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諏訪市:スレート屋根カバー工法:耐久性と美観と安全性を兼ねる最適な選択
諏訪市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
雨漏りはしていなかったが、下から見ても屋根の劣化は明らかで、いずれ雨漏りもするだろうと思い見てもらった。塗装できればと思っていたが、難しいようなので重ね葺きをお願いした。屋根の状態にあった提案をしてくれて、仕上がりにも満足している。
というお声をいただきました。
現地調査にお邪魔した際、塗装でのメンテナンスがご希望と伺っていましたが、劣化症状が激しかったのですぐに塗装はできないと判断してその旨をご説明。防水シートに粘着タイプのもの、屋根材に天然石を施したメリッサを提案し、長期間使っていただける屋根にしました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:10日間
- 築年数:25年
- 使用材料:防水シート
シズレキ
粘着層付改質アスファルトルーフィング
屋根材
ディートレーディング
メリッサ
諏訪市でスレート屋根に新しい屋根を重ね葺きするカバー工法の工事を行いました。はじめは塗装でのお問い合わせだったのですが、現地調査をしたところ、築年数からアスベスト(石綿)が含まれている可能性が高く、3年前にアスベスト規制が強化され、アスベストが入っているスレートへの塗装は現実的ではなくなりました。耐久性、美観、アスベストの安全性、総合的に判断してカバー工法が最適でした。
思い入れのあるお家でこれからも長く使いたいということで、高耐久長期保証のジンカリウム鋼板に天然石を施したメリッサ※1でカバー工法の工事することになりました。既存屋根の損傷が激しく、通常のアスファルトルーフィングでは今後心配だったので、防水シートにシートを接着させる粘着層付改質アスファルトルーフィング※2を使いました
※1ジンカリウム鋼板天然石屋根材【メリッサ】とは
ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板と組成はほとんど同じで、アルミ55%+亜鉛43.4%+シリコン1.6%の合金を鉄の基板にメッキ加工した鋼板です。(ガルバリウムは亜鉛43.5%、シリコン1.5%)この鋼板に焼成した天然石をコーティングした屋根材がメリッサです。30年と長期のメーカー保証、塗装のメンテナンス不要、断熱性、防音性に優れているという点がメリットです。
※2粘着層付改質アスファルトルーフィングとは
ルーフィングとは屋根材の下にある防水シートのことです。以前はアスファルトルーフィングをよく使っていましたが、アスファルトルーフィングの欠点であった耐候性を向上させたのが改質アスファルトルーフィングです。そこに粘着層を付けることで下地との密着を高め、タッカーや釘で止める必要がないのでタッカー穴や釘穴からの水の侵入のリスクもありません。
街の屋根やさん松本諏訪平店は豊富な施工実績で皆様の屋根をサポート!屋根にお困りごと、お悩み事、不安なことがありましたら一度ご相談ください。お問い合わせは下の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
施工前の屋根の様子です。スレートは小口(こぐち 断面)から水が入りやすいのでそこから塗膜がは剥がれていきます。こうなってしまうと塗装でのメンテナンスは難しく、今回のようなカバー工法での大掛かりな工事になってしまいます。早めかつ定期的に塗装すれば長持ちするのですが、なかなかそうもいかず重ね葺きをせざるを得ない屋根が多いです。スレート屋根のお家でしたら10年位をめどに塗装のメンテナンスを行っていください。
前の写真でお分かりの通り、屋根材の損傷が激しかったため、通常の改質アスファルトルーフィングではしっかり防水できるか心配だったため、少々値段が張りますが粘着層付の改質アスファルトルーフィングを使いました。下地に接着して止めるルーフィングなので、タッカーや釘で止めたときの穴がないのでそこからの水の侵入の心配もなく、台風などで風が吹き込んでもずれる心配がありません。粘着層がある分丈夫なので、高耐久の屋根材にもピッタリです。一度張ってしまうと剥がしにくくなるので施工に注意が必要なのが欠点です。
屋根にドーマーという、突き出した小屋根があり、窓が付いています。その窓からの落下防止のための柵が新しい屋根材をかぶせるのに邪魔でした。これを一時撤去している作業の様子です。3か所に柵があり、ほとんど同じ大きさでしたが、念のため番号を振って同じ位置に戻せるようにしました。白く塗装されていましたが、塗膜がはがれていたので外したついでに塗りなおしをして、屋根材を取り付けた後戻しました。
メリッサ本体を取り付けていきます。取り付けは下から上へ付けて行き、途中雪止め金具を入れます。天然石がコーティングされているので落雪しにくい屋根なのですが、勾配が急だったので念のための雪止め金具です。
重なりの見えなくなる部分をビスで仮止めした後、正面から本締めします。
ドーマーやトップライト、1階の下屋根がある場合、カバー工法で注意しなければならないのが雨仕舞です。元々防水処理はしてあるはずですが、新しい屋根と古い屋根の間に水が入ると腐食などで雨漏りの危険があります。しっかりとした防水処理が必要です。
防水シートを窓まで立ち上げて、抜きという角材で下地を作ります。
ヌキを下地に同質の雨押えという板金をかぶせて、取り合いの部分はコーキングを打ちます。コーキングが乾かないうちに補修用の天然石をまぶすと、コーキングの劣化を防ぐことができ、見た目もコーキングあとがわからなくなります。
これで屋根のカバー工事の工程はすべて終わりました。ボロボロだったスレート屋根がメリッサに替わり見違えました。これで屋根の心配はなく、定期的なメンテナンスも必要ないのでそのストレスもありません。
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