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京都府伏見区の住宅で和風デザインからリッジウエイでアメリカンスタイル
京都市伏見区 屋根葺き替え リッジウェイ葺き替えリフォーム
【工事のきっかけ】
築35年のお住いで住宅全体的に劣化が気になりだした施主様からの依頼です。
フルリフォームを検討しているので屋根の状態と住宅のイメージを和風からアメリカンスタイルに変更するのに屋根材の相談が街の屋根や京都南ありました。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き替え リッジウェイ葺き替えリフォーム
- 施工期間:4日間
- 築年数:35年
京都府伏見の住宅で全面改装する為、屋根の葺き替えリフォームの依頼がありました。
和風デザインからアメリカンスタイルに外観を変更したいと要望がありました。
和瓦からアメリカンスタイルに最適なファイバーグラスシングルリッジウェイへの葺き替えをご提案させていただきました。
まずは現場調査からスタートです。
軒が立派なお宅ですね。
軒は外壁へのダメージを大幅に軽減してくれます。
人間が雨の日に傘を差イメージですね。
傘を差すと身体が雨で濡れるのを防いでくれますし、暑い日には太陽の日差しを遮ってくれるので体感温度が下がりますよね?
屋根の軒にはそんな役割があって住宅を守ってくれています。
最近では住宅の敷地面積が広く取れない場合やデザイン性で軒の無い住宅も増えてきています。
軒無し住宅は雨漏りが発生しやすいので注意が必要です。
屋根に上って調査していきます。
粘土瓦釉薬シルバーの屋根です。
経年劣化で少し色合いが変化しているのが分かります。
棟部は台風などの強風に耐えれるように針金を棟部に巻いて補強してあります。
棟の面戸漆喰も全部剥がれ落ちていました。
屋根で受け止めた雨水が集まってくる谷板金の銅板にも傷みがみられます。
この谷板金は採寸して板金加工したものを設置する予定です。
小屋根部はカラーベストの屋根材を使用していました。
経年劣化で塗膜が剥がれている為、表面に苔、藻、カビが発生します。
カラーベストは塗膜が剥がれた状態だと、表面のザラツキ面の水はけが悪くなり、屋根材の劣化が進行してします。
こまめなメンテナンスが必要です。
ベランダ笠木の板金も劣化して錆びてしまっています。
笠木というにはベランダや手すりの塀のような壁の上部にある天板の事を笠と言います。
この笠木が塀の傘になるので、劣化して傷んでしまうと隙間から雨水が浸入して雨漏りが発生してしまう原因にもなります。
外壁出隅と小屋の取り合い部の雨押え箇所も劣化して屋根材が剥がれ落ちています。
雨樋も古くなっていますので交換しましょう。
施工開始です。
まずは瓦の撤去作業です。
棟の一番上から順に瓦をめくっていきます。
めくった瓦は屋根からズリ落ちないように裏返して向きを揃えながら積み重ねていきます。
向きを揃え積み重ねることで荷卸し作業がスムーズになります。
瓦をめくると葺き土と呼ばれる土が現れます。
明治初期から昭和初期に建てられた住宅にはこの葺き土を使用した土葺き工法が多く採用されていました。
土葺き工法は屋根を重くすることで住宅を重さで安定させる工法でしたが、大きな地震被害の時に屋根の重さで、住宅の揺れが大きくなり倒壊してしまう被害が多く発生したため、現在では土葺き工法は推奨されていません。
現在では屋根下地に桟と言われる木材を横に向きに打ち並べ、その桟に瓦を引っ掛ける引っ掛け桟工法が主流になっています。
葺き土を使用しないので、屋根を軽くすることが出来ます。
地震大国の日本ではドンドン屋根を軽くする技術が進んでいます。
瓦をめくった後に出てきた葺き土は、手作業で丁寧に土嚢袋に詰め込んでいきます。
経年で積み重なった埃などが舞い上がないように、気を配りながら作業を進めていきます。
ご覧の通り大量の土嚢袋の数です。
葺き土の撤去作業が終わり古い防水シートをめくると屋根下地野地板が出てきます。
既存の野地板の上に施工していくので、傷みや不陸がないか確認作業を行います。
特に大きな痛み、不陸がないようなのでこのまま作業を進めます。
今回の葺き替えリフォームは和瓦からリッジウェイへの葺き替えです。
屋根材に厚みが変わってしまいます。
