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牛久市で棟瓦の土台部構築工程、樹脂製芯材と漆喰材を用いて耐震性、耐風性を向上
更新日:2025年12月5日
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
前回のブログでは、牛久市の住宅にて実施している屋根葺き替え工事のガイドライン工法に基づく補強金具の取り付けの様子をお伝えいたしました。
今回は、樹脂製芯材と漆喰材を用いて棟瓦の土台部分を構築していく工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
屋根葺き替え工事の樹脂製芯材と漆喰材を用いた棟瓦の土台構築
今回、住宅屋根の経年劣化がおもな原因となって発生した雨漏りを根本的に修理するため、屋根葺き替え工事を行っています。
その屋根葺き替え工事は、前回、屋根下地をつくり直したうえで新規瓦材の本体葺きを行った後、棟部へガイドライン工法に基づく補強金具を取り付けたところまでが完了しています。
ガイドライン工法は、強風や地震に対する屋根の脆弱性を改善することを目的として定められた「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」に基づく施工方法のことをいいます。
とくに、風や雨の影響を受けやすく、トラブルが多い棟部は、ガイドライン工法を使用すると、耐震性や耐風性の飛躍的な向上や安定した防水機能の確保が図れるようになります。
この後は、新たな芯材と漆喰材を用いて棟瓦の土台部分を構築していく工程です。
棟部に漆喰材を盛り付け、補強金具に新たな芯材を取り付けた状況です。
なお、今回、芯材には樹脂製を使用しています。
過去には、木材が用いられることが一般的でしたが、木材は、雨水や湿気の影響を受けると腐れが進み、地震や台風の発生時には外れてしまうといったトラブルの原因となることがありました。
しかし、樹脂製は、腐れによって強度が低下することがないので、地震や台風などの自然災害を受けても長期的な固定力を発揮することが可能となります。
芯材の取り付けが完了したら、さらにその周囲に漆喰材を盛り付け、コテで成形していきます。
ちなみに、使用した漆喰材には、通常の漆喰にシリコンなどの特殊成分を加え、耐久性や防水性を高めたモルロックを使用しています。
漆喰材の塗り固めによる棟瓦の土台が完成しました。
なお、次回のブログでは、仕上げとなる冠瓦の設置工程について、その様子をご紹介したいと思います。
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