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三田市 屋根工事!災害に強い『防災棟工法』を公開します
更新日:2021年8月18日
※2021年8月17日 記事更新
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です。
今回は、三田市にて瓦職人が災害に強い屋根工法『防災棟工法』で屋根工事を行いました様子をお届けしたいと思います。
お問い合わせのきっかけは、屋根から落ちた瓦の破片がお隣様の車に当たってしまったことでした。
お隣様の車は早急に修理していただいたが、「そもそもの原因の屋根も屋根工事をして早急に修理したい」というご要望でした。
屋根工事を行うために屋根に上り、まずは屋根の現状を把握するためにプロによる無料点検から始めていきます!
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屋根工事前点検の写真です。
瓦、白い漆喰が落ちて来たようです。
こちらの瓦は棟の丸瓦とです。
棟に何かしらのトラブルが起こっていることが考えられます。
屋根に上り現状の調査を行います。
こうしたプロによる無料点検で、修理が必要な個所を点検し、工事範囲を決めていきます。工
工事が必要な部位は、まずは屋根頂点に位置する棟瓦です。
棟の崩れていた部分です。
棟尻という部分が崩れて、土と漆喰材、瓦が脱落してしまっています。
瓦は下地に葺き土という土を使って屋根上に積まれているのですが、土も長期的に濡れて来て、接着力が弱まってボロボロの砂のようになっています。
今回トラブルの原因となった部分は棟尻部分のみですが、そもそも棟が崩れるには原因があります。
棟は、写真のように四角い熨斗(のし)瓦を積み木のように積んで施工するのですが、台風などで横殴りの雨があると、熨斗瓦の隙間から雨水が中に入り込み、土台として積んである葺き土を濡らします。
葺き土が濡れたり乾いたりするのが何年も繰り返されると、土の形が少しずつ崩れて接着力が弱まり、熨斗瓦を支えきれなくなって棟全体が歪んできます。
そうすると、写真のように瓦の隙間が大きくなり、さらに雨が入り込みやすくなります。
下地の土の形が崩れると、土を雨から守る白い漆喰にも影響が出てきます。
土に密着させ固定している漆喰材が、土が崩れることにより接着状態が保てずに剥がれてくるのです。
そうして出来た漆喰の隙間からまた更に雨が入り込みやすくなるという悪循環が生まれます。
今回トラブルが起こった部分は、【今崩れている場所】である「棟尻」ですが、この後【崩れてくる恐れがある場所】は「棟全体」です。
つまり、今回屋根工事が必要な範囲は「棟全体」です。
他にも屋根工事が必要な部位がありました。
屋根の破風の一部で、部分的に外壁材のモルタルが剥がれている状態でした。
無料点検の内容をご説明させていただき、屋根工事に着手する流れとなりました。
今回の屋根工事の最初の工程は、今施工されている棟を一度捲り、解体を行うことです。
瓦材の撤去、下地の葺き土をとって丁寧に清掃を行い、新しい棟を施工する屋根工事が出来る下地処理を行います。
今回提案させていただいた屋根工事は、災害等に強い【防災棟】を施工する工法になります。
写真の防災棟金具は、棟の下地として使います。
屋根頂点に先ほどの防災棟金具をビス打ちして固定します。
大体60cm間隔で金具を取り付けていき屋根工事を進めていきます。
頂点部分の地瓦の調節を行います。
頂点の瓦は【おいあて】といい、棟下の奥まで差し込まれています。
瓦の隙間が小さいほど雨が入り込みにくくなりますが、棟を捲った時しか触れない部位のため、短い瓦を交換したり、適正な位置に再固定して屋根工事を行います。
地瓦おいあての調整・金具の設置が終わりました。
このように屋根頂点の隙間をぎりぎり迄詰めてその上に棟を作ることが理想です。
今回の屋根工事で一番重要な部位といっても過言ではありません。
屋根工事における下地処理最後の工程です。
先ほどの防災金具に垂木(たるき)という木材をビス止めします。
この垂木という木材は、瓦を固定するための下地で、この下地に対して棟を取り付けていきます。
いよいよ屋根工事も佳境です。
先ほどの垂木周りに現代の下地材「なんばん」を積みます。
「なんばん」とは、漆喰材にシリコンがプラスされている材料で、葺き土と漆喰両方の役割を担います。
従来の土のように水が染み込まず、硬化した際にはセメントのように強度が出る材料です。
棟自体をこのなんばんで支えるため、こちらの屋根の棟は災害にもとても強くなります。
そして7寸丸という大きめの丸瓦を下地の垂木にビス止めしていきます。
従来の工法では、基本的に葺き土の上に棟瓦が積んであるだけだったものに対し、「防災棟」というのは屋根下地に取り付けた防災金具から垂木、更に瓦とすべての部位をビスにより緊結していく工法です。
そのため、地震や台風などの衝撃に強く、現在の新築瓦屋根でも取り入れられている屋根工事です。
形状も丸い瓦1段だけの棟になるため、すっきりとした外観にはなり、屋根の高さも低くなるため風に対する抵抗力も強くなります。
屋根工事前
屋根工事竣工【防災棟】
破風モルタルの脱落もガルバリウム鋼板を使い、隙間を塞ぎました。
無事今回の屋根工事、「防災棟」が完了いたしました!
一口に屋根工事といいましても、このように屋根の一部を改修する部分改修工事、屋根全体を直す葺き替え・葺き直し工事といろいろな工法が存在します。
棟を直す屋根工事にも、今回のような防災棟の施工、または現状の棟の外観のまま復旧させる棟の積み直し、積み替えといろいろな工法があります。
お客様のご希望や今後の居住プラン、ご予算など現状の状態に合わせた様々なご提案が出来るのが、街の屋根やさん神戸店の強みだと思っています!
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何度補修しても瓦などの屋根材や漆喰が落下する、雨漏りで天井に雨染みが‥
もしかしたら屋根工事や屋根数理を検討するべきというお住まいからのサインかもしれません。
「次の台風や災害で屋根材が飛ばされないか心配」
「葺き替え?葺き直し?‥うちの屋根にはどんな屋根工事が合ってるだろう?」
「必要な屋根工事内容と費用を知ってから考えたい・・」
そのような時には是非、「街の屋根やさん神戸店」の無料お住まい点検をお気軽にご利用ください。
調査・お見積りまで無料でさせていただき、その上で今後の居住プランも踏まえてゆっくりご検討ください。
「街の屋根やさん神戸店」では、点検時・施工前・施工中・施工後も安心してお過ごしいただけるよう5つの取り組みを行っています。
三田市で屋根工事・屋根修理をお考えでしたら、私ども「街の屋根屋さん神戸店」に一度お問い合わせください。
強引な勧誘や不要な工事は一切行いません。
他にも、お住まいのことで分からないこと・お悩みごと・ちょっと気になることがございましたら、私どもに何でもお気軽にご相談くださいね。
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