和瓦は厚みがあり、リッジウエイは薄いです。
厚みが違うので嵩の調整を2寸×1寸の木材を横方向に打ち留めていきます。
これで屋根の高さの調整を行います。
嵩の調整が出来た屋根に下地を新設していきます。
構造用合板と呼ばれる薄い板を幾重にも貼り合わせた合板を使用します。
軒先から順に打ち留めていきます。
隅棟部や角部分は現場で職人が形に合わせてカットして施工します。
パズルのようにはめ込まれていますね。
軒先に水切り板金を設置します。
軒先からの雨水の浸入を防ぎます。
雨水は上からだけでなく、風で舞い上がることも想定します。
水切りはへの字を使用しています。
よく見ると形がへの字になっているのが分かります。
構造用合板を一面に施工し終わると、次の工程は防水シートの施工です。
使用する防水シートは改質明アスファルトルーフィングを使用します。
改質アスファルトルーフィングは耐年数20年と耐久性に優れています。
軒先から順に100㎜以上は重ね合わせて、横に連結する場合は200㎜以上重ねます。
隅棟部は隅棟芯より200㎜以上敷きのばし、幅500㎜以上のルーフィングを増し張りします。
谷部は谷芯を中心に片側500㎜以上捨て貼りします。
左右両側から谷芯より250㎜以上敷きのばします。
現場調査で採寸しておいた谷板金を新設します。
使用するのは錆びない素材で名高いガルバリウム鋼板を使用します。
板金加工やさんで加工していただいたものを現場で職人が微調整しながら設置します。
谷は屋根で受け止めた雨水が集まってきます。
キチンと雨樋まで流れるように考慮します。
小屋部分も防水シートの施工していきます。
小屋で使用するのは同じく改質アスファルトルーフィングですが粘着シートタイプの「エコタック」を使用します。
小屋は勾配が角度が低く通常のルーフィングだと隙間から雨水が上がってきやすいので、隙間ができにくい粘着タイプ使用します。
包装紙を剥がすと黒いフィルムにで粘着部が巻かれています。
貼りたい場所に合わせて、黒いフィルムを剥がしていき粘着面を小屋根に貼っていきます。
大屋根と同じように隅棟は左右から重ね貼りします。
外壁取り合い部は外壁側に立ち上げて貼り、隙間から雨水の浸入を防ぎます。
防水シートの施工完了し、いよいよリッジウェイを葺いていきます。
軒先から順に釘とコーキングを点打ちしながら葺いていきます。
軒先から数枚施工してます。
リッジウェイ特有の陰影あるグラデーションが、ご希望されていたアメリカンスタイルにピッタリですね。
一枚一枚丁寧に葺いていきます。
リッジウエイが棟の上部まで葺きあがりました。
夕日で見る雰囲気もグラデーションが美しいです。
リッジウェイは柔らかく割れにくく、残性アスファルトが衝撃を吸収するので雨音の軽減に有効です。
屋根材の重量は粘土瓦の時と比較すると1/4程度と非常に軽くなります。
屋根を軽くすることで住宅の重心が下に下がるので、地震の揺れに強くなります。
棟むまで葺きあがると出来る屋根面通しの取り合い棟部に隙間が出来ます。
この隙間を埋めてくれるのが棟板金です。
棟板金を設置する土台として垂木をしっかり固定します。
三つ又部分は形状に合わせてカットします。
事前に採寸しておいたガルバリウム鋼板で加工した棟板金を設置します。
ガルバリウム鋼板は錆に強く耐久性に優れた素材です。
耐久年数は20~30年です。
経年劣化で錆びついた笠木板金の交換です。
古い笠木を撤去します。
下地に雨がしみ込んだ形跡があります。
錆びた隙間などから雨水が浸入していたんですね。
笠木に防水シートをサイズに合わせて貼ります。
事前に採寸しておいた笠木板金を新設しました。
これで笠木からの浸水を防げますね。
笠木からの雨漏りの事例も多くあります。
笠木から浸入してした雨水が外壁内部を伝っていくので、屋根裏だけではなく2階、1階とどこでも雨漏りが発生してしまいます。
笠木と侮れど注意が必要です。
リッジウェイ葺き替えリフォーム工事の完工です。
棟板金も綺麗に納まっています。
色合いのマッチングもばっちりですね。
平面部リッジウェイ特有の陰影のあるグラデーションがご希望されていたアメリカンスタイルにマッチしています。
施主主様も大満足でした。
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