小山市 軒先屋根材の破損で軒天や破風板もダメージ！防水紙の劣化も確認
更新日：2025年12月5日
現地に到着すると、真っ先に目に入ってきたのが破風板と軒天の破損でした。
上にある屋根が原因なのは、下から見ても明らかですね(^_^;)
ちなみに、破風板（はふいた）は、屋根の端部に取り付けられている板状の建材です。雨樋のある側を鼻隠し（はなかくし）と呼ぶことも・・・
軒天（のきてん）は、ただ単に軒もいい、屋根の出っぱった部分です。
破風板・軒天は、今回のように屋根の破損や雨漏りで傷むことがあるんですよ〜
まず、屋根に登って屋根材の状態を確認しました。
屋根の調査は、転落の危険性や屋根材を破損する恐れがあるので、必ずプロに任せましょうね^^
軒先の屋根材が破損し、ずり落ちているのが見つかりました(//∇//)
また、以前修理されたのでしょうか、屋根材破損箇所にコーキングした跡があります。 軒先屋根材の状態を見るかぎりでは、軒天だけ・・・破風板だけ・・・の修理は不可能です。
屋根材はスレート（コロニアル）です。
表面を保護する塗膜がすっかりなくなり、セメント素地が露出していてザラザラしていました。
本来ならばセメント素地の露出前に塗装したいところ・・・屋根塗装が可能な状態を過ぎています(^_^;)
こちらのお住まいは、天井裏を調査できる点検口がありました。
そこで、天井裏に入って屋根下地の状態（雨漏りの有無や腐食状況）を確認します。
屋根材を固定する留め具が、ぴょこぴょこっと出ています。これは、こちらの建物の仕様なので仕方ないのですが・・・留め具部分から雨水が入っていました( ；∀；)
雨水が入ってくるのは、二次防水の防水紙（ルーフィング）が機能していない（シール性が無くなっている）証拠です。
ところで防水紙って何なのでしょうか？
名案をアドバイスしたいところでしたが、
○屋根材のセメント素地が露出していてザラザラしている
○防水紙劣化による雨漏りを確認
を考慮すると、屋根を『葺き替え』て、同時に破風板や軒天を直すしか方法がないと判断しました(^_^;)
中には『スレート屋根＝カバー工法』と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、屋根材のセメント素地が露出していてザラザラするまで劣化していて、かつ雨漏りも発生しているので、カバー工法はおすすめできません。
無料調査を終えて、葺き替えで見積書を作成しました(^_^)>
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