高崎市足門町で「棟瓦の取り直し工事」をご紹介致します。
こちらのお客様は、飛び込み業者より屋根を指摘されたのをきっかけにお問合せ頂きました。

屋根同士の交差部分を「棟」といいます。
上の写真を見て頂くとお分かりのように、棟が歪んでいます。

本来まっすぐになっていなければいけない棟ですが、かなりゆがんでいます。このゆがみをきちんと直すために今回は「棟取り直し」という工事を行う事になりました。

瓦がズレると、中の土に雨が当たりそのために土が膨張してしまって漆喰を押し出します。そして更にその土が流れ出していってしまうため、棟が崩れるという悪循環が起こります。
またそこに地震などの振動が加われば、更に棟は崩れてしまいます。

陶器で出来ている瓦自体は長持ちする素材で、50年以上持つと言われています。しかしメンテナンスが不要かといわれると、答えは「いいえ」です。屋根の構造上、メンテナンスは必ず必要になります。

棟の瓦を上から順番に撤去していきます。撤去した部分の土は濡れて乾いてを繰り返したため、粘性を失い固くなって固まっています。
撤去した瓦は、また積み直すため割れない用に保管します。

瓦は割れたりしていなければ、またそのまま使えるところが利点です。例えば屋根瓦が一枚割れていても、その部分だけ差し替えれば問題ない為、とても安価で修理が可能です。

この後、残りの土も全て撤去します。この続きはまた次回のブログでご紹介致します。
ご自身のお住まいの屋根を見た時に「ちょっとおかしいかな？」と思われたら、お気軽に街の屋根やさん前橋店にご相談下さい！