下野市 室内天井に雨漏り！原因は平板スレート材の割れと防水紙の劣化
更新日：2025年7月8日
下野市にあるこちらのお住まいは、実はお客様のご実家でした。
世帯主様は、3か月ほど前から病気療養で入院中とのことです。ある日、空気の入れ替えに来たところ、室内天井の雨漏りにお気づきになり、当店の無料調査をご依頼されました。
まず、室内の雨漏り箇所を確認しすると・・・電灯部分が天井材ごと落ちかかっていました(//∇//)
雨漏りで内部の建材が腐ってきて、電灯の重さを支えられなくなっているようです。
雨水を受けるためのポリ容器を、床にびっしり並べているものの、『最近の天候は変わりやすく、物凄いいきおいのゲリラ豪雨もある』と、お客様はご心配されていました。
屋根は、平板スレート屋根と金属屋根を組み合わせた構造です。
世帯主様は、過去に塗装によりしっかりお手入れされていましたが、経年により所々塗装が剥がれています（ ; ; ）
ちなみに、雨漏りが発生していたのは、写真の白い袋があるあたりです。このあたりを、詳しく調べると・・・
金属屋根との境目部分で、1枚目の平板スレートに根元からヒビが入っているのが見つかりました(>_<)
ここで、平板スレートについて解説しますね。
こちらのお住まいは、築40年以上経過しているとのことです。
築年数からすると、アスベストを含んだ平板スレートと思われます。耐用年数を考えると、屋根カバーか葺き替えによりリフォームするタイミングです。
平板スレートのヒビ割れが雨漏りの原因かどうか調べるために、この部分に水をかけてみると・・・ここから室内に漏れているのを確認しました( ；∀；)
けど、屋根材がヒビ割れただけで、雨漏りするのでしょうか？
いいえ、そのようなことはありません。
そこで、お客様の許可をいただき、割れている平板スレートを取り外してみることに（簡単に剥がれました）。
すると、平板スレートの下に敷いてある防水紙（ルーフィング）が、劣化して破損しているのが見つかりました><
実は、防水紙と雨漏りって深く関係しているんです。
こちらの現場の雨漏りは、平板スレートのヒビ割れと防水紙の劣化が複合して発生しました。築40年以上経過しているので、本来であれば屋根カバーや葺き替えにより、防水紙と屋根を新しくしなければいけません。
しかし、こちらはお客様ではなく世帯主様のお住まい・・・
どのように直すのかは、『これから先、どの様にこの家を使うのか？』と、深くかかわっているので、現段階でお客様は判断できません。 とりあえずは、修理するまでブルーシートで養生しておくのが得策です。
今後は、『お客様や世帯主様のご要望をお伺いしながら』どのように修理するか対話を重ねていきます( ^ω^ )
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