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東海村で凹凸のある金属瓦棒屋根へ立平45ロックのカバー工法実施
【工事のきっかけ】
築45年を超えたトタン屋根について、「何度が塗装をしていますが、ボロボロになっているので見てほしい」という内容で、ご相談のお電話をいただいたことがきっかけです。
縦葺きの瓦棒屋根は、下処理不足と思われるほど、広範囲で塗膜がパリパリと剥がれていました。
下葺き材の防水紙も寿命を迎えていることから、今回はガルバリウム鋼板製の立平ロック45でカバー工法を行うことになりました。
基本情報
- 施工費用:139.59万円(足場費用・養生費用・荷揚げ運搬費用含む)
- 使用材料:立平ロック45型・部分吊子・サンバナ・エプロン面戸・樹脂製貫板・改質アスファルトルーフィング・透湿シート・付帯部用ガルバリウム鋼板
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
東海村で行っていた金属瓦棒屋根のカバー工事が無事完了しました。
塗膜がボロボロに剥がれてしまった築45年以上の屋根が、どのように生まれ変わったのか?
前回お伝えした吊子金具に続き、立平45ロックの設置と付帯部の施工など、でき上がりまでをお届けしたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و*
現場調査の詳しい記事➤東海村で築45年程の金属屋根の塗膜浮き調査!カバー工事が最善策
トタン瓦棒屋根に重ね葺きができる屋根材として、ガルバリウム鋼板製の
立平45ロック(セキノ興産さん)を用意しました。
立平ロックは縦葺き屋根の一種で、一番高い棟から軒先まで一枚物の板金で覆うため、横方向の継ぎ目がなく、緩い勾配の屋根でも雨水が滞留しにくい形状です。
排水性や水密性が高く、元の屋根材に重ねて葺くことで丈夫な二重構造になります。
凹凸のある金属瓦棒にカバー工法を行う条件として、
「雨漏りが発生していないこと」と
「下地の野地板が健康であること」が挙げられます。
この点を踏まえた状況判断が必要になりますので、ご検討中の方は確かな目で見極められる業者さんに依頼しましょう( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
吊子金具に沿って、立平45ロックを横方向に重ねて設置していきます。
90㎜のドリルネジを凸部に打ち込み、しっかりと固定します。
ガルバリウム鋼板はとても軽量なので、重ねて葺いても大丈夫!
屋根の重量を抑えることができ、建物全体への影響も心配ありません( •̤ᴗ•̤ )
屋根材の施工に続き、軒先に
サンバナ(桟鼻)を取り付けます。
サンバナは軒先用の化粧キャップで、屋根材と一緒のガルバリウム鋼板を加工したものです。
雨水の吹き込みを防止することが主な機能ですが、内部の古い瓦棒も隠れ、小口を綺麗に見せる意味合いもあります。
立平45ロックの軒先断面に合わせて作られた専用のサンバナを、瓦棒に重ねた部分に一つ一つ差し込み、嵌合させて隙間を塞ぎました。
屋根面同士が接合する棟は漏水の危険性が高く、十分な雨仕舞いが求められる場所です。
まずサンバナ同様に立平ロック45専用のエプロン面戸を使用し、棟の両側に二重に取り付けます。
外側のエプロン面戸は防波堤のような役割で、万が一内部に雨水が廻った時に、スムーズに水分が抜けるよう通気と通水を優先させた配置です。
奥の面戸は、水を堰き止められるように縁にシーリングを施し、止水面戸として手前の面戸から侵入した雨水を防止するという構造を設けます。
しっかり閉める箇所、水を逃がす箇所など、部位ごとに細かい対策をしているんですよ(^^)♪
棟の下地となる貫板には、水に強く腐食しない樹脂製のものを使用します。
今回は既存の屋根を新しい屋根で覆うカバー工事のため、棟の中央部に隙間があいています。
もちろん、二次防水用の改質アスファルトルーフィングをしっかり敷き込んでいますので、このままでも問題はありませんが、念には念を入れるのが当店流!
雨水などを防ぎ湿気を外に逃がす、防水と除湿を兼ね備えた透水シートを中央部に貼りました。
金属製の屋根材は、時として結露が発生する場合があり、その点を想定した上で防水紙ではなく透水シートを使用しています。
実はこの一手間は、見積りには記載されていません。屋根が完成すれば見えなくなる部分ですが、完璧を期する職人としての真心施工なんです(*^^)v
両サイドのケラバ(雨樋が付いていない方の屋根の端)にも、ガルバリウム鋼板の板金を取り付けます。
折り込み加工を施したケラバ板金
現地で加工したケラバ板金を設置
ケラバ板金の先端部は、長さを調節しながら、現地で職人が折り込み加工を行いました。
エプロン面戸・透湿シート・樹脂製貫板で漏水対策を施した棟には棟板金を被せます。
重ね代のコーキング処理
ステンレス製ビスで固定
棟板金の重ね代には、たっぷりと二重にコーキング材を充填し、錆に強いステンレス製ビスでしっかりと固定しました。
何重もの工程を経て、棟板金の取り付けが完了しました!
二階屋根が終了したところで、一階の屋根の施工に移ります。
異なる構造物が接続する部分、またはその箇所を納める調整方法を取り合いと言いますが、一階の屋根と二階の外壁がそれにあたります。
直接雨に触れることも多く、雨漏りが発生しやすいため注意しなければなりません。
立平ロック45を葺いた後、二階の棟際の漏水対策と同様にエプロン面戸を二重に配し、横から吹き付ける雨にも十分対処できる造りになっています。
面戸の上に透水シートを貼り、あらかじめ採寸して加工した雨押さえ板金を壁際に取り付け、外壁を伝い落ちる雨水なども侵入しないよう徹底してガードしました(๑•̀ •́)و✧
外壁と接する部分はコーキング処理を行うため、養生用のマスキングテープを貼り、密着性を高めるプライマーを塗布します。
プライマーを塗った上に、耐久性に優れた変成シリコンを充填し、幅の合ったヘラを使いながら、押し付けるように均等に整えていきます。
下塗りをしたプライマーの働きで、変成シリコンが強固に密着し、板金と外壁のわずかな隙間も逃さず綺麗に塞がりました( ・ㅂ・)و ̑̑
一階西側の屋根は少々変わった形状です。
同色のガルバリウム平板を工場で正確に加工した上で、ぴったりと納めました。
かなりこだわって作ったもので、板金職人いわく「傑作!」だそうです◝(⁰▿⁰)◜
最後に板金職人が屋根を清掃している間に、お客様担当が施工箇所をくまなくチェックして、ようやくお引き渡しとなります。
塗膜が剥がれボロボロだった瓦棒屋根が、カバー工法によりシックな色合いのガルバリウム鋼板製の屋根に生まれ変わりました。
街の屋根やさん水戸店では、年間を通して様々な屋根工事を数多く手掛けております。
ベテランスタッフがきめ細かな調査を行い、お客様のご要望をお聞きした上で、メンテナンス方法を分かりやすくご案内!
屋根や住宅に関してお悩みごとをお持ちの方は、ぜひ当店の無料診断をご活用くださいね(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
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