更新日:2024年01月07日
この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
袖ケ浦市蔵波台にて実施した屋根点検についてご報告いたします !(^^)! 屋根の老朽化が気になってきたので、状態を把握してメンテナンス方法を決めたいということでした。
屋根の状態を確認
使用されていた屋根材は、アーバニーというスレート屋根材でした。アーバニーは旧クボタ社が取り扱っていた屋根材で、天然のスレート材を敷き詰めたようなる外観で高級感があります。
屋根材がランダムに敷かれているように見えますが、1枚のスレートに「切り込み(スリット)」を入れ、長さを変えているのが特徴です。
経年による塗装の劣化で、屋根全体が色褪せたり、苔や汚れで変色しています。また、大棟(おおむね)の棟板金に浮きが発生していました。さらに詳しく確認していきます (`・ω・´)ゞ
隅棟の破損を確認
大棟から下方向に設置されている隅棟(すみむね/下り棟)部分で破損を確認しました。隅棟と屋根との隙間から雨水が入り込んだ場合、防水紙の状態によっては雨漏りが発生する可能性が高い状態です😥
屋根のてっぺんにある大棟の棟板金は、棟全体に板金を被せる棟包みという仕様でしたが、隅棟(すみむね/下り棟)は「差し棟」という、屋根材と差し棟板金が一体になって1枚ずつしっかり固定されている仕様です。
差し棟は飛散しにくい反面、メンテナンスが必要な場合は、差し棟と一体になっている屋根材も剥がす必要があるため、屋根材が廃盤になっている場合は注意が必要です (@_@)
アーバニーのメンテナンス
屋根と屋根が合わさる谷部分には、谷樋(たにとい)という屋根上の雨樋の役割をしている部分があります。そこに設置された谷板金(たにばんきん)に錆(さび)が発生していました。
雨水が流れる部分のため、錆をそのまま放置して悪化させてしまうと、穴があいて雨漏りに繋がる可能性が高くなるため注意が必要です。(-_-;)
ほかにも、棟板金の接合部等のシーリングにも経年劣化が見受けられましたので、屋根全体のメンテナンスが必要な時期となっていました。
お客様宅は、アスベスト含有のアーバニーでした。築年数や、屋根材が廃盤になっていることを踏まえ「屋根カバー工法」または「屋根の葺き替え」のご提案となりました。
屋根カバー工法は 877,800円(税込み)~、屋根葺き替え工事は 1,097,800円(税込み)~承っております。
※屋根面積や使用する屋根材等により金額が異なります。詳しい費用については無料のお見積りをご利用ください (^^)/
私たち街の屋根やさんでは、無料の現地調査で屋根の状態をしっかり確認し、最適なメンテナンス方法のご提案をいたします😊
アーバニーは塗装できない?
アーバニーは、アスベスト含有とノンアスベストのタイプがあります。2001年から2005年まで製造販売していたアーバニーグラッサという商品は、ノンアスベスト屋根のため、塗装メンテナンスには不向きといわれています。
その理由は、ノンアスベストでヒビや割れが発生しやすいところへ加え、屋根材に入れられた切り込み(スリット)があるため、塗装時に必要なタスぺーサーやカッターによる縁切り作業を行うと、さらに多くの割れが発生する可能性が高いからです。
アスベスト含有のアーバニーの場合、割れもほとんどなく状態が良ければ屋根塗装も可能ですが、スレート屋根の耐用年数(約25年~30年)を迎える場合は「屋根カバー工法」か「葺き替え」をおすすめします。
記事内に記載されている金額は2024年01月07日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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