神戸市須磨区でマンション雨漏り調査！１階室内のみで起きる雨漏りの原因とは？
更新日：2024年2月13日
上写真はマンションの１階室内で窓の下あたりの壁紙です。
以前2～3年前の大雨の際に雨漏りが発生して、その時は床に水たまりが出来たとのことで、そこからしばらく何もなかった最近壁紙クロスが剥がれてきたとの事です。
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現状２階より上では雨漏りはないようなので、１階から２階にかけての外壁を調査することにいたしました！
こちらのマンション外壁はALCです。
ALCとは、セメントや珪石、石灰などを主原料とした高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートのことです。
軽量で耐震性や耐火性に優れており、ビルやマンションの外壁として多く採用される素材です。
ALC外壁にクラックが出来る原因は、
①地震や車の振動などによる建物の動き：ALC外壁は建物の動きに追従できないため、パネルの端部や目地部にクラックが発生することがあります。
②水分の浸入と凍結：ALC外壁は吸水性が高いため、外壁表面の塗膜が劣化すると水分が内部の気泡に浸入します。冬場に水分が凍結すると膨張し、クラックが発生することがあります。
③外壁の熱による伸縮：ALC外壁は夏場に高温になり、冬場に低温になることで熱による伸縮を繰り返します。この伸縮により外壁に応力がかかり、クラックが発生することがあります。
こうしたクラックは、雨水の浸入口となり外壁内部に雨水を浸透させ、じわじわと室内壁に浸みこませていく可能性が高いです。
そのため、サッシ廻りは施工時に雨が入り込まないようにコーキングを充填させ、隙間を防いであります。
しかし、コーキング材は紫外線の影響・雨風を受けて年月が経つことでどうしても劣化していきます。
こちらのマンションはすぐ隣にマンションが立っており、横殴りの雨は直接当たりにくいこともあり、じわじわと年月をかけて雨漏りしやすい箇所といえます。
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こうしたサッシの雨漏りの原因には、
①サッシのコーキング劣化：サッシと外壁の間にはコーキングによる防水が施されていますが、経年劣化によりコーキングが剥がれたり、ひび割れたりすることがあります。この場合、雨水がコーキングの隙間から浸入し、サッシ廻りに雨水の跡が残ります。
②サッシの構造不良：サッシの構造に問題がある場合、雨水がサッシの内部に侵入し、サッシ廻りに雨水の跡が残ります。例えば、サッシの水切りが不十分であったり、サッシの枠とガラスの間に隙間があったりする場合があります。
③サッシの取り付け不良：サッシの取り付けに問題がある場合、サッシと外壁の間に隙間ができることがあります。この場合、雨水が隙間から浸入し、サッシ廻りに雨水の跡が残ります。
こちらのマンションの場合は、先述のとおりコーキングの劣化によるひび割れが原因であると判断しました。
目地からの雨漏りを防ぐためには、定期的にコーキングの状態をチェックし、劣化やクラックが見られたら補修する必要があります。
コーキングの補修方法には、増し打ちと打ち替えの2種類があります。
外壁の調査を終え、今回の雨漏りの原因として考えられる点として、
①外壁のクラック
②ALCパネルの継ぎ目の目地
③サッシ廻りのコーキング
が考えられることをオーナー様に撮影した写真をお見せしながらご報告させていただきました。
雨漏りを解消させるための工事としては、
クラックの補修、目地・サッシ廻りのシール打ちが必要になります。
さらに、シール打ちした部分を保護するタッチアップ塗装をご提案させていただき、急ぎお見積りをお持ちする運びとなりました。
外壁をしっかり補修させていただき、雨水の浸入経路を塞ぎます(^^)/
シール打ちした部分は、既存の外壁と色や質感が異なるため、目立ってしまいます。
また、シール打ちした部分は外壁と同じように紫外線や雨風にさらされるため、劣化しやすくなります。
そのため、シール打ちした部分にタッチアップ塗装を行うことで、外壁の見た目を整えるとともに、耐久性を高めることができます。
屋根やベランダ、屋上、外壁などお住まいのお外回りの不具合や雨漏りについて、いつでもお気軽にご相談ください(^－^)
雨漏りは『ぼちぼち考えよう』とつい放置してしまうと、思いのほかお住まいや所有する物件の内部（躯体）を傷ませたり、カビや腐食といったトラブルを招きます。
今回の雨漏りケースでは、雨漏りを解消させるために外壁の補修工事をご提案しました。
建物の状態やその後の居住プラン、ご予算によって、雨漏り修理には様々な選択肢があります！
私どもは、お客様のご希望に寄り添いながら、最善の方法をご提案させていただいております。
まずはお気軽にお悩みやご不明点などお問い合わせくださいね(*^^*)
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