皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。

前回のブログでは、かすみがうら市にて実施している屋根葺き替え工事の軒先水切りやケラバ水切りなど、板金部材設置の様子をお伝えいたしました。

今回は、屋根仕上げ材として使用する「コロニアルグラッサ」について、その特徴などを徹底解説していきたいと思います。

▼前回までのブログ
・かすみがうら市で震災から手つかずの平屋住宅の瓦屋根調査、葺き替えが決定
・かすみがうら市にて急勾配屋根の平屋住宅で瓦葺き替え工事、既存瓦降ろしの様子
・かすみがうら市でユニック車を用いた効率的な材料搬入の後、屋根下地の増し張り工事
・かすみがうら市で屋根葺き替え工事のルーフィング（PカラーEX＋（プラス））敷設
・かすみがうら市で和瓦からスレートへの葺き替え工事、軒先水切りやケラバ水切りの設置

屋根葺き替え工事で使用するコロニアルグラッサとは？

今回、行っている屋根葺き替え工事は、屋根下地に防水シートを敷設した後、雨や風から屋根の構造を守る軒先水切りやケラバ水切りなどの設置までが完了しています。

そして、この後は、いよいよ屋根仕上げ材の本体葺き工程となります。

今回、使用する屋根仕上げ材は、外装材メーカーであるケイミューから販売されているスレート屋根「コロニアルグラッサ」です。

「コロニアルグラッサ」は、基材の上に無機三層構造を設け、耐久性を高めていることが大きな特徴です。

無機三層構造とは、下層に無機顔料を混合した「無機化粧層」を、中層に釉薬加工を施した「無機採石層」を、そして上層に無機系塗膜の「グラッサコート」を施した構造となっています。

この無機三層構造により、「コロニアルグラッサ」の耐用年数は20～30年とされており、適切にメンテナンスを行えば、美しい外観を長く保つことができるようになります。

そのため、メンテナンス回数の削減も可能となり、長期的なコストパフォーマンスの向上が期待できることも、この屋根材の大きな魅力です。

また、「コロニアルグラッサ」は、一般的な瓦のおよそ1/2程度と非常に軽量なので、今回のように瓦からの葺き替え工事を行うと、それだけで耐震性を高めることが可能となります。

というのも、屋根が重い建物は重心が高くなり地震発生時の揺れを増幅してしまいますが、屋根が軽い建物は重心が低く地震発生時の揺れを軽減するためです。

「コロニアルグラッサ」は、その他にも、カラーバリエーションやデザインが豊富で好みのもの自由に選べること、一般的なガルバリウム鋼板屋根や瓦と比べてイニシャルコストが安くなることなどの特徴があります。

なお、次回のブログでは、「コロニアルグラッサ」を用いた本体葺きについて、実際の施工の様子をご紹介したいと思います。

コロニアルグラッサの工事なら街の屋根やさんつくば稲敷店にご相談ください！