、
点検だけでもお気軽にご相談ください。

地域密着だからこそ、迅速・丁寧に対応いたします😊

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