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播磨町で台風で飛ばされた棟瓦を積み替えて屋根補修しました
播磨町 足場
【工事のきっかけ】
今回のきっかけは播磨町に在住のH様が、近所で工事していた他業者さんに「棟瓦がズレているから早く治さないといけない」と言われたことです。
H様は言われた通り、点検後に見積もりをもらったそうなのですが、あまりにも高額だったとか、、、
契約する前に、セカンドオピニオンとして、当社にお問合せいただきました。
基本情報
- 施工費用:屋根補修工事60万 足場工事15万 消費税込み
現地調査を行うため梯子を積んでH様のお家にやってきました。
ご挨拶をさせていただきお話を聞くと、先に来ていた業者さんのお見積もりを出してきて不安そうに「高くない?」と仰っていました。私たち業者は毎日のようにお見積もりを書いているので、工事の内容や大きさの数字を見れば大体わかります。
他社様は棟の積み替え工事のご提案。
長さは50m交換する計算で使用材料も一般的なものでした。足場工事代別で90万ほどでしたね、、、私の感覚からしても高いかなという感じでした。
実際屋根に昇らせていただき、屋根の状態を確認した上で棟瓦の積み替えをご提案させていただきました。台風の影響で棟瓦がズレて漆喰が剥がれていましたね。
安心保証付きでお安くさせていただきました!!
まずは固定してある針金(銅線)を切り棟瓦を撤去していきます。昔の工法で中から銅線を出し棟瓦に通して固定しているんです。銅線はほっとくと酸化して切れてしまうので、定期的なメンテナンスが必要です。
棟瓦の中には大量の土が入っており、その周りを漆喰で固めています。漆喰はこの土を雨から守るために使われているんです。
この土と漆喰も不要ですから撤去していきます。
棟と土だけでも50mあれば2トンダンプ一杯になりますよ!!丁寧に土をとっていかないと下にたくさん落ちてしまうので、少しずつ土のう袋に入れて下に下ろしていきます。
電動ウインチで降ろしていきますが、その際も崩れ落ちないように乗せて降ろします。
次は下地の金具を付けていきますね!
こんな感じの金具です。既存の瓦を一時的に脱着し、土を少し取り除いて下地の木材にビスで固定します。
この金具はメッキ加工されており錆にも強く、高さも最大30ミリ調整できます。古くなった屋根は瓦の重みや下地材の腐食で、だんだん波打ってくるものです。ですからそれなりに下地を作るのではなく、この棟金具で高さをある程度揃えてあげます。大体700ミリから800ミリくらいの間隔で付けてあげれば、強度的にもばっちりです!!
次は先ほど取り付けた棟金具に棟木を取り付けします。一般的には45ミリ角の木材を使用しますが、近年人口樹脂材のハイブリット材(タフモック)を使っている所もありますね。タフモックは腐らないというメリットがあり、強度もそこそこあります。今度ご紹介しますね。
今回使用しているのは防腐加工した木材です。個人的にはやはり木材のほうが強い気がして、腐りにくい防腐垂木を使用しました。
金具で高さをある程度揃えているので、垂木で微調整していきます。垂木がいがんでいると新しく付ける棟瓦もいがんでしまうので、要注意です!32ミリのビスでしっかりと固定し棟下地の完成です。
ここからは中に雨が入らないように、乾式面戸シートのハイロールを貼っていきます。もともとは漆喰を使い雨をしのいでいましたが、漆喰は割れたり剥がれたりすることもありメンテナンス費用が高くつくんです。
近年このハイロールで漆喰のかわりに使用することが増えてきていますね。しかし全ての瓦に適しているわけではないので、場合によってはシルガード(漆喰とセメントを混ぜたようなもの)を使用し雨を防ぎます。
下地の垂木にハンマータッカー(ホッチキスみたいなもの)で仮固定し、貼り付けていきます。かなり強力な粘着力があるので、1度貼ってしまうと中々取れません。ですから慎重に貼り付けある程度ラインを出してあげる必要があります。新しい棟瓦を被せた際に、ハイロールがはみ出ないように注意して貼っていきます。全て貼り終われば雨が降っても安心です。
今度は新しい棟瓦を取り付けていきます。残念ながら既存の瓦は廃版になっており、同じ色の棟瓦がありませんでした。なるべく似たような色を探したのですが、写真で見るとだいぶ違いますね、、、
実際はもうちょっと色が近いため、H様は納得してくれましたけどね。
端部はグラインダーで切断し隙間なく取り付けていきます。固定方法はステンレスのビスを使用します。元々銅線で固定し酸化して切れていたので、今回は錆びずに強度の強いビスで固定しました。パッキン付きのビスを使用することにより、ビス穴からの漏水も防げます。
棟と棟の接点にはシーリングで防水処理を施します。見た目をキレイにするためにマスキングテープで養生します。
養生でマスキングテープを貼ったところにこのようにコーキングを打って仕上げます。
ようやく仕上がりですね。色は少し違いますが、漆喰を使わず強力な棟に代わりました。形も結構ややこしかったですが、やりがいのある工事でした。
棟も瓦の棟だけではありません。
下屋根はこんな感じです。壁際の板金(雨押え)に潜り込ませて元通りの収まりにしました!!棟瓦は屋根の中でも一番傷みやすく、メンテナンスが必要な箇所です。雨漏りなどする前に早めに点検・補修しましょう。
細かい土やゴミもキレイに掃除して完工です。
もともと銅線で固定されていた棟瓦。経年劣化や台風の影響でズレてしまい漏水や美観性を損ねていました。
既存の地瓦は手を付けず、棟瓦だけ積み替えることにより、費用を抑えH様に喜んでいただける工事ができたと思います。
次に屋根工事するときは葺き替えですよと冗談を言いながら完工書類を渡させていただきましたね。
メンテナンスを重ねて、1年でも長く安心して暮らしていただくように努めていきたいと思います。ありがとうございました!!
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