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山鹿市で瓦屋根の雨漏り修理|約10㎡の瓦葺き直し・棟取り直しで屋根下地・ルーフィング補修を行った工事費用をご紹介
山鹿市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
山鹿市のT様より「大雨で雨漏りがひどくなったので見にきてください」と、お電話で雨漏りのご相談をいただきました。
T様邸は築約100年の瓦屋根住宅で、3年程前から雨漏りはあったそうですが、先日の記録的大雨で雨漏りがひどくなったという事です。
2階の階段室と1階の土間で雨漏りが起きており、広い範囲で天井のシミやカビが確認できました。
雨漏りの原因を特定するべく、セメント瓦の屋根を点検しました。
平瓦では、セメント瓦自体の劣化は見られるものの、瓦にズレや外れはなく綺麗に並んでおり、ぱっと見ただけでは問題があるように見えませんでした。しかし、瓦をめくって確認するとルーフィング(防水紙)がズレて隙間ができている所がありました。
階段室はルーフィングに隙間ができた所が原因で雨漏りしたようです。
また、1階屋根の棟付近では、棟の歪みや崩壊、屋根下地の腐食もあり雨漏りが発生し、1階土間の雨漏りになったと見られました。
T様は今後のライフサイクル等も考慮され、雨漏りが直る最低限の工事をご希望されていました。
そのため、「隙間ができた箇所にルーフィングの差し込み補修」「下屋の瓦葺き直しと棟取り直し(下地補修含む)」をご提案し、工事のご依頼をいただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:1日
- 築年数:約100年
- 使用材料:下地合板、改質アスファルトルーフィング(太陽印「レギュラー」)、水抜き加工済み桟木、なんばん漆喰
2階の階段室と1階の土間で雨漏りが起きていました。
天井には広い範囲で雨漏りが起きており、天井板の変色やカビの発生が見られ、大量の雨水が侵入していると考えられます。
このまま放っておけば屋根下地や柱などの構造部の木材も腐り、建物の強度が低下する原因になります。
▶雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ
屋根のセメント瓦は、塗装劣化はあるものの割れやズレ、外れはありませんでした。
しかし、瓦をめくってみると、下地のルーフィングに隙間ができている所がありました!
ルーフィングが下にズレて隙間が開いてしまったようです。
2階の階段室はこちらのルーフィングの隙間から雨漏りしたようです。
棟瓦には地震の影響なのか、崩壊して応急処置を行った跡があります。
シートで養生していますが、それも破れてほとんど意味がなくなっています。
雨漏りしている1階土間の上部にあたる為、棟瓦が雨漏りの原因になっているようです。
また、こちらの棟瓦周辺の平瓦では下地の腐食も見られました。
T様は今後のライフサイクル等も考慮され、雨漏りが直る最低限の工事をご希望されていました。
その為、
・ルーフィングがズレた所→新規ルーフィングを差し込み補修
・崩壊した下屋の棟瓦周辺→葺き直しで下地補修と棟取り直し
をご提案し、工事のご依頼をいただきました。
補修箇所の瓦を仮撤去します。
瓦を剥がすと、ルーフィングにはズレだけではなく破れている所もありました。
破れている所も新しいルーフィングでカバーして防水します。
今回は部分的なルーフィング補修のため、2列(一部3列)のみ仮撤去しました。
隙間が開いている所に改質アスファルトルーフィングを差し込みました。
新しいルーフィングは、水上側のルーフィングの下に差し込み、水下側のルーフィングの上に被せ、雨水が内部に流れ込まないように施工しました。
隙間が開いていた所すべてにルーフィングを差し込み補修し、隙間がなくなりました。
差し込んだルーフィングの上に、桟木(さんぎ)も取り付け、瓦を復旧しました。
桟木は瓦をひっかけて固定するための細長い木材です。
既存の桟木は老朽化でボロボロになっていたため、ルーフィングと共に新しく交換しました。
仮撤去していた瓦を取り付け直して復旧し、ルーフィング補修工事が完了しました。
既存の瓦も綺麗に並んでいたので、工事前後で見た目が変わったわけではありません。
しかし、隙間ができて雨漏りしていたルーフィングの補修を行い、屋根の防水性が復活しました。
まずは既存の瓦を仮撤去します。
「仮」と付くのは、剥がした瓦は後ほど再度利用するためです。
今回行う葺き直し工事や棟取り直し工事では、既存の瓦を使うため、葺き替え工事と比較して材料費を抑えられるメリットがあります。
セメント瓦自体に劣化は見られるものの、割れなどがなく使える状態ですので、できるだけ費用を抑えるためにも葺き直しを行う事になりました。
平瓦を剥がすと、屋根下地が老朽化して穴が開いていました。
野地板(のじいた)のベニヤがボロボロで防水紙も破れており、雨漏りの原因になっていたようです。
瓦に問題がなくても、下地や防水紙に問題があると雨漏りや瓦の剥がれ、屋根の崩壊に繋がります。
補強した下地に新しいルーフィングを敷設します。
ルーフィングは、屋根の防水性を保つ上で最も重要な材料です。
今回は太陽印の改質アスファルトルーフィング「レギュラー」を使用しました。
初めに仮撤去した瓦を葺き直しました。
瓦を固定しているのは「桟木(さんぎ)」と言う細長い木材です。
桟木には水を通す穴が開いており、瓦の隙間から入り込んだ雨水が桟木で滞留しないように工夫されています。
ルーフィングや瓦葺きの際は軒先から棟の順に行うのが鉄則です。
棟瓦も取り直しを行っておきました。
工事前は棟瓦を固定する漆喰が劣化し、瓦にズレや歪みが起きていました。
今回、新しい漆喰を詰め直し、瓦も正しい位置に積み直しました。
屋根の棟は屋根の高い位置にある分、地震や台風の影響を受けやすい場所です。
瓦が落下する危険もあるため、定期的に取り直しや漆喰詰め直しのメンテナンスを行いましょう。
【参考】早めの棟瓦の修理で自然災害・悪徳業者による不安を完全払拭!
棟取り直しと葺き直しが完了しました。
既存の瓦を再利用しているため、見た目が劇的に綺麗になったわけではありません。
しかし、下地の補修と新しいルーフィングを敷設したことで、屋根の防水性が復活し、雨漏りが解消されました。
また、棟瓦はしっかり固定されておらず不安定でしたが、積み直しを行う事で瓦が固定され、落下の心配もなくなりました。
T様にも工事の完了報告を行い、「仕上がり・費用面でも納得できる工事をありがとうございました!」とお喜びいただけました。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8
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