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奈良市で雨漏りの屋根のリフォーム工事!
奈良市 その他の工事 その他の工事 波板部分補修
【工事のきっかけ】
長屋の大家ですが、借主さんから雨漏りがして困ると言われて、一旦は自分で応急処置しました。
しばらく、雨漏りは止まっていたのですが、時間が経って覆っていたブルーシートが剥がれ、再び雨漏りし始めたので、ネットで見かけた『街の屋根やさん奈良店』に連絡しました。
無料点検なのにすごく丁寧に隅々まで見てくれて、こちらの要望を聞きながらリフォーム工事を提案してくれたので、お任せすることにしました。
基本情報
- 施工内容:その他の工事 その他の工事 波板部分補修
- 施工期間:10日間
- 築年数:築34年
今回は、雨漏りの瓦屋根をガルテクト屋根にリフォーム工事した現場の様子をご紹介します。
奈良市の長屋の大家さんから、「瓦屋根から雨漏りしているので、見に来てほしい」とご連絡をいただき、無料点検のためリフォーム現場にお伺いしました。
リフォームが必要な長屋の屋根は切妻の青色釉薬瓦屋根で大棟から雨漏りしており、応急処置としてブルーシートで覆われ、土嚢袋で固定されていましたが、応急処置されてから時間が経って、ブルーシートの隙間から浸水し、再び雨漏りが始まりまったそうです。
無料点検の結果、屋根のリフォーム工事として葺き替え工事を行うことになりました。
リフォーム現場の屋根の無料点検の様子からリフォーム工事完成までをご覧ください。
リフォーム現場のこちらのお宅は、3軒続きの長屋で、屋根の形状は
切妻屋根でした。
雨漏りしている大棟にはブルーシートが被せられて、土嚢袋の重しが乗せられ、重しのない部分はガムテープで留められていました。
雨漏りに気付いてリフォームを依頼する前にご自分で応急処置をされたそうですが、そこから随分時間が経ってしまい、ガムテープは粘着力を失い、ブルーシートが風でなびくようになりました。
そして、ブルーシートの隙間から雨水が侵入して、せっかく応急処置したにもかかわらず再び雨漏りが生じてしまったということのようです。
リフォーム前の屋根の桟瓦の様子も見てみましょう。
一見とてもきれいな青色釉薬瓦屋根に見えますが、よ~く見ると所々で桟瓦が欠けていたり、ひび割れていたりしています。
以前に桟瓦から雨漏りしたことがあったそうで、その際に瓦に施工したコーキングの跡も見られました。
リフォーム工事の1つとしてのコーキングについては様々な意見がありますが、当店では雨漏りしている瓦屋根のリフォーム工事の手段としてのコーキング工事をおススメしていません。
なぜなら、コーキング工事を行うことで、屋根内部に侵入した雨水が排出できなくなり、結果的に雨漏りが酷くなってしまう可能性があるからです。
また、一度コーキングを施した瓦は、部分補修ができないというデメリットもあります。
コーキング工事をした瓦屋根をリフォームするには、葺き替え工事しか選択肢がないのです。
リフォーム工事をしないお隣の屋根との取り合いは・・・
リフォーム工事をしないお隣の屋根も同じ青色釉薬瓦屋根ですが、1段高くなっていて
取り合い部分が谷になっているので、雨漏りしやすくなります。
工事によってお隣のお宅に雨漏りを生じさせるなどのご迷惑をおかけしないように、特に慎重に作業しなければなりません。
無料点検を終えて、写真をご覧いただきながら状況をご説明させていただき、屋根をリフォームするために
屋根葺き替え工事をご提案したところ、ご決断
いただきましたので、リフォーム工事の工程へ移ります。
瓦屋根のリフォーム工事は『ガルテクト』への葺き替え
雨漏りを止めることはもちろんですが、屋根の軽量化を図るためにも、新しい屋根材は耐久性と耐震性に優れた『ガルテクト』へリフォームすることになりました。
『ガルテクト』って聞いたことありますか?
『ガルテクト』は、アイジー工業という会社の扱っている今一番人気の金属屋根材です。
安価な外国製の金属屋根も数多く施工される中、『ガルテクト』は純国産品であるため、安定した供給や保証が期待できる安心な屋根材なのです。
『ガルテクト』が人気の秘密は・・・
・素材がガルバリウム鋼板なので錆びにくく、メンテナンスコストが抑えられる。
・軽量なため、地震の際の揺れ幅が小さくなり、耐震性が高くなる。
・金属屋根なのに遮断性や遮音性に優れていて、夏は涼しく冬は暖かく、雨音も気にならない。
そんなメリットだらけの屋根材なのです。
敢えてデメリットを挙げるなら、他の屋根材に比べて少し値段が高いということくらいでしょうか。
それでも、長期に渡りメンテナンスが不要であることを考えると大したことありませんよね
リフォーム屋根から続くベランダの割れた波板屋根の点検
リフォーム屋根から続くベランダの波板屋根です。
こちらの波板はFRP製(プラスチックにガラス繊維を混ぜて強化させたもの)で、一部割れていて別の波板を貼り付けて補修してありました。
劣化してすっかり白くなってしまい、よく見ると、傘釘も所々で浮いたり抜けたりしていますね。
リフォーム工事の始まりはまず、
雨養生のために被せていたビニールシートを外して、大棟の棟瓦から撤去していきます。
釉薬瓦は、粘土瓦の表面の釉薬がガラス質になっているため、水が浸透せず長期間メンテナンスの必要がないので、耐用年数は50年から100年とも言われています。
すごいですね!
