更新日：2014年12月25日

今日はクリスマスです。イルミネーションが街に溢れており、仕事と言えどもそのような風景を見ると心が躍るものです。クリスマスが終われば年末を向かえ、そして気が付けば新年を迎えることになります。今年中にやり残しがないように、やるべきことはしっかり捌いておこうと思います。

さて、本日ご紹介いたしますのは国分寺市にお住まいのI様のお住まい点検です。屋根も外壁も塗装を今まで行っていないそうですので、経年による傷み具合が気になります。

まずは屋根から見ていきます。かなり傾斜が急な屋根ですので、ずり落ちないように気をつけて屋根に上ります。
上ってみてさっそく気になる箇所がありました。屋根にびっしりと生えた苔です（左写真）。しかし、反対側の斜面の屋根には苔は殆どない状態です（右写真）。左写真の方は北側になるので、日当たりが悪いことで苔が発生しやすい条件だったと言えます。苔の生えた箇所には水分が滞留するので屋根材にあまり良くありません。また、苔の発生は屋根塗装を行う時期を知らせるサインでもあります。

屋根の谷部分です（左写真）。谷板金もだいぶ色褪せしていますが、まだまだしっかりしていますので塗装を行えば大丈夫です。破風板も同じく色褪せしていますが（右写真）、目立って破損した箇所などはありません。

続いて外壁を見ていきます。I様のお住まいはリシン吹き付けの外壁です。リシン吹き付けとは塗料を吹き付ける際に細かい石を一緒に混ぜて吹き付け、立体感を出す塗装法です。趣のある見た目ですが、汚れが付着しやすいのが難点です。I様のお住まいも外壁には汚れが目立っていました。また、クラックも随所で確認できました（左写真）。
I様は足場を架設する上で外壁とお隣との境界が狭いことを心配されていました。問題の箇所は右写真になります。確かに狭いですが、この程度の広さがあれば足場架設は可能です。

以上の点検を終え、I様には屋根塗装と外壁塗装をご提案いたしました。
しっかりとメンテナンスをしておけば、大事なお住まいをそれだけ長持ちさせることにもなります。工事だけでなく、建物の状態を見極めた適切なご提案をすることも私たち「街の屋根やさん」の使命です。お住まいのことで不安や問題などがありましたらお気軽にお問い合わせください。