相模原市南区にて棟板金が飛散、野地板や垂木の腐食が判明しコロニアルクァッドによる葺き替え工事を行いました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
今回ご紹介いたしますお客様は相模原市南区にお住まいのお客様で、春先の強風の影響で屋根の一部が破損してしまったとの事で修復工事をお願いしたいとのご相談を承りました!
お客様のお住まいは今年で築18年目、化粧スレートを使用したお住まいとなります。
元々20年目を迎える前に一度屋根のメンテナンスを行う予定だったとの事で、他の屋根の状態によっては塗装もしくは葺き替え工事も検討しているとの事でした。
今回ご紹介いたしますお客様は相模原市南区にお住まいのお客様で、春先の強風の影響で屋根の一部が破損してしまったとの事で修復工事をお願いしたいとのご相談を承りました!
お客様のお住まいは今年で築18年目、化粧スレートを使用したお住まいとなります。
元々20年目を迎える前に一度屋根のメンテナンスを行う予定だったとの事で、他の屋根の状態によっては塗装もしくは葺き替え工事も検討しているとの事でした。
担当:富田
ビフォーアフター
屋根調査の模様
さっそく調査に伺いました!
屋根に上って見てみますと、屋根の傾斜部分にある棟部分、下り棟の一部が大きく欠落し、その下に葺かれている屋根材が露出してしまっている状態でした😰
棟板金の下地材である貫板も一緒に飛んでしまったようで、風の強さを物語っています。
スレートの状態も決していい状態とは言えず、全体的に塗膜が劣化し、色褪せてしまっていてカビが繁殖していました。
スレートというのは元々防水性が備わっている素材ではありません。
雨水をよけるにはその上から防水性のある塗装を行って防水性を補うのですが、その塗膜が劣化してしまいますと雨水が浸透しスレート自体が傷んでしまいます。
そうなってしまいますと、塗装工事だけでは補えず、屋根材そのものの交換、すなわち葺き替え工事が必要となってしまいます。
屋根の上に上がって歩いてみると、部分的にフカフカと足が沈み込む場所があります。
どうやら屋根材の下、野地板や垂木まで傷んでいるようです。
まだ雨漏りはしていないとの事でしたが、このまま放置しますと雨漏りしてしまうのも時間の問題です(>_<)
一階部分の屋根もチェックします。
こちらは塗膜の劣化具合は2階屋根と同様でしたが、スレート材や下地材に関してはほとんど傷んでおらず、塗装で対応できそうです。
点検の結果、お客様には野地板を含めた屋根の葺き替え工事と、さしかけ屋根の塗装工事をご提案いたしました!
屋根工事の様子
今回はスレート屋根のみならず野地板や垂木まで傷んでい巻いたので、屋根材だけでなく防水紙・野地板までを状態を見ながら慎重に撤去していきます!
野地板を剥がしますと垂木が露出してきました。
やはり、部分的にかなり黒ずみ傷んでいるのがわかります。
強度の落ちた垂木を撤去し、新しく組みなおします。
その上で新しい野地板を設置していきます。
新しい野地板を設置したら、その上に新しい防水紙を敷いていきます。
使用するのはTAJIMA製Pカラーシリーズです。
とても広く使用されている下葺材で、夏場の熱にも変質しにくい優れた防水紙です。
屋根の下側、すなわち軒側から上に向かって丁寧に設置していきます😊
下葺きが終わりますと、次はいよいよ本葺き作業に入ります。
今回の屋根材は同じスレート材の一種で、ケイミューのコロニアルクァッドを使用します。
こちらも防水紙と同様屋根の軒側から順に葺いていきます。
スレート材葺き替えと同時に、雪止めなどの屋根用役物板金を設置していきます。
そして、最後は棟板金を取付けて屋根葺き替え工事の方は完工となります!
一階部分の屋根の塗装工事の模様
続いて一階部分の屋根、さしかけ屋根の塗装に入ります。
塗装を行う前に高圧洗浄で汚れやカビ・苔などを洗い落としていきます。
古い塗膜も同時に洗い落としていきます!
続いて、タスペーサーの設置を行います。
前回の塗装によってスレート材同士が密着してしまい、雨水の逃げ口がなくなっている状態です😥
逆に雨漏りがしやすい状況になっていますので、あえて隙間をつくり雨水の逃げ口を作ります。
タスペーサー設置後、塗装に入ります。
下塗りから中塗り、上塗りの計3回塗装を行います!
ローラーを使用して丁寧に下塗りを行います。
板金も含めて塗装していきます。
下塗り後、仕上げ塗装を行います。
使用します塗料は、日本ペイントのファインパーフェクトベストです。
新しく葺き直したコロニアルクァッドの色と近い色で仕上げ塗装を2回行います!
最終的なチェックを複数人のスタッフと確認した後、お客様にご確認いただいて完工となります😊
竣工
今回の工事は棟板金の飛散がきっかけでしたが、点検をさせて頂きますと目には見えない屋根の下地の傷みの方が深刻な状態だったとわかりました。
結果的には大きな工事となってしまいましたが、板金の飛散が無ければ数年は見過ごしていたかもしれません。
雨漏りが発生してからでは、もっと大きな工事となっていた可能性があります(>_<)
人間の体と同様、目に見えない部分で重大な病が進行している場合がありますので、定期的な点検が重要となってきます!
少しでも気になるところがありましたら、お気軽にご相談ください(^^)/
記事内に記載されている金額は2023年12月12日時点での費用となります。
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