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五條市の耐震性が低く重い瓦屋根を屋根工事で地震に強い軽量屋根に!
五條市 足場 足場 足場 足場
【工事のきっかけ】
雨漏りがしているとか、瓦が落ちてきたとかの不具合が特にあったわけではないのですが、瓦の屋根は重くて、地震に弱いということを知り、とても心配になってご連絡しました。
来てくれた営業の方がとても親切で、屋根には異常がないですよと言ってくれましたが、一度気になるとどうしても軽い屋根にして欲しくて、屋根の工事をお願いしました。
とても話しやすかったし、喋っていて信頼できると感じました。
基本情報
- 施工内容:足場 足場 足場 足場
- 施工期間:12日
- 築年数:築29年
五條市の青色釉薬瓦屋根のお客様から、重い瓦屋根は耐震性が低く心配だということでお問い合わせを頂きました。
それでは、施工前の屋根の様子からご覧ください。
綺麗な青色釉薬瓦の屋根です。
釉薬瓦は屋根材の中でも最も耐用年数が高く、50年とも100年とも言われています。
表面に釉薬を塗布して焼くので、ガラス質の塗膜が出来て雨水の浸透や汚れの付着を防止してくれるためです。
飛来物などにより破損することはありますが、こちらの屋根には幸い大きな破損は見受けられませんでした。
屋根の上から見てみると、屋根にかなりの傾斜があることがわかります。
屋根の勾配を計ってみると・・・
勾配8寸2分、角度39.3° 😲
屋根の傾斜によって緩勾配、並勾配、急勾配と三段階に分類されています。
3寸以下は緩勾配、6寸以上が急勾配と呼ばれます。
と言うことは、こちらの屋根は超急勾配ですね。
これだけの急勾配になると、屋根の上に立つことすら困難になります。
一般的な屋根工事の際に外周に組む足場の他に、6寸以上の急勾配の屋根工事の場合は、屋根の上にも屋根足場を取り付けるようにと法律で決められています。
足場は、屋根には直接関係なく見られがちで、足場を組まずに工事費用を削減をしてほしいとおっしゃるお客様もおられますが、作業員の安全はもちろんのこと、足元が安定することで工事の質に差が出ることもあります。
どうか、ご理解いただけますようにお願いします。
屋根の形状は寄棟屋根の上に切妻屋根を乗せたような入母屋屋根です。
古い神社や寺院の屋根によく見かけるように、格式の高い屋根です。
しかし、取り合いや
棟が多数あり、形が複雑であることから雨漏りしやすく、雨漏り箇所を特定するのが困難です。
釉薬瓦は約3㎏/枚、1坪約56枚の瓦を使用するので168㎏にもなります。
その上、
土葺き工法で施工された屋根の場合は、屋根の重さ+葺き土の重さで相当な重量が屋根に掛かることがわかります。
屋根の葺き替え工事の工程の中でも、瓦と葺き土を撤去する工程は、作業するものにとって最も重労働です。
土葺き工法には屋根全体に土を敷くべた葺きや、瓦の谷の部分にのみ土を敷く筋葺きの他になじみ土葺きという方法があります。
なじみ土葺きとは、屋根に設置した瓦桟木に瓦を引っ掛け、更に一握りの葺き土を瓦桟木に置くという施工法です。
べた葺きや筋葺きに比べると土の量が少なくはなりますが、瓦の固定は土の粘着力頼りという点では、地震に強い屋根とは言えません。
今回の工事では、既存の野地板はそのままに、新しい野地板を増し張りしていきます。
増し張りをすることで屋根の重量は多少増加しますが、その分構造的に強化されます。
これによって、地震や強風に強い屋根になるんですね。
増し張りをするためには、補強垂木を用いた不陸調整が必要です。
瓦屋根の場合、瓦自体の重さと葺き土の重さで相当の重量が屋根に掛かっていることは先ほど説明しました。
その重量と雨水の侵入などによる野地板の劣化で、ほとんどの場合、野地板に凸凹が出来てしまいます。
凸凹のまま新しい野地板を貼っても、接着面に隙間が生まれ、不安定になり、強い屋根下地を作ることが出来ません。
そこで、平らでまっすぐな屋根下地にするための作業が不陸調整です。
棟部分にも補強垂木を設置して、高さを均等にし、表面を平滑にしていきます。
補強垂木は、土台の
垂木の位置に合わせて設置することで、よりしっかりと取り付けることが出来ます。
微妙な高さを合わせていく作業はとても手間がかかりますが、不陸調整を丁寧に施すことで屋根の完成に大きな違いが出るほど大切な作業です。
