更新日:2023年10月21日
訪問業者から指摘を受けたということで、私たち街の屋根やさんへ点検のご依頼をたくさんいただいております。スレート屋根の場合「棟板金が浮いている、釘が浮いている、パタパタしている、剥がれそうだ」という指摘をされたと伺うことがほとんどです。今回は、棟板金の剥がれや浮きとその原因について簡単に解説します。
棟板金の浮き・釘の浮き
屋根のてっぺんや、屋根から下方向へ設置されている棟板金が浮いている状態です。屋根との間に
隙間が出来ているため、台風や強風の影響で一気に剥がれてしまうということもあります。
訪問業者から指摘される てっぺん(大棟:おおむね)の浮きについては「換気棟:かんきむね」と間違えていたり、そもそも適当に指摘されているのではないかと思われることがよくあります。
訪問業者は、おそらく新築のお宅にはこのような指摘はしていません。
築年数が経過していそうなお宅に伺って指摘をするため、特に
メンテナンスを行っていないお客様は信じて
心配になってしまうのも無理はありません。たとえ、メンテナンスをしていても、指摘されると
不安になってしまうのは当然です。
棟板金が浮いて中の木が見えているとは
具体的に「板金が浮いていて
中の木が見えている」と指摘されることもあるようです。こちらの写真は、屋根に上がって棟板金が浮いた部分を撮影したものです。敷地の外からではなかなか貫板(ぬきいた)まで見えるかどうか・・という疑問がありますが、このような指摘を機にメンテナンスを検討される方も多いです。
棟板金の浮きや釘浮きが発生する原因は、内部の「
貫板(ぬきいた)」の
劣化です。
木材が使用されていることが多いため、雨水や結露等の水分を吸収することで
腐食したり、木材が
痩せる等でどうしても劣化してしまいます。メンテナンスを機に、水分による腐食に強い
樹脂製等素材を用いた工事をおすすめします。
棟板金の剥がれ
棟板金が剥がれてしまった場合、敷地内に
落下した棟板金を見つけて気づくことが多いかもしれません。棟板金が剥がれかけている場合は、
バタバタと音で気づいたというお客様もいらっしゃいました。棟板金は金属板のため、落下した場合は
大変危険です。
訪問業者の指摘が事実でない場合でも、経年なりの劣化はあります。まずは、無料点検で屋根の状態を一度確認されてみてはいかがでしょうか。私たち街の屋根やさんでは、点検・お見積りを無料で承っております。是非、お気軽にご相談ください。