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安曇野市外壁工事|今までなかった通気層を設けて金属サイディング重ね張り
安曇野市 その他の工事
【工事のきっかけ】
屋根とともに外壁もシーリングや爆裂で劣化が明らかだった。塗装でメンテナンスをしたかったが、屋根同様外壁も手遅れで重ね張りするしか方法はないということで、カバー工法でお願いした。いろいろ不具合があったようだがそれを解決してくれて満足している。
というお声をいただいています。ひとつ前の屋根のカバー工法の施工事例と同じお家です。これで屋根、外壁全て新しい建材でカバーしたことになり、思い入れのあるお家がリニューアルされました。
基本情報
- 施工内容:その他の工事
- 施工期間:3週間
- 築年数:25年
- 使用材料:KMEW株式会社
金蔵サイディング はる一番
プレーンシェイプ コモンホワイト
安曇野市で窯業系(ようぎょうけい)サイディング※の上から金属サイディングを重ね張りするカバー工法の工事を行いました。この前の施工事例で屋根のカバー工法をご紹介しましたが、そのお家と同じお家です。屋根同様劣化が激しく、塗装でのメンテナンスは不可能だったので、金属サイディングのカバー工法に決めていただきました。
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※窯業系(ようぎょうけい)サイディングとは
セメントと木質繊維質を混合して窯(かま)で高温、高圧をかけて板状に成型した外壁材です。窯(かま)を使いうことから窯業系(ようぎょうけい)といわれています。軽量で施工も容易、デザインも豊富なことから、現在の外壁材の70~80%が窯業系サイディングが使われています。サイディング自体に防水性がなく、表面を塗装することで防水しているため、定期的な塗装のメンテナンスが必要です。
工事内容をご紹介する前に、通気工法のお話をさせてください。
通気工法とはサイディングの裏に通気胴縁(つうきどうぶち)という角材をサイディングが横張りなら縦に、縦張りなら横に45cm間隔で下地として入れて、胴縁にサイディングを止める工法です。通気胴縁の厚さが15mmあるので柱などの構造体とサイディングの間に15mmの隙間ができることになります。この隙間が通気層となり、室内からの湿気、屋外からの湿気が通気層を通って外に排出されます。建物にとって水分は天敵ですが通気工法を取ることによって余計な水分を逃がす構造になります。
通気工法と対極になる方法が直貼り工法です。直貼り工法は通気胴縁を入れずに構造体にサイディングを直接貼る方法で、通気層ができないので外壁内側の水分が排出されず、サイディングの破損や木材の腐食、カビの発生などの不具合を生じます。
工期の短縮、材料費の節約などで以前は直貼り工法を取る場合もありましたが、現在は通気工法が標準となっています。
施工前の外壁の劣化症状をご紹介します。
まずはシーリングの劣化です。窯業系サイディングにはほとんどの場合ボードの接続部分や窓枠との取り合いにシーリングという充填剤が打たれています。シーリングはノリ状の形状が乾くとゴム状になり隙間を埋めてくれる防水材です。シーリングも塗装などと同じく太陽の紫外線や雨風によって劣化していきます。シーリングの劣化は防水性の低下に直結するので、こちらも定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると写真のように硬化してひび割れや剥離などが起きてしまいます。
こちらはサイディングボードの劣化症状です。冒頭にも書いたようにサイディングボードはセメントと木質繊維が原料なので水にぬれると壊れやすくなります。表面を塗装することで外からの水は防水できるのですが、中からの水分には無防備です。
このお家は直貼り工法だったため、シーリングの劣化による目地から入った水、排出されずにこもってしまった室内からの湿気をサイディングボードが吸ってしまい、吸った水分が凍結、融解を繰り返し外壁材を壊す爆裂という凍害現象が起きてしまっています。
こうなると塗装でのメンテナンスは難しく、カバー工法するしかなくなり、費用も高額になってしまいます。早めかつ定期的なメンテナンスが必要です。
通気胴縁を取り付けます。KMEWの標準施工は木製の胴縁を使うようになっていますが、弊社では腐食等を抑えるため樹脂製の胴縁を使います。
今回は金属サイディングを横に張るので胴縁は縦に取り付けます。基礎から軒まで450mm間隔で垂直に取り付けます。
胴縁のあとは本体を取り付けます。上下のジョイントはオスメスになっていて嵌め込むようにジョイントします。左右のジョイントは目地はありますが、シーリングは使わずジョイントカバーという部材でカバーします。シーリングの打ち替えなどのメンテナンスは必要ありません。
これで屋根壁が新しい建材でカバーされました。仕上がりにお施主様も大変満足されてました。ありがとうございました。
2023年2月26日更新
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