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甲府市で雨漏り被害があり太陽光パネルを脱着し、GMルーフ立平葺きで屋根カバー工事を実施
【工事のきっかけ】
甲府市にお住まいのY様より、「雨漏りが酷いので、直して欲しい」とのことでお問い合わせをいただきました。
すぐに現場に駆け付け、室内の天井、壁紙に雨染みが出来ていることを確認しました。更に、屋根からの漏水箇所を特定するべく、屋根裏に入りライトで照らし、調査しました。
調査の結果、間違いなく屋根に設置されている太陽光パネル下から、漏水していることが分かりました。実際に屋根に登り確認すると、太陽光パネルと屋根の間に設置されているレールの取り付け金具が浮いて、穴が生じていることが確認できました。
お話をお聞きしたところ、太陽光パネルは後付けした、とのことでございました。まさか雨漏りに、太陽光パネルが影響しているとは考えてもなかったそうです。
屋根工事するには、大型の太陽光パネルを脱着・保管・復旧する必用があります。相見積もりも事前にされていたようですが、屋根の上の太陽光パネルの枚数・大きさを聞いて、どこも電話の段階で断ってきたそうでございます。
弊社では、太陽光パネルを脱着しての屋根修理・修繕塗装工事の実績が豊富にあります。
太陽光パネル全てを、破損のないように取り外し、大切に保管、再度太陽光パネル取付け・普及作業までの全責任を弊社が負う、とのお約束で安心して工事をお任せ下さいました。
基本情報
- 施工内容:雨漏り修理
- 施工期間:3週間
- 築年数:15年
- 使用材料:GMルーフ(マッドシルバー)・ゴムアスファルトルーフィング・変性シリコンシーラント
こんにちは!街の屋根やさん山梨店です!
今回は、甲府市で室内雨漏り被害が酷いため、太陽光パネルを脱着し、GMルーフの立平葺きで屋根カバー工事を行い竣工したことをご報告いたします。
入念な現場調査により、後付けの太陽光パネル下からの漏水だと判明いたしました。屋根カバー工法で横葺きから立平葺きへの葺き方向の変更を行いました。
お施主様は、太陽光パネルの購入と設置工事で、随分と費用が掛かっており、まだ全然元が取れていない、との事でございました。屋根の雨漏り修理が終ってからも、今までと同じように発電できるように設置し直して欲しい、とのお話でした。
慎重に取り外した上で、工事中の保管場所を用意して、復旧作業に関しては提携先の電気設備会社に作業を依頼し、確実に元通りに発電出来ることを確認して工事が終了となります。
また、屋根もどうせ屋根工事をするのであれば、より雨漏りし難い屋根をご希望でした。現状が横葺きされている屋根でございましたので、立平葺きでの施工をご提案いたしました。
横葺きに比べ、格段に立平葺きは雨水排水能力が高く、雨漏りに強いです。
写真のように、天井に雨染みが生じ、白い壁紙にも染みが広がっている様子でした。まだ比較的新しい邸宅で、屋根もガルバリウム鋼板とのことです。お話を伺うとほぼ屋根の全面を、太陽光パネルを後付けで設置した、とのことでございました。
ガルバリウム鋼板は耐久性が高い金属素材ですが、外部からの影響を受けやすい部分もあります。後付けの太陽光パネルの設置金具が穿孔された箇所は、元々の防水性能を損なう可能性があります。
屋根の雨漏り箇所のあたりを付けるため、屋根裏を徹底的に調査いたしました。染みの発生地点も特定でき、確実にそこから雨水が染み出ている様子が確認できました。
ここまで調査すれば、屋根のどこの部分(位置)から漏水してるかも判断することができます。
早速、屋根を調査していきます!