古い野地板の凸凹を平らにすることが出来たら、その上に新しい野地板として構造用合板を貼っていきます。
構造用合板とは建物の構造上、耐力性や耐圧性が必要な場所に使用することを目的とした合板です。
構造用合板には、厚さやサイズ・強度・品質などたくさんの種類があります。
当店では、厚さ12㎜を標準とした屋根の野地板としてJAS基準に合格した最適なものを使用していますので、ご安心ください。
寄棟形状の屋根に野地板を張る場合は、屋根の形状に合わせて隙間なく貼り合わせられるように加工します。
野地板とは目に見えない(野地)板という意味だそうです。
確かに、屋根材を葺いてしまうと見えなくなってしまいますが、とても重要な役割を果たしている建材です。
不陸調整のおかげで、綺麗に敷き詰めることが出来ました。
次の作業は、増し張りした野地板の上に
防水紙を貼る工程です。
防水紙はルーフィングシートとも言い、屋根の防水のために貼るものです。
比較的安価で、汎用的に使用されている防水紙がアスファルトルーフィングです。
当社では、アスファルトルーフィングの高温で柔らかくなりすぎる、低温で割れやすいというデメリットが改良された改質アスファルトルーフィングを標準で使用しています。
価格は少し高くなりますが、耐用年数はアスファルトルーフィングの約2倍です。
防水紙は下から上に向かって重ねながら貼っていくことが基本です。
大棟や
隅棟などの棟部分は雨漏りしやすい箇所になりますので、防水紙を幾重にも重ねて貼っておきます。
こうすることで、雨漏りリスクを軽減することができます。
母屋部分には、隙間なく防水紙を貼るように、奥の方までしっかりと敷き詰めました。
防水紙の固定は、タッカーという大きなホッチキスのようなもので留めていきます。
改質アスファルトルーフィングにはセルフシール性があり、タッカーを打った時に出来る穴は太陽熱によって塞がるようになっているんですよ。
雨仕舞とは、雨水が屋根や壁から家の中へ入り込まないようにすることです。
屋根工事で雨水に関する言葉として防水がありますが、雨仕舞と防水の違いを簡単に説明すると・・・
防水とは雨水を通過させないこと。
雨仕舞とは雨水を受け止めて雨樋や地面にうまく誘導すること。
一見似ていますが、防ぐか受け流すかの違いです。
そして、この雨仕舞のために設置する部材が水切り板金です。
写真は屋根のケラバに設置する水切り板金なので、ケラバ水切りと呼びます。
ケラバ水切りには、屋根に降った雨水を軒樋へと誘導・排出してくれる役割と、横から吹き付ける雨水からケラバを守る役割もあります。
同じように屋根の軒先からの雨水の侵入を防ぐために設置する水切り板金を、軒先水切りと呼びます。
屋根に降った雨水は、軒先に向かって流れ、軒樋に集まります。
もし、軒先水切りが無ければ、屋根材の下に侵入してしまうかもしれません。
隅棟には形に合わせて木材を取り付け、その両脇に板金を設置します。
この雨仕舞を捨て谷と呼びます。
棟は雨漏りリスクが高い箇所のひとつですが、棟板金や屋根材が劣化して出来た隙間から、万が一雨水の侵入があった時に屋根下地に浸水しないように、捨て谷が雨水を雨樋まで誘導するように設計されています。
水切り板金を設置したら、屋根材を葺いていきます。
新しい屋根材は『スーパーガルテクト』です。
軒先水切りに重ねて設置し、順に棟へ、横方向は左から右へと設置していきます。
縦・横それぞれのジョイントを引っ掛けて施工するので、屋根に一体感が生まれ、屋根に降り注いだ雨水がスムーズに流れるようになり、雨漏りリスクが軽減されます。
『スーパーガルテクト』は
・屋根材と断熱材が一つになっているので、遮熱性・断熱性や遮音性に優れています。
・スレート屋根の約1/4、和瓦屋根の約1/10と軽量で、耐震性もアップします。
・表面に超高耐久ガルバを採用し、耐久性に優れています。
・自己消火性を備えているため、優れた防火性能と飛び火性能認定を取得、安全性も兼ね備えています。
いいことだらけの『スーパーガルテクト』ですが、少々高価なところがデメリットでしょう。
それでも、定期メンテナンスが長期間不要であることを考えると、決して高い金額ではないと思います。
当社は数多くのスーパーガルテクト』屋根を施工した実績があり、技術力には自信があります。