ただ、釉薬瓦はお茶碗などと同じ陶器なので絶対に割れないというわけはなく、雨風の影響や飛来物の衝突などの衝撃を受けることで割れてしまいます。
強風や地震などの自然災害によってズレが生じることもあります。
また、雨水の屋根下地への侵入を防ぐための下葺き材の耐用年数は、瓦屋根程長くはありません。
以上のような理由から、耐用年数の長い瓦屋根であっても定期的な点検は必要です。
リフォーム工事中の屋根の棟瓦を撤去したら、桟瓦も丁寧に1枚ずつ撤去していきます。
こちらの屋根は土葺き工法で施工されているので、瓦を剥がすと大量の葺き土が出て来ました。
釉薬瓦は約2.7㎏/枚です。1坪当たり56枚。
瓦の下には葺き土。和瓦屋根が重いと言われる所以です。
リフォーム工事中の屋根から撤去した和瓦を落下させないように注意しながら、土嚢袋に詰めていきます。
和瓦の袋詰めが完了したら、今度は葺き土の袋詰め。
屋根の葺き替え工事の工程の中でも、最も体力を要する作業です。
重い屋根が原因で、地震の際にたくさんの家屋が倒壊したとすっかり悪役になってしまった瓦屋根。
個人的には趣があって好きなんですが、お客様には耐震性の面からも屋根の軽量化が図れる
金属屋根をおススメしています。
リフォーム工事中、和瓦と葺き土を全て取り除きました
リフォーム工事の工程で瓦と葺き土を全て取り除いた屋根の様子です。
微かに黒く見えるのは古くなった防水紙ですが、劣化のため、あちこち破れていますね。
今雨が降ったら、絶対に雨漏りします!
工事を中断する場合は、ブルーシートでしっかりと屋根を覆い、雨養生しておきます。
工事中も常に細心の注意を払い作業していますので、ご安心くださいね。
リフォーム工事中の屋根の傷んだ防水紙を取り除きます
リフォーム工事中の屋根の傷んだ古い防水紙を取り除いていきます。
土葺き工法の瓦屋根に使用されている野地板は、ほとんどがバラ板です。
バラ板とはその名の通り、サイズがバラバラで隙間なく貼り合わせることはできませんが、通気性が良く、バラ板の素材である杉は乾燥しやすいので、屋内の湿気や熱気を排出し、その結果、屋根が長持ちするというメリットがあります。
その反面、野地板に隙間が出来ることから、防水紙の劣化によって途端に雨漏りが生じてしまったり、強度が低いなどのリスクがあります。
リフォーム工事中の屋根のバラ板を一部取り除いて、屋根裏の状態を点検します。
バラ板には著しい劣化や腐食などの傷みは見受けられませんでした。
バラ板の傷み具合を見て、桟瓦の雨漏りが無かったことは確認しましたが、垂木や屋根裏などの確認は屋根のリフォーム工事の時にしかできませんので、必ず確認してもらいましょう。
屋根裏を開放したので、この機会に掃除をすることにしました。
埃や泥汚れが大半で、掃除しただけで随分綺麗になりました。
屋根裏の点検によって、雨漏りがなかったことを再確認することが出来ました。
屋根リフォームの重要作業、古い野地板の『不陸調整』
古い野地板のバラ板に著しい傷みがないことが確認されたので、バラ板を撤去せずその上に新しい野地板を貼る『
増し張り』で施工します。
土葺き工法の瓦屋根では、瓦と葺き土の重さによってほとんどのバラ板に歪みや凹凸が出来てしまいます。
凹凸が出来てしまった野地板に新しい野地板を貼ると、凸凹のせいでしっかりと全面を貼り合わすことが出来ず、新しい野地板が不安定になってしまいます。
そこで、平らで安定した強い野地板を作るために、バラ板に補強垂木を設置して凸凹を調整します。
この作業のことを『不陸調整』と呼びます。
微妙な高さを調節するので、棟から軒に設置した補強垂木の下に、更に木片を差し込んで高さを微調整していきます。
『不陸調整』の出来次第で屋根の完成にも大きく影響が出るので、屋根のリフォーム工事の工程の中ではとても重要な作業です。
屋根のリフォーム工事も中盤、『不陸調整』済のバラ板に新しい野地板を貼ります
屋根のリフォーム工事も中盤です。
平らになったバラ板の上に新しい野地板を『増し張り』します。
新しい野地板には『構造用合板』を使用します。
『構造用合板』は建築物の構造上重要な部位に使用する合板のことで、バラ板と違い隙間なく設置出来るので、防水効果にも優れています。
『不陸調整』を丁寧に施工したおかげで、新しい野地板を綺麗に貼ることができ、強い屋根下地が出来上がりました。
リフォーム工事中の屋根に防水紙(ルーフィング)を貼ります