後付けの太陽光パネル取付工事の際に、設置金具周辺に適切な防水処置が施されていない場合、雨水が漏れやすくなります。金属の中ではガルバリウム鋼板は錆びにくいとはいえ、穴が開いてしまうとそこから水が浸入しやすくなります。
太陽光パネルの設置金具周辺の防水処置が不適切である場合、雨漏りが発生しやすくなる可能性がありますので、注意が必用です。
パナソニック製の太陽光パネルで、パネル自体の破損は見当たりませんでした。
そうなると、パネル下から漏水していることになります。太陽光パネルの設置金具が穿孔された箇所からの漏水で間違いありません。
1枚目の写真で、設置金具が浮いている様子が、お分かりになりますでしょうか?設置金具内部が見えてしまっています。
ガルバリウム鋼板の穴あき保証(最低15年以上)は、後付け太陽光パネルの設置金具からの、雨漏りに対応していません。これは、ガルバリウム鋼板は金属であり、穴や傷ができると錆びやすくなる性質があるためです。
特に設置金具跡からの雨漏りは、穴が開いた部分から水が侵入し、錆びや腐食が進んでしまう可能性が高いため、保証の対象外となっています。こちらの邸宅の場合、設置金具もパネルの大きさに比例し多い為、部分的な補修では到底間に合いません。
屋根工事ですから、当然足場が必用となります。また、太陽光パネルを安全に地上に降ろすためにも、足場は重要な役割を持ちます。
太陽光パネルの脱着に、足場の設置が必用な理由は、安全性と効率性を確保するためです。足場を設置することで作業員が安全に脱着作業を行うことができ、高い所からの作業も安定して行うことができます。
また、足場を設置することで作業効率も向上し、作業をより迅速かつ正確に行うことができます。そのため、太陽光パネルの脱着作業には足場の設置が必要不可欠です。
慎重に屋根面・太陽光パネルを傷付けないように取り外しを行い、破損に細心の注意を払い降ろしていきます。大変重く、高価な精密機械ですから、慎重に作業いたしました。
外した太陽光パネルの保管場所も、弊社がご用意して、工事後まで安全・確実に保管しておきます。
太陽光パネルを適切・安全に保管することで、再設置時に故障・不具合等の問題が生じる可能性を『ゼロ』にすることができます。また、復旧作業も提携している電気設備業者がおりますので、確実・丁寧に再設置を行います。
弊社では、太陽光パネルの発電効率や耐久性を確保して保管し、パネル再設置まで責任を持って行います。一括してお任せいただくことで、スムーズな屋根工事を実現しておりますので、お気軽にメンテナンスのご相談をください。
※太陽光パネルを外している間は、太陽光発電のエネルギーが得られないことに関しても、事前にご説明させて頂いております。また、メーカーによっては脱着中はメーカー保証が受けられない場合もあるので、その点に関してもしっかりお調べし、ご報告してからの屋根工事となります。
レール(架台)を外してケーブル(電線)は纏めて、足場に結束バンドで固定します
ケーブルをまとめて、足場に結束バンドで固定し、落下しないようにして作業を行いました。太陽光パネルを脱着する際にケーブルをまとめて保管する理由は、再設置時にスムーズに作業を行うためです。
ケーブルをまとめて保管しておくことで、再度太陽光パネルを設置する際に、配線の取り付けが簡単になります。
また、ケーブルを保管しておくことで、ケーブルの紛失や破損を防ぐことができ、再設置時に問題が生じる可能性を低くすることができます。そのため、太陽光パネルを脱着する際にはケーブルをきちんと保管しておくことが重要です。
写真のように、変性シリコンシーラントを使用して、漏水箇所をコーキング防水していきます。この理由は、既存の屋根材の劣化や経年劣化により発生した漏水箇所を完全に塞ぐためです。
変性シリコンシーラントは耐候性や耐久性に優れており、屋根の継ぎ目や結合部分にしっかりと密着し、雨水の浸入を防ぐことができます。これにより、屋根からの漏水リスクを低減し、屋根の耐久性を向上させることができます。
ルーフィングを敷設します。屋根の下側から上側に向かって貼ることで、屋根材の下に侵入した雨水がルーフィングの下に入り込むのを防ぎます。
また、ルーフィングの重なる部分は20cm以上、となるように施工することが重要です。これにより、雨水の侵入を防ぎ、屋根カバー工法においても、しっかりとした防水効果を得ることができます。
