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小山市 築35年のスレート屋根は砂状に劣化|棟板金の抜け釘サビは危険
更新日:2026年8月11日
こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
小山市で、築35年ほど経過した中古住宅の屋根調査を行いました。
お客様は住宅を購入されてから一度も屋根のメンテナンスを行っておらず、最近になって飛込み業者の訪問や屋根工事のチラシが頻繁に入るようになったことから、『そろそろ何かした方がよいのだろうか。まずは現在の状態を知りたい』と当店へご相談くださいました。
屋根材にはスレートが使用されていましたが、表面を保護していた塗膜はほとんど失われ、基材が砂状に劣化。棟板金でも釘抜けやサビ、取り合い部のシーリング切れも見つかりました。
今回は、調査後に部分的な補修ではなく、屋根全体のメンテナンスが必要と判断した理由についても解説します(╹◡╹)
築35年のスレート屋根調査【まずは屋根の状態を知るところからスタート】
小山市にお住まいのお客様より、『そろそろメンテナンスをしたいと考えているが、まずは屋根の状態を知りたい』とご相談いただき、現地調査に早速お伺いしました。
お客様のお話では、『訪問業者から具体的な破損を指摘されたわけではないが、業者の訪問やチラシが増えたことで屋根の劣化が気になり始めた』とのことです。
屋根修理の訪問業者に突然工事を勧められても、『本当に必要かどうか?』をご自身で判断することは難しいですよね。
すぐに契約するのではなく、お客様のようにまずは屋根を点検してもらい、
○屋根が今どのような状態にあるのか?○どのようなメンテナンスの選択肢があるのか?を知るところから始めるとよいでしょう(๑>◡<๑)
築35年のスレート屋根調査【屋根材と棟板金を中心に調査】
現地調査では、屋根材(スレート)の表面の傷みだけで判断せず、棟板金の固定状態や継ぎ目まで順番に確認していきました。
屋根を一見しただけで、『スレートの表面を保護していた塗膜が、ほとんど残っていないな』と気付きました。
スレートは、セメントを主成分とした基材を4~5ミリほどの厚さに成型した屋根材で、塗膜が雨水や紫外線から基材を守っています。しかし、
塗膜が失われるとセメント基材が、直接風雨の影響を受けるようになり、傷みやすくなるんです(O_O)
さらに、指で触れると細かな粉が落ちるほどザラザラしており、基材の劣化がかなり進んでいることが分かりました。実は、屋根へ上がった際に足元が滑りやすく、正直なところ『歩くのが怖い』と感じるぐらいでした。
また、スレートが欠けている部分も見つかりました(>_<)
スレートのメンテナンスというと、『塗装』を思い浮かべやすいものの、欠けやひび割れといった劣化症状は、塗装で直すことはできません。
表面が砂状になるほど基材の劣化が進み、欠けも生じているため、塗装だけで今後の屋根を守るのは難しい状態です。それでは、どのようなメンテナンスが適しているのでしょうか?棟板金の状態も含め、屋根全体を確認してから判断しました。
スレート屋根の調査では、屋根材だけでなく同じ年月が経過した棟板金の状態も確認しています。
棟板金は、屋根面同士が接する境目部分を覆い、内部へ雨水が入り込むのを防ぐ金属製の建材です。その下には貫板(ぬきいた)と呼ばれる下地があり、棟板金は釘やビスによって固定されています。
棟板金は、サビに加え、板金の継ぎ目部のシーリングが劣化して隙間があいていました(^_^;)
継ぎ目部の保護を目的としたシーリングが傷むと、雨水が内部へ入りやすくなります。棟板金の土台の貫板が『雨水で腐っていないか?』も、気になるところです。
棟板金を細部まで確認すると、固定する釘が複数箇所で浮いたり抜けたりしていました。
棟は屋根の最も高い位置にあり、強風を受けやすい部分です。
釘が抜けた状態で風が板金の内側へ入り込むと、棟板金が浮き上がり、最悪の場合には飛散する危険があります。実際、継ぎ目部に隙間があき始めている箇所もあり、貫板も傷んでいる可能性が高い状態でした。
築35年のスレート屋根調査【塗装ではなく屋根カバーを検討】
現場調査を終えて、スレート屋根のメンテナンス方法を検討しました。
