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柴田町槻木│経年劣化したコロニアルのカバー工事・雨樋清掃
【工事のきっかけ】
柴田町槻木のお客様から「強風でコロニアルの破片が落ちてきたので調べてほしい」とのご依頼があり、屋根を調査しました。調査の結果、コロニアル屋根材の落下がいくつかあり、経年劣化により屋根材の塗膜が剥がれ、割れやすくなっている状態でした。
基本情報
- 施工内容:防水工事 防水工事 カバー工事・雨樋清掃
- 施工期間:約2人×4日間
- 築年数:17年
- 使用材料:ダンネツトップ4-1ワイド、タディスセルフ(粘着層付き改質アスファルトルーフィング)他
こちらのお宅は築17年のコロニアル屋根です。屋根材にはところどころ苔が生えたり、退色もあり汚れが目立ちます。
コロニアル屋根材が落下して無くなってしまった箇所がいくつかありました。
隅棟部分の屋根材にひび割れが見られます。経年劣化が原因のようです。
コロニアル屋根材の塗膜が剥がれて割れやすくなっている状態でした。このまま放置してしまいますと屋根材の落下が危険なことはもちろん、雨漏り等の問題が起きてしまいそうですので、早急に対策が必要です。
こちらのお宅の場合ですと、塗装・葺き替え・カバー工法での3つの対応策が考えられましたが、お客様からのご要望(屋根を新しくしたい、費用を抑えたい)により、解体での費用負担の少ないカバー工法で工事を行うこととなりました。カバー工法は、既存の屋根を解体せずに上から新しい屋根材を重ねて葺くため、解体費用が抑えられます(ただし屋根下地の劣化状況や、使用されている屋根材によってはカバー工法では施工できない場合があります)。
屋根材は、軽量で耐久性・耐震性・断熱性に優れ、カバー工法に適したダンネツトップ4-1ワイドを使用いたします。
カバー工事の様子
それでは早速、工事に取り掛かります。
雪止金具の解体(ルーフィング前の下地づくり)
カバー工法では、既存の屋根の上から防水シート(改質アスファルトルーフィング)を重ねて張りますが、その下準備として屋根の突起物を取り除き、全体を均一な状態に整える必要があります。まずは雪止金具の撤去から行います。
雪止金具は既存のコロニアル屋根材と一緒に取り付けてあるので、屋根材を解体しない場合は完全に取り外すことはできません。サンダーを使用して根元から切断します。
雪止金具の切断・撤去、清掃が完了。今回の工事での廃材はこの部分だけです。屋根がフラットな状態になり、防水シートを張る準備ができました。
改修用スターター(唐草)の取り付け
防水シートを張る前に、先に軒先に唐草を取り付けます。
今回の工事では雨樋は交換しませんので、通常の唐草を使用すると軒先が雨樋より長く出てしまい、雨水がうまく排水できなくなってしまいます。そこで、今回は特殊な形状の唐草(改修用スターター)を使用します。
カバー工法で新しい屋根を重ねても、屋根からの雨水がうまく雨樋に落ちるよう、リフォーム専用の特殊な形状の改修用スターターを使用します。
改修用スターターを取り付けました。全ての軒先に同様に改修用スターターを取り付けます。
タディスセルフ(粘着層付き改質アスファルトルーフィング)施工
唐草の取り付けが済んだら防水シートを施工します。今回使用する防水シートは田島社製のタディスセルフ(粘着層付きルーフィング)です。
カバー工法の場合は、防水シートをステープル(ホッチキスの針のようなもの)で固定することができないので、今回使用するタディスセルフのように裏面に粘着層が全面についた改質アスファルトルーフィングを使用します。
軒先から上に向かって十分な重なりを取りながらタディスセルフを張り付けていきます。上下の重なりを100mm以上取ることで、防水性を最大限に高め、屋根板への雨水の浸入を防ぐことができます。屋根を長持ちさせる秘訣です。
ダンネツトップ4-1ワイドの平部施工(平葺き)
