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阿見町のベランダ防水、ガラス繊維マットとポリエステル樹脂を用いてFRP防水層を構築
更新日:2025年3月14日
今回、経年劣化に対応するため行っている住宅のベランダ防水メンテナンスは、ガラス繊維マットやポリエステル樹脂などを一体化して防水層をつくるFRP防水になります。
そして、今回行っているFRP防水メンテナンスは、前回までに、適切な下地処理の後、改修用ドレン設置やプライマー塗布などが完了しています。
プライマーの乾燥を確認できたら、ガラス繊維マットを敷設し、さらに液体状のポリエステル樹脂で塗り固めていきます。
ちなみに、今回、使用するポリエステル樹脂は、アイカ工業のFRP防水用ポリエステル樹脂「JE-2000L」です。
「JE-2000L」は、専用の硬化剤と混ぜ合わせ、その混合液をガラス繊維マットに染み込ませるように塗布していきます。
その後、これらが一体化して硬化したら強靭な防水層ができあがります。
まずは、ガラス繊維マットをベランダの形状に合う大きさにカットし、床面に敷設します。
床面に敷設したガラス繊維マットに対し、液体状のポリエステル樹脂と硬化剤との混合液を染み込ませるように塗布し、貼り付けていきます。
ガラス繊維マットにポリエステ樹脂を塗布した直後は、内部に気泡が残っているので、脱泡ローラーで押し出すように気泡抜きを行います。
気泡が残ったまま、防水層ができあがると、膨れや浮きなどの不具合を引き起こす原因となるので、何度も、丁寧に作業を進めていくことが重要です。
また、今回のFRP防水メンテナンスは、ガラス繊維マットを2層重ねる「2PLY工法」にて行っています。
1層目の気泡抜きの後、2層目についても、同様の工程を重ねて行っていきます。
ガラス繊維マットとポリエステル樹脂を組み合わせて防水層を構築した後は、仕上げ塗装であるトップコートを塗布していく工程となります。
なお、次回のブログでは、トップコート塗布による仕上げ工程について、その様子を詳しくご紹介したいと思います。
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