綺麗にシワなくルーフィングを敷設することも、重要なポイントとなります。結局は見えない部分ではありますが、屋根の大事な下地となる部分です。
屋根下地とも呼ばれます。屋根下地は屋根材の下に敷かれる部分であり、主に野地板(のじいた)やルーフィングなどが使われます。屋根下地の役割は、屋根の保険的な防水層の役割を果たし、屋根材と共に雨水の侵入をW(ダブル)で防いでいます。
実際にこのルーフィングだけでも雨が降っても、十分な防水力があるくらいです。
この段階で、
①漏水箇所をしっかり防水した、既存のガルバリウム鋼板屋根
②20cm以上重ねて貼られた、ルーフィング(防水シート)の防水層
と2重の防水層があることになります。
軒先・ケラバの板金処理から始め、GMルーフを立平葺きしていきます
軒先、ケラバの板金処理から始めます。屋根の端の部分にあたり、屋根の端の部分から雨水が室内に伝わらないように加工します。雨仕舞いと呼ばれます。さらにこちらにも変性シリコンでコーキング防水を重ねます。
今回使用したガルバリウム製鋼板製の、GMルーフは軽量かつ耐久性が高いため、屋根の重量を軽減しつつも、長期間の耐久性を確保することができます。屋根カバー工法は、元の屋根を残しての工事ですので、軽量な屋根でないと建物の耐震性に問題が出てきてしまいます。
GMルーフは施工が比較的容易であり、工期を短縮することができるため、作業期間やコストを削減することができます。それでいて立平葺きは、工場で板金をカットしてから現場に運ぶため、スピーディーに屋根に設置することができます。
こちらの邸宅は「片流れ屋根」ですが、「切り妻屋根」は棟板金を設置して完成です
立平葺きの片流れ屋根は、一方向にのみ傾斜がある屋根のデザインです。シンプルでありながらスタイリッシュな外観が特徴であり、最近建てられたお家でもよく見かけるデザインとなっています。
このような屋根は建物全体の雰囲気を引き締める効果があり、最近にきて人気が出ている理由の一つと言えます。それでいてGMルーフの、マッドシルバーの輝きが、最高にクールでスタイリッシュな印象です。
建物を正面から見て、屋根の頂きが三角になっている屋根を、切り妻屋根(きりづまやね)と呼びます。または、本を半分開いて、裏っ返した形状の屋根と言えば分かり易いでしょうか。
切妻屋根は茅葺で、雪が積もらないように急な傾斜で作られています。特徴として、京都の伏見稲荷大社の流造も切妻屋根で、軒先に向かって緩やかな曲線を描いています。
棟板金(むねばんきん)が必用な理由は、屋根の妻側の部分である破風板が水分で腐食する可能性があるため、木造建築の場合は破風板を木材で作るか、板金を巻く施工を行うことがあります。
最期に、屋根の施行確認と清掃を行ってから、太陽光パネルを再設置します。復旧作業は提携している電気設備会社が行います。
その際には、太陽光パネルも綺麗に清掃が終わっており、脱着前の発電能力と変わらず取り付けることができました。
お施主様も、太陽光パネルが無駄にならず、再利用できたことにお喜びの様子でした。また、屋根の防水能力においても、根本的に葺き方向を変えて防水強化していることで、「安心だ」とも仰っていただけました。
工事に大変満足して頂いたようで、後に敷地内の建物の塗装工事のご依頼も頂けました。本当にありがとうございます。太陽光パネルの調子も、好調だそうでございます。
邸宅から近くに弊社事務所もございますので、太陽光パネルの無料点検・調査などもお気軽にお呼び下さい。写真のように、最近導入した最新鋭の赤外線カメラ搭載のドローンで太陽光パネルの破損・故障点検までできるようになりました。(サーモグラフィーのモニターで、熱感知により破損・異常を発見します)
ドローン購入時、Y様宅の太陽光パネルをみて差し上げたいな、と本当に頭をよぎりました。
弊社は甲府市の屋根・外壁修理塗装工事を得意としております!また太陽光パネルの点検も併せて無料で屋根点検もしております。出張費も頂きませんので、本当におススメです。
この記事を書いた加盟店
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E-Mail yane@clean-reformjp.sakura.ne.jp
株式会社クリーン
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