金属屋根をお考えのお客様は、是非、当社にご相談ください。
棟には棟板金と呼ばれる金属製の板金を設置します。
棟板金が無ければ屋根の頂上から水が入ってしまい、たちまち雨漏りが生じてしまうという重要な役割を担っています。
棟板金を取り付ける際に棟下地として用いられる木材を貫板と言います。
貫板に棟板金を固定することで、板金と屋根を繋げています。
貫板は、母屋の水切り板金を設置する位置にも固定していきます。
棟で施工したように、水切り板金がしっかりと固定できるように貫板を丁寧に施工していきます。
設置して貫板に棟板金を被せていきます。
棟板金は棟を包む板金という意味で棟包み板金とも言います。
隅棟の先端に設置される板金は、剣先と呼ばれます。
この剣先、成形された役物として売っていますが、当社の職人はほとんど現場で棟の形状に合わせて加工しています。
見ていても惚れ惚れするような見事な腕前です。
今回の工事は本日の現場ブログでもご紹介しています。
興味を持っていただけましたら、是非読んでみてくださいね。
それでは、屋根工事の全工程が完了した『スーパーガルテクト』屋根をご覧ください。
棟板金を取り付けて、『スーパーガルテクト』屋根の完成です。
棟板金はしっかり施工がされていても、熱膨張(昼間太陽の熱で膨張し、夜気温が下がると収縮するという状態)を繰り返すことや強風の影響などで10年~15年で釘の抜けが起こってしまいます。
棟板金の剥がれは雨漏りに直結するので、約7年をめどに定期点検をおススメしています。
定期点検も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せください。
貫板に水切り板金を被せて固定しました。
水切り板金によって、屋根に流れ落ちた雨水は屋根内部に侵入することなく、軒樋へと排出されます。
幾重にも雨漏り防止策を講じた屋根は、地震だけでなく雨にも強い屋根になりました。
和のイメージがある入母屋屋根ですが、瓦屋根の和風の柔らかい雰囲気と違い、おしゃれでカッコいい屋根になりました。
お客様には、「屋根を変えるだけでこんなに素敵な家になって嬉しいです。」と喜ばれました。
雨樋交換を一旦保留にされていたお客様から「やっぱり雨樋も交換してもらえる?」との依頼を受け、急遽雨樋交換工事をさせていただきました。
雨樋の寿命は20年~25年と言われていますので、交換のタイミングとしてはとても良かったと思います。
【工事完了後】
棟板金を取り付けて、『スーパーガルテクト』屋根の完成です。
棟板金はしっかり施工がされていても、熱膨張(昼間太陽の熱で膨張し、夜気温が下がると収縮するという状態)を繰り返すことや強風の影響などで10年~15年で釘の抜けが起こってしまいます。
棟板金の剥がれは雨漏りに直結するので、約7年をめどに定期点検をおススメしています。
定期点検も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せください。
貫板に水切り板金を被せて固定しました。
水切り板金によって、屋根に流れ落ちた雨水は屋根内部に侵入することなく、軒樋へと排出されます。
幾重にも雨漏り防止策を講じた屋根は、地震だけでなく雨にも強い屋根になりました。
和のイメージがある入母屋屋根ですが、瓦屋根の和風の柔らかい雰囲気と違い、おしゃれでカッコいい屋根になりました。
お客様には、「屋根を変えるだけでこんなに素敵な家になって嬉しいです。」と喜ばれました。
貫板に水切り板金を被せて固定しました。
水切り板金によって、屋根に流れ落ちた雨水は屋根内部に侵入することなく、軒樋へと排出されます。
幾重にも雨漏り防止策を講じた屋根は、地震だけでなく雨にも強い屋根になりました。
和のイメージがある入母屋屋根ですが、瓦屋根の和風の柔らかい雰囲気と違い、おしゃれでカッコいい屋根になりました。
お客様には、「屋根を変えるだけでこんなに素敵な家になって嬉しいです。」と喜ばれました。
雨樋交換を一旦保留にされていたお客様から「やっぱり雨樋も交換してもらえる?」との依頼を受け、急遽雨樋交換工事をさせていただきました。
雨樋の寿命は20年~25年と言われていますので、交換のタイミングとしてはとても良かったと思います。
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