猿島郡で物置トタン屋根の葺き替え工事と内装を木下地から組み上げての石膏ボード張りと塗装でリニューアルしました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
茨城県猿島郡のS様より物置の改修のご相談を頂きました。内部を物置ではない使い方をご検討の為、雨漏りがお困りごととの事です。雨漏りの改修には状態から屋根の葺き替え工事を行う方法がベスト工事とご提案をさせて頂き、工事を承りました。屋根がキレイになっていく過程で内装の壁作成もご依頼頂き工事を行わせていただくこととなりました。
担当:渡辺
ビフォーアフター
【点検】
もともとはお母屋の側にあった物置を移設したそうです。屋根は全体的に錆が発生して軒先は腐食で欠損しているところも見受けられました。
屋根の裏側から見た様子です。野地板は数ミリのベニヤしかなく、経年でボロボロになってしまっています。
室内から見た屋根の様子です。天井の野地板は雨漏りで大きくしなってしまっています。屋根材の劣化具合などを考慮してここは葺き替え工事を行う方向でs様とお話を進めていきました。
【工事】
S様のご同意を頂き工事を承りました。葺き替えですので既存の屋根の撤去から始まります。下地が鉄骨という事もあり屋根の母屋ピッチは600mmと広めです。野地板も薄いベニヤの為、安全に配慮しながらの作業となりました。下屋根のタルキピッチは通常の455mmとなっていました。
屋根を剥がしながら室内にはこのように野地板の剥がれたものが落ちてしまいます。ここまで剥がれてしまうとは想像してなかった部分でした。(ブルーシートを敷いておけばよかったと後悔)母屋木のサイズは比較的細めではありましたがしっかりとしていたため現状を使用しての新規野地板貼りです。針葉樹合板の12mmの物を使用しています。ここまでくれば安心して屋根にのぼれます。作業のピッチも進みます。
野地板の施工の後は、防水紙、ルーフィングの敷設です。既存の屋根はルーフィングはありませんでしたのでベニヤだけでは雨漏りしてしまうのも当然と言えば当然なのですが。人が住むようには考えてなく作ってあったからでしょう。防水紙が敷き終ったあとは新規のガルバ波板を屋根に固定していくための下地の胴縁を等間隔で施工します。ガルバ波板が縦葺きになるので、下地の胴縁は横、貼る屋根に対して垂直方向に施工します。
ガルバ波板を先ほど施工した胴縁に釘で打ち付けて固定をして行きます。釘を止めるのはもちろん波板の山側の方です。棟の収めもほぼ完成まで近づきました。
【内装工事】
屋根の葺き替え工事が終了してあとは内装工事に移ります。内装工事の内容は簡単にいいますと、壁を作る、という事です。しかしながら言うのは簡単なのですが実際に行うとこれはこれでかなりの労力がかかる物です。建物は角があって一見、カネと言われる直角が取れているように思われるかもしれません。ところが実際は結構バラバラだったりもします。バラバラのまま下地を組み上げていくと、壁面を作成する、今回の場合は石膏ボードですが、平らにならなくなってしまうのです。その為に墨だしをおこなって水平、垂直を合わせて下地を組んでいきます。下地に使う木材は、下地材のマルチプレーヤー、インニッサンです。屋根にも壁にも大活躍します。
基準点を作成して墨をだしながら下地の施工は進められました。レーザー墨出し機を使うと垂直水平が一目瞭然でわかります。まったくのピッタリに合わせることはできませんでしたが、支障のない程度、数ミリのズレでおさまっています。
下屋根との境めのトラス周りは壁面を作成する為、下地の木材を施工します。大屋根のトラスはそのまま残す形となり、また屋根の天井は天井なりの施工を行う為、断熱材を入れるためのスペース分若干ふかして下地作成を行いました。
いよいよ壁が貼られていくわけですが、断熱材を先に入れていきます。厚みが100mmのタイプを使用いたしました。今までのスケスケ感がなくなって建物感が出てきましたね。
壁面になる石膏ボードの貼り付けが始まりました。天井と壁の境目は見切りというものを入れていきます。一番最初に苦労をした下地作成もこの場面でいかされるのです。それでも屋根側の部分では若干の調整が必要とはなるのですが。
石膏ボード、一部入口サッシ部分には結露対策としてベニヤも使用しておりますが、壁面の設置が終了いたしました。ここまでくればもう80%の進捗です。塗装を行うにあたりビス止めの跡や石膏ボードの横目地を専用のパテで埋めて平滑にします。竪目地はデザイン的な部分で残すこととなりました。クロス仕上げではないため、若干の跡は残ってしまいます。
室内という事もあり、壁には水性塗料を塗っています。水性ケンエースという塗料です。天井のトラスは錆止め塗料が塗られたままの状態でしたので同じく壁に合わせて白く塗装を行いました。金属部分ですのでこちらは弱溶剤の塗料を使用いたしました。使用塗料は関ペの一液Mレタンです。若干のニオイがありますが、乾燥とともに気にならなくなるでしょう。
記事内に記載されている金額は2015年12月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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【工事完了後】
今まではむき出しだった屋根の袖、ケラバにも板金で水切りを施工いたしました。機能的にも見た目にも良い感じです。
ところどころに赤錆が発生して穴の開いてしまっているところもありましたがこれで雨漏りの心配は皆無となりました。棟廻りも以前は立派な鬼瓦調の飾りが付いた物でしたが、今工事で簡素なタイプへと変更させていただいております。青空にガルバ波板のブルーがひときわ輝いています。
ところどころに赤錆が発生して穴の開いてしまっているところもありましたがこれで雨漏りの心配は皆無となりました。棟廻りも以前は立派な鬼瓦調の飾りが付いた物でしたが、今工事で簡素なタイプへと変更させていただいております。青空にガルバ波板のブルーがひときわ輝いています。
壁のトタン波板が見えていて、構造材の軽鉄もむき出しだった壁や下屋根との取り合い部分も石膏ボードで覆い隠し塗装を行ったことで全くの空間に変化しました。屋根のトラスはお客様のご希望でそのまま塗装仕上げとなっています。空間を大きく見せるには有効な手段ですね。屋根の間にも狭いながら断熱材を敷き詰めています。これからの寒い冬に向かって効果が期待できます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 知っている専門業者がなく困っていた。
- 弊社をどのように探しましたか?
- インターネット検索でヒットした。
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- すぐ電話で問い合わせた。
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 責任を持って直接施工してもらえるところ。
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 要望を聞いてもらい適切なアドバイスをしてもらえた。
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