防水紙はその名の通り、雨水の屋根下地への侵入を防止するための部材です。
防水紙の隙間から雨水が侵入しないように、下から上に、重ね代を10㎝以上取りながら貼っていきます。
大棟は雨漏りしやすい箇所なので、幾重にも重ねて貼っておきます。
新しい屋根材の『ガルテクト』屋根へのリフォーム工事が進行中です。
防水紙(ルーフィング)同様に、下から上に貼っていくことで、雨水が屋根材を通過するリスクが低下します。
『ガルテクト』は横葺きです。屋根の長さに合うように切断して、ピッタリと合うように加工していきます。
『ガルテクト』の施工法は嵌合式と言って、上下をはめ合わせて貼るので、一体化されて、風による被害が少なくなります。
どんどん貼り進めていきましょう。
屋根リフォーム工事の仕上げ、大棟に棟板金を設置します
『ガルテクト』にリフォームされた屋根の大棟を施工していきます。。
軒先から葺き上げられた屋根材を押さえるように、棟部分に貫板と呼ばれる木板を釘で固定します。
『ガルテクト』の棟板金を貫板に被せて、横からビスで固定します。
大棟は、屋根の頂上にあるため、最も風の影響を受けやすく、最も雨水にさらされる場所です。
見えにくく、傷んでいても気づきにくいので、定期的に点検されることをおススメします。
定期点検のご依頼も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せください!
こちらの工事の詳細は、本日の現場ブログでもご紹介しております。
そちらの記事もお読みいただけたら嬉しいです。
一番人気の金属屋根『スーパーガルテクト』で、シックでスタイリッシュな雰囲気になり、元の瓦屋根とは全く違う屋根にリフォームされました。
依頼主の大家さんや借主さんもリフォーム後の屋根をご覧になり、雨漏りが止まったことも含めて、大変喜んでいただきました。
リフォームしていないお隣の屋根との取り合いには、取り合い板金を施工しました。
隣接する屋根の瓦と『スーパーガルテクト』屋根の端には、しっかりと雨仕舞のための水切り板金を設置しておりますので、雨漏りの心配もありません。
反対側のお隣の屋根は、1段高くなっています。
雨押さえ水切り板金を、雨水を軒樋へ誘導するように施工しました。
割れたFRP波板を撤去した部分に、ポリカーボネート製の波板(ポリカ波板)を張り替えました。
ポリカ波板は、耐久性に優れていて、衝撃にも強いと言われています。
透明度はガラス並みで、太陽の光は通すのに紫外線はカットしてくれるので、日焼けを気にする奥様には嬉しいですね。
浮いたり抜けたりしていた傘釘は、全部交換しました。
【工事完了後】
一番人気の金属屋根『スーパーガルテクト』で、シックでスタイリッシュな雰囲気になり、元の瓦屋根とは全く違う屋根にリフォームされました。
依頼主の大家さんや借主さんもリフォーム後の屋根をご覧になり、雨漏りが止まったことも含めて、大変喜んでいただきました。
リフォームしていないお隣の屋根との取り合いには、取り合い板金を施工しました。
隣接する屋根の瓦と『スーパーガルテクト』屋根の端には、しっかりと雨仕舞のための水切り板金を設置しておりますので、雨漏りの心配もありません。
リフォームしていないお隣の屋根との取り合いには、取り合い板金を施工しました。
隣接する屋根の瓦と『スーパーガルテクト』屋根の端には、しっかりと雨仕舞のための水切り板金を設置しておりますので、雨漏りの心配もありません。
反対側のお隣の屋根は、1段高くなっています。
雨押さえ水切り板金を、雨水を軒樋へ誘導するように施工しました。
割れたFRP波板を撤去した部分に、ポリカーボネート製の波板(ポリカ波板)を張り替えました。
ポリカ波板は、耐久性に優れていて、衝撃にも強いと言われています。
透明度はガラス並みで、太陽の光は通すのに紫外線はカットしてくれるので、日焼けを気にする奥様には嬉しいですね。
浮いたり抜けたりしていた傘釘は、全部交換しました。
割れたFRP波板を撤去した部分に、ポリカーボネート製の波板(ポリカ波板)を張り替えました。
ポリカ波板は、耐久性に優れていて、衝撃にも強いと言われています。
透明度はガラス並みで、太陽の光は通すのに紫外線はカットしてくれるので、日焼けを気にする奥様には嬉しいですね。
浮いたり抜けたりしていた傘釘は、全部交換しました。
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