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堺市中区にて瓦屋根の雨漏り修理|のし瓦の積み替え・外壁取り合い部の防水補修・外壁塗り替えを行った工程やトータルの費用をご紹介
堺市中区 漆喰工事
【工事のきっかけ】
堺市中区のF様より「中2階の天井裏から雨漏り音がしているので、点検と見積りをして欲しいです。」とご連絡をいただきました。
6年前の大型台風時に別業者にて瓦の補修をしたにも関わらず、その後も雨漏り音が天井裏から聞こえていたとの事でした。
ごく最近、雨漏り音の上部分を近所の方に漆喰で補修してもらったそうですが、先日の強雨で再び別の箇所に雨音がする様になったそうです。
ちょっとした雨漏りであれば、ご自身で修理できそうと思われるかもしれません。
しかし、やはり雨漏りの原因調査と修理には専門知識が必要なため、専門業者へお任せ下さい。
誤った施工で雨漏りを悪化させたり、高所から落下する危険もあります。
▶高所作業はとても危険、間違った施工をしないためにも屋根のDIYは行わないでください
今回は誤った漆喰を除去し、のし瓦の積み替え、壁際水切りの補修、外壁クラック(ひび割れ)の補修・塗り替えを行う事になりました。
基本情報
- 使用材料:ガルバリウム鋼板、のし瓦、平瓦、銅線、南蛮漆喰、コーキング剤、ビス、関西ペイント製「アレスホルダーHG」「アレスダイナミックTOP」
室内を確認させていただくと、天井や壁に雨染みの跡は見られませんでした。 どこから雨漏りしているのか屋根に上がって調査を行います。
2階大屋根と中2階の屋根の取り合い部分の階下に雨漏り音がしている様で、おそらくここから雨水が浸入していると思われます。
取り合い部分は建物の中でも特に雨漏りが起こりやすい箇所です。
近所の方に漆喰の補修をしてもらったとの事ですが、本来塗るべきではない箇所に塗られていました。
漆喰は瓦同士を接着したり隙間を埋めて雨水の侵入を防いでくれる役割を持つ一方、塗りすぎや正しい施工をしないと逆に雨水を内部に呼び込む事になってしまいます。
取り合い部の壁際のし瓦に漆喰の施行不良が見られました。
本来はこの様に表にはみ出るように塗る事はありません。
漆喰に防水性能はないため、漆喰を塗る前に防水処理をしっかりとする必要があります。
雨水が内部に浸入する事を防ごうとして漆喰を塗ったのだと思われますが、逆効果になってしまっています。
水下側ののし瓦を覆うように漆喰が塗られています。
漆喰が水の流れを妨げ、瓦の隙間や漆喰の亀裂から入りやすくなります。
また、雨水の出口となる所に漆喰を塗っているため内部に水が廻って下地の腐食や雨漏りの原因となります。
大屋根と中2階の間の壁がかなり劣化しており、クラック(ひび割れ)も顕著に見られました。
塗膜がめくれて下地のモルタルも風化状態であるため、外壁からも雨漏りの可能性があります。
クラックをコーキングで埋め、塗装を塗り替える必要があります。
ご近所の方が防水目的で漆喰を塗ってくれたとの事ですが、施工不良で逆に雨水を呼び込みやすくなってしまっていました。
お客様に現在の状況をご説明して補修のご提案をしたところ、工事のご依頼をいただきました。
まず、既存ののし瓦と平瓦を一列撤去していきます。
平瓦は軒先まで一列全て撤去します。
この時、のし瓦の下の葺き土も一緒に綺麗に取り除きました。
瓦の下に設置されている「捨て板金」が軒先までなく、壁ラインで止まっています。
その下のルーフィング(防水紙)は劣化でかすれ、防水機能を果たしていませんでした。
そのため捨て板金を流れて来た雨水が、板金の途切れた箇所から内部に染み込んでいく状態でした。
ここがちょうど室内の雨漏りしている箇所に当たります。
真夏の晴天続きにも関わらず葺き土が濡れており、長年の漏水があったと見られます。
捨て板金とは
屋根の下に設置する、排水機能を目的とする板金です。
屋根と壁の接合部やバルコニーの取り合い部分など雨水が溜まりやすい箇所に設置され、雨水を特定の方向に誘導して建物内部に浸水しないようにします。
施工後は屋根材の下に隠れて見えなくなるため「捨て板金」と呼ばれます。
▶雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
捨て板金を軒先まで延長して新しく設置します。
耐久性・耐腐食性に優れたガルバリウム鋼板を使用しています。
壁際の既存の捨て板金も撤去し、新しく入れ替えました。
屋根から流れ落ちる雨水を受け止め、外壁との隙間から浸入する事を防ぎます。
葺き土の代わりに南蛮漆喰(なんばんしっくい)を使用し、瓦を固定して再設置します。
南蛮漆喰は従来の漆喰に特殊なシリコンや防水剤などを混ぜた物で、雨水に強く防水性・耐久性にも優れています。
屋根部分の既存の瓦は継続使用が可能な状態であったため、新しく差し替えずに再設置しました。
ビス留めしてしっかりと固定していきます。
壁際の平瓦は新しい瓦を設置していきます。
濃いオレンジ色に見える所が今回差し替えた箇所です。
新しくのし瓦を積み替えます。
南蛮漆喰を詰めてのし瓦を差し込み、瓦がズレたり抜け落ちる事のない様に銅線で固定しました。
これで壁際の取り合い部分からの雨漏りが解消されます。
漆喰を不適切に塗られていた瓦が撤去され、見た目にもとても綺麗になりました!
屋根の平瓦にひび割れている箇所があり、新しい瓦に差し替えました。
強風や台風などを受けても飛散する事のない様に、ズレたり浮きが生じている瓦はビス留めして固定しました。
大屋根と中2階の間の小壁の塗り替えを行います。
まずケレン作業を行い、風化しかけている古い塗膜を綺麗に落としました。
クラック(ひび割れ)はコーキングで隙間をしっかりと埋め、塗装前の処理が完了です。
今回使用する塗料は関西ペイントの「アレスホルダーHG」と「アレスダイナミックTOP」です。
「アレスホルダーHG」は微弾性フィラーと呼ばれる下塗り材で、下地の細かい割れを充填するなど、下地調整効果に優れています。
「アレスダイナミックTOP」は塗装後の仕上がりが美しく耐久性、耐候性に優れています。
小壁の塗り直しが完了しました!
複数あったひび割れも塗装後は見えなくなっています。
外壁は紫外線や風雨で日々ダメージを受けています。
塗膜が剥がれたり傷んだままにしておくと、そこから雨水が浸透して雨漏りに繋がってしまいます。
定期的なメンテナンス、塗り替えを行う事がお住まいの健康を保つ秘訣です。
▶屋根塗装・外壁塗装で屋根と外壁の防水性を回復させる
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