更新日:2017年10月26日
横浜市中区のT様より雨漏りに関してのお問い合わせがございました。台風21号が通過したばかりなのに引き続き台風22号の接近も危ぶまれています。
現在雨漏りを起こしている住宅は気が気でないとは思いますが、新たな被害を増やさないよう、拡大させないようにせめて対策を行っておきましょう。
台風当日はクロスの剥がれた部分周辺からボタボタと水が流れてしまっていたようです。雨漏りというのは屋根・外壁・サッシ等どの部分からでも起こりえる事です。
しかし正しくは、雨漏りを起こした際に目視で確認できるようになるまでには少しのタイムラグが存在します。
それは屋根が屋根材だけで出来ているわけではないからです。例えば屋根からの雨漏りを挙げると、屋根から浸入した雨水は垂木や野地板を濡らしながら徐々に下っていき、天井にたどり着いた時点で初めて、お客様の目で確認をしています。
その為、「天井に染みが出来ている」「クロスが剥がれてきた」というのは、もうすでに雨漏りが進行している状態です。
その前に小屋裏を確認していれば、木材の傷みが酷くなる前に染みや水の通り道を確認できていたかもしれません。
雨漏りに気づくのが遅くなることで、結果的にこのようにお住いの広い範囲にまで漏水が拡大し、養生の範囲まで広がってしまいます。
その為、築年数を考慮し台風等の自然災害後の変化に気付くことが非常に重要です。
雨漏りが起きているかもしれない
普段敏感に感じる方は少ないかもしれませんが、そう思うような変化が少なからず住宅にも起こっています。
・雨音がいつもよりもうるさく感じる→屋根材の破損が考えられます。
・湿気が多くジメジメとしているがいつまで経っても改善されない→雨水が入り続けている可能性があります。
・クロスに浮きや剥がれが見られる→湿気が多くなることで接着剤の機能が弱まり剥がれが見られます。
このように「家が古いせいかな?」と諦めてしまうような事でも実は雨漏りという事があります。
少しでも思い当たる方は、状態が酷くなる前に一度街の屋根やさんへご相談くださいませ。
では雨漏りが起きた原因は何でしょうか、屋根に上がり調査を行います(強風時・大雨時は屋根の調査が出来ない可能性があります)
見ると瓦の上に大量の泥…これは棟を積む際に土を入れ調湿の役割を果たします。このままでは土が水を吸い込んでしまいますので、瓦の隙間部分に漆喰を塗り保護をしています。
恐らく強風によって漆喰が剥がれ泥が流れてしまったのでしょう。
更に瓦に何かが当たり割れてしまい下地が露出しています。築30年以上という事で防水紙にも破れがあり、この2つの原因によって雨漏りが起きたと考えられます。
次の台風が通過する前に補修することが出来ませんが、せめて養生をし雨水の浸入を防ぎます。瓦は防水テープで割れを塞ぎ、棟部分にはこの後ブルーシートをかけます。
台風通過後には屋根の葺き直し工事もしくは棟漆喰の詰め直し工事か泥と並びの状態を確認し、棟の取り直し工事をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2017年10月26日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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