ご質問有難うございます。
築50年の建物にお住まいなんて素晴らしいですね。
耐震構造などの言葉すらなかった時代の建物が、いまも残っている。日本の木造住宅の素晴らしいところだと思います。
それだけ長く住まわれていると、建物への愛着も相当ではないでしょうか？
立派な梁や柱を解体するのは私も勿体無いと思います。
ご質問には、出来ますとお答えさせて頂きます。その為には細かく調査しなければなりません。
全面的に見ておかなければならないのは、やはり土台回りです。
床下からの湿気も篭もりやすく、痛みが出てくる箇所です。
土台と１階の柱はしっかりと状況を見た上で使用できるか判断する事が必要です。
床下に入って見なければいけませんし、一部壁を壊しての調査が必要になる事もあります。
もう一箇所は小屋裏です。屋根からの雨漏りや結露、湿気が溜まって木を痛めていないか調べます。
壁を解体して骨組みだけの状態にするのであれば、建物の耐震診断をしておいた方が良いでしょう。
今の耐震基準に近付ける様に金物などでの補強も検討してみましょう。
せっかく長くお住まいの建物です。しっかりと調査して、出来る限り構造材を使用する様にご提案させて頂きます。