結城市 破損した浴室面の外壁を剥がすと断熱材のカビ！急きょ交換対応
更新日：2025年7月2日
建物は、築年数35年以上経過したナショナル住宅です。
調査では、浴室面の外壁サイディング（窯業系サイディング）の破損が見つかりました( ；∀；)
そこで、部分的な外壁サイディング交換を提案し、ご注文いただいた次第です。
無料調査の詳しい様子は、こちらをご覧くださいね。
現場ブログ▶結城市 浴室面の窯業系サイディングがボロボロ！提案修繕内容を解説
まず、既存の外壁サイディングを取り外します。
建物の一階と二階の境目部分には、幕板が取り付けられていたので、一時的に撤去しました。
ちなみに幕板は、外壁サイディングの継ぎ目部を保護する役目がある大切なパーツなんですよ〜
つづいて、作業員二人がかりで外壁サイディングを撤去しました。
窯業系サイディングって意外と重く、こちらの外壁は厚み14㎜（昨今は16㎜や18㎜が主流）と、今よりは薄いものの1枚あたり24㎏ほどあるんです。
1枚1枚はそんなに大きくなくても、一人じゃ交換ができません><
計画している張り替え箇所全ての外壁サイディングを取り外すと、透湿シートではなく断熱材が出てきました。
しかも、断熱材が所々黒くなっています！？
近づいて、よ〜く見ると・・・
黒くなっている部分の正体は、カビでした。しかも、断熱材がボロボロになっている部分も(//∇//)
透湿シートは、透湿防水シートともいい、室内（今回の現場は浴室）から出てきた湿気を外に逃して、外からの水分をシャットアウトする優れたシートです。
特に冬場は、浴室の湿気が冷たい外壁サイディングに触れて、結露が発生します。透湿シートがあれば、結露ができても中に入ってくることはありません。
透湿シートは、今でこそ一般的に使用されていますが、広く普及し始めたのは1990年代に入ってからです。
こちらのお住まいは築年数35年以上・・・新築当時は、透湿シートが普及していませんでした。
透湿シートがなかったため、外壁サイディングが傷んだ可能性も考えられます(o_o)
お客様に事情をお伝えし、断熱材を近隣の建材店で仕入れて、急きょ交換しました。
もちろん、断熱材を取り替えなくても・・・
『このカビカビの断熱材のまま、新しいサイディングを貼って蓋をしてしまう』のは、プロとして恥ずべき行為です！
やはり、お客様は施工をプロに依頼しているのだから、プロとしてしっかり仕事をしなくてはいけません٩( 'ω' )و
カビカビの断熱材のまま暮らすのは、誰だって気持ちいいものではありませんよね〜
断熱材を取り替えると、透湿シートを張りました。 断熱材の入れ替えで時間を取られてしまい、予定よりも時間が足りなくなり・・・今日はここまでです。
透湿シートは、防水機能もあるので、このままでも雨が降っても大丈夫ですよ^^
部分的に外壁サイディング張り替えた完成形は、施工ブログで報告しますね。
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