タディスセルフ(粘着層付き改質アスファルトルーフィング)の上から、平部にダンネツトップ4-1ワイドを葺いていきます。並行してに雪止金具も取り付けます。
ダンネツトップ4-1ワイドを軒から順に葺いていきますが、この屋根材は、上下左右を互いにに引っ掛ける施工により、暴風雨や地震等の災害に耐えられる屋根になります。噛み合わせがしっかりしていないと防災機能を生かせません。一枚一枚慎重に噛み合わせてからAT釘で固定します。
雪止金具も取り付けます。今回は後付け用の雪止金具を使用しているため、平葺きの後で屋根材に固定します。
こちらのお宅の屋根は寄棟(棟について詳しくはこちら→「あなたの屋根はどの形状?」)の形状のため、隅棟の部分まで葺いたら一旦屋根材を隅棟のラインに合わせて切り落とします。
切り落とした屋根材の端は、板金の専用工具で返しを付け、雨水の侵入を防ぎます。現場でのこのような細かい手作業が屋根を長持ちさせる重要なポイントです。
こちらは隅棟の一番下の部分です。この部分の屋根材は、その上の段のように切って返しを付けるのではなく、特別な処理が必要になります。まずは不要な部分を切り落とします。
隅棟を挟んで両側の屋根材を重ね、雨仕舞を考慮しながら棟の形に合わせて折り込み、鉸め(かしめ)ます。この作業で平葺きは一段落です。
隅棟施工(鼻桟・貫板取り付け→棟板金固定)
平葺きの工程の中で、雨水の浸入を防ぐために板金ばさみで「返し」を付けた隅棟に木下地を施工した後、棟板金を被せます。
「返し」を付けた隅棟部分です。ここに鼻桟(はなざん)→貫板(ぬきいた)の順に木下地を取り付けます。
まずは鼻桟(はなざん)という木材を隅棟に取り付けます。返しを付けた屋根材と屋根材の間に、隅棟のラインを挟むよう対称に取り付けます。
次に、鼻桟の上から貫板(ぬきいた)を取り付けます。こちらも鼻桟と同様、隅棟に沿って対に固定します。木材は全て防腐処理を施したものを使用しています。
貫板を取り付けたら棟板金(「棟包み」とも言います)をかぶせ、同色のステンレス釘で固定します。棟板金には、4-1ワイド屋根材と同質・同色のGL鋼板を加工したものを使用しています。
隅棟を頭頂部まで施工しました。棟板金の継ぎ目には防水と固定の目的を兼ねてコーキングを施しています。既存の方形(ほうぎょう)冠部は換気棟が設置されていたので、今回は方形冠の解体はせずに既存のまま新しい隅棟と結合させました。
方形冠と棟板金の結合部もしっかりとコーキングを施し、結合部からの雨水の浸入を防ぎます。
雨樋清掃
隅棟の施工が完了したら、最後に雨樋の清掃を行います。
こちらは清掃を行う前の雨樋の様子です。雨樋に堆積した土から雑草が生えてきています。屋根の上に溜まっていた埃や土・砂等が雨水と一緒に雨樋に流れ落ち、落し口まで流しきれずに少しずつ溜まってくるとこのような状態になってしまいます。
雨樋清掃を行った後です。キレイに汚れを取り除きました。このような雨樋の詰まりを放置してしまうと、雨水がうまく排出できず、思わぬところから建物に雨水が浸入してしまったり、重みで雨樋や屋根自体が歪んでしまったりすることもあります。
ダンネツトップ4-1ワイドのカバー工事と雨樋清掃が終わり、こちらのお宅の屋根工事は全て完了しました。
雨樋清掃をして雨樋もきれいになりました。雨樋の汚れを除いた後は、水を流し、排水に問題がないかをチェックしました。
【工事完了後】
ダンネツトップ4-1ワイドのカバー工事と雨樋清掃が終わり、こちらのお宅の屋根工事は全て完了しました。
雨樋清掃をして雨樋もきれいになりました。雨樋の汚れを除いた後は、水を流し、排水に問題がないかをチェックしました。
雨樋清掃をして雨樋もきれいになりました。雨樋の汚れを除いた後は、水を流し、排水に問題がないかをチェックしました。
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