皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

前回のブログでは、行方市の住宅にて実施する屋根葺き替え工事の太陽光パネルや太陽熱温水器の取り外しの様子をお伝えいたしました。

今回は、既存の棟部や平部のセメント瓦などの撤去工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

屋根葺き替え工事の既存棟部や平部セメント瓦の撤去

今回、セメント瓦仕上げの住宅の屋根において、棟部の大きな歪みが生じ、雨漏りリスクが高まっていたことから、この状況の修復を図るため、葺き替え工事を行っています。

なお、今回行っている屋根葺き替え工事は、前回、屋根の上に設置されていた太陽光パネルや太陽熱温水器を取り外したところまでが完了しています。

ちなみに、太陽光パネルについては、屋根葺き替え工事が完了した後、あらためて設置し直すので、しっかりと養生し、丁寧に保管しています。

この後は、既存の棟部やセメント瓦などを解体し、撤去していく工程です。

棟の解体にあたり、棟瓦の仮置き場として利用するため、あらかじめ平部の瓦の一部を取り外しておきます。

棟の冠瓦や鬼瓦、のし瓦などを解体していきます。

解体した瓦材は、傾斜で滑り落ちないよう、丁寧に重ねて仮置きします。

棟の土台となっていた土や漆喰なども解体し、ゴミ袋に詰め込んでいきます。

太陽光パネルの架台も解体します。

これら架台となる部材についても、葺き替え工事の完了後に再設置するので、太陽光パネルといっしょに保管しておきます。

続けてセメント瓦をすべて解体していきます。

ちなみに、セメント瓦とは、その名の通りセメントを主成分とする瓦材のことで、過去には人気が高く、広く普及していたものの、近年ではほとんど製造されなくなっています。

セメント瓦は、経年により劣化すると、塗膜が剥がれてしまうので、定期的な塗り替えメンテナンスが必要です。

塗り替えメンテナンスを怠ると、セメント瓦本体が吸水し、苔の繁殖やひび割れが生じるほか、下地へとダメージが拡大して雨漏りにつながることも珍しくありません。

下屋根についても、すべての瓦を取り除いています。

今回の屋根葺き替え工事では、新たに防災F形瓦を用いて仕上げるので、解体した瓦材などは産業廃棄物として処分します。

この後は、瓦桟の撤去と清掃の工程です。

なお、瓦桟撤去および清掃工程の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。

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