今回のお客様は、最初から屋根カバー工法を希望されていたわけではありません。『まずは今の状態を知りたい』というところから始まったご相談です。だからこそ私たちも、築35年という年数だけで工事方法を決めず、実際の屋根を見て、塗装でまだ守れる状態なのか、それとも別の方法を考えた方がよいのかを一つずつ検討しました。
現場調査で見つかった主な不具合は、次のとおりです。
・スレートの塗装の剥がれと欠け・スレート基材の砂状劣化・棟板金の釘抜けおよびサビ・棟板金継ぎ目部のシーリングの劣化スレートの表面を保護するなら『塗装』を、棟板金だけ直すなら『棟板金交換』が考えられます。しかし調査結果では、
複数の不具合を別々に考えるのではなく、屋根全体をメンテナンスできる『屋根カバー』を検討する段階でした。
ここで、『塗装』と『屋根カバー』の違いを、表にまとめてみました。
| 塗装 | 屋根カバー工法 |
| 概要 | スレート屋根を洗浄・補修し、塗料を塗って表面を保護する | 既存の屋根を残し、その上から防水紙と新しい屋根材を施工する |
| メリット | 費用を抑えやすい。美観や防水性を維持できる | 新しい屋根材で覆うため、防水性・耐久性の向上が期待できる |
| デメリット | スレート自体の劣化が激しい場合は施工できない。定期的な再塗装が必要 | 塗装より費用が高い。屋根の重量が増える。下地の状態によっては施工できない |
| 向いている状態 | スレートの基材が健全で、主に塗膜が劣化している屋根 | 塗装では保護できないほどスレートの劣化が進んだ屋根 |
こちらの屋根は、幸い雨漏りがなく下地がしっかりしていたことから、屋根カバー工法が『今後の安心という点』で最善に近いと判断しました。
とはいえ、スレートへの『塗装』が悪いということではありません。基材が健全な時期に塗装すれば、屋根を保護する有効なメンテナンスになります。
同じ築年数でも、過去の塗装歴、日当たり、屋根勾配、使用されている屋根材によって劣化の進み方は異なります。今回は、『現在の状態で塗装すべきかどうか?』を判断しました(๑>◡<๑)
お客様からは、『ここまで傷んでいるとは、地上からではわかりませんでした』とのお言葉をいただきました。写真を見ながら塗装で対応できる部分と難しい部分をご説明し、なぜ今回は屋根カバーをご提案したのかについても一つずつ確認していただきました。
もちろん、屋根カバーは塗装より初期費用がかかります。
だからこそ費用や築年数だけで工法を決めるのではなく、今の屋根にどこまで手を入れる必要があるのかを整理しながら、これからどうするかをお客様と一緒に考えることを大切にしています(^ ^)/
小山市で、築35年ほどのスレート屋根を調査し、今回は塗装ではなく屋根カバー工法をご提案しました。
費用だけを比べれば塗装の方が抑えられますが、屋根材の劣化状態や今後のメンテナンスまで考えることも大切です。
屋根リフォームをお考えの際は、街の屋根やさん栃木小山店にご相談ください。
屋根工事の方法を築年数だけで決めるのではなく、現在の状態を確認したうえで、それぞれの工法でできること・できないことを、お客様が一つひとつ整理できるようにお手伝いしていきます٩( 'ω' )و
当店は、屋根の状態を確認したうえで、今すぐ必要なこと・急がなくていいことを分けてお伝えしています。現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
築35年のスレート屋根や棟板金のメンテナンスに関するよくいただくご質問3選
築年数だけで塗装できないとは判断できません。ひび割れや反り、表面の劣化状態などを確認する必要があります。
棟板金の釘が抜けていたら、打ち直すだけで大丈夫ですか?
必ずしも大丈夫とは限りません。釘を固定している下地の貫板が腐食していると、打ち直しても十分な固定力が得られないため、棟板金と貫板を交換する場合があります。
スレート屋根のカバー工法とはどのような工事ですか?
既存のスレート屋根を基本的に残し、その上へ新しい防水紙と金属屋根材などを施工する方法です。屋根をすべて撤去する葺き替えに比べ、費用を抑えられます。
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