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日立市での老朽化した瓦棒屋根をMSタフビーム333で葺き替え
【工事のきっかけ】
中古住宅を購入後、内装はリフォームしたのですが屋根や外壁等は手つかずでした。昨年の台風時期から老朽化した屋根から雨漏りするようになり、長く我慢していましたが、今以上に酷くなる前に直そうと決心し、街の屋根やさんに相談しました。
基本情報
- 使用材料:月星カラーGL鋼板MSタフビーム333、針葉樹合板、改質アスファルトルーフィング
こんにちは街の屋根やさん水戸店です。
今回は、日立市で行なわれていました嵌合立平葺き(かんごうたてひらぶき)金属屋根の施工が完了致しましたのでご報告させて頂きます。
屋根の老朽化で雨漏りに悩まれていたお客様は、屋根リフォームを検討され、当社にお問い合わせを頂きました。
築40年のお家で、天井に雨漏りによる雨染みができてしまったとの内容でした。
お問合せ頂いた時期は、丁度梅雨時期でとても心配とのお話でした。
瓦棒葺き屋根に登ってみると、全体的に経年劣化と老朽化で起きた錆や表面剥離が起きており、早急な屋根メンテナンスが必要な状況と言えます。
本来この瓦棒葺き屋根は雨漏りに強い屋根ですが、メンテナンス時期が遅れ雨漏りに繋がってしまったようです。
特殊な屋根形状の為、雨の流れ方を変えるご提案をしました。
日立市の瓦棒屋根は壁の下を水が通るような構造になっており、雨仕舞の観点から、屋根形状を若干変更する提案を差し上げました。
私達も色々な屋根を調査しますが、とても珍しい屋根です。屋根造作時に、瓦棒屋根を施工した後に壁を施工したと考えられますが、先々のメンテナンスを考慮した施工を行って頂けたら、今回、屋根形状を変更する必要はなかった現場です。
※メンテナンスがしにくい屋根形状は、解体や取り外し作業が発生し、余分な費用が発生するケースがあります。
解体作業は、金属で出来たベランダ囲いの撤去から行います。
ベランダの囲いをサンダー(電動カッター)を使用して細かく分割しながら、少しづつ解体を行なっていきます。
ベランダの囲いは錆が酷く、全体的に腐食が進んでいたのでお客様にお伝えし撤去することになりました。
瓦棒屋根のジョイント部にサンダー(電動カッター)で切れ目をいれていき、板金ハサミを使用して屋根材を剥いていきます。
既存の瓦棒屋根の厚みは0.3㎜程で、鋼板に亜鉛をメッキした屋根材なので、錆や劣化で傷みやすく10年サイクルでのメンテナンスが必要な屋根材です。
※屋根に限らず外壁など外回りは、内部よりも雨風や太陽光線にさらされているので、劣化スピードが増します。
瓦棒屋根を解体して捲ってみると、防水シートであるアスファルトルーフィングに水が浸入した痕や劣化症状がみられました。
また、今主流の野地板ベニヤの厚みは12㎜ですが、既存の野地板ベニヤは5.5㎜の薄い野地板を使用していたのも室内雨漏りに繋がった原因です。
※建築ラッシュ時の1980年時代は、5.5㎜の野地板ベニヤが多く使われていたようです。
さらに解体を進めていくと、屋根全体で雨漏りが起きている事が分かりました。
下地の野地板ベニヤが全体的に湿りけをおびてベニヤが剥離しており、雨漏りの最後の砦である防水シートの劣化も認められました。
小屋裏の画像を見ても屋根の雨漏りは一目瞭然です。
水の流れを変える屋根形状は、住宅の床下地に使われる3寸角(9㎝角)の木材を使用して骨組みから形成していきます。
屋根形状を変える工事は普段なかなか行ないませんが、日立市の現場屋根は特殊で、壁の中を雨水が流れ通る形状の為、先々の屋根メンテナンスも視野に入れての判断です。
新しく造作する屋根は、雨水の流れも計算して作り替えますので、雨漏りに強い屋根に生まれ変わります。
野地板のラーチ合板に、改質アスファルトルーフィングを重なりしろ通りに敷き込み、雨漏り対策も万全に仕上げていきます。
防水シートにも種類がありますが、一般的に使われるアスファルトルーフィングで、耐用年数は10年ほどで交換時期を迎えます。
当社では、アスファルトにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスチックなどを混入させ耐久性を高めた20年対応の改質アスファルトルーフィングを標準仕様としていますので、長く安心して過ごしていただけると思います。
今回使用する屋根材は、月星商事社の「MSタフビーム333」という商品です。
縦葺きに分類される立平葺きのメリットは、屋根の頂点から軒先に至るまで一枚の長尺板金(長い板金)で構成されるため、途中の水平方向に継ぎ目がないことです。
今回使用する立平葺きの金属屋根は、雨漏りに最も強い屋根材に位置づけられる商品で、耐久性も申し分ありません。
瓦棒屋根に似ている形状の嵌合立平葺き(かんごうたてひらふき)金属屋根は、横端がひし形に加工されており、隣り合う板金のひし形部分に重ねてはめ込んでいきます。
この嵌合式のひし形も、ハゼと呼ばれることがあるのですが、立平葺きは縦平や縦葺きと呼ばれる事もある屋根材です。
MSタフビーム333で屋根葺き替えが行なわれている日立市の屋根は、壁際等の雨漏りリスクを考慮し、1部の屋根形状を変更して施工を行いました。
現状のように壁の中を水が通る屋根形状で工事行うと、万が一再度雨漏りが起こった際に壁等壊す必要が出てくる為、将来的なメンテナンスも考慮した施工法です。
※屋根形状を変える施工は、行わなくて良いケースの方が圧倒的に多く、現実的に形状変更が不可能なケースもございます。
屋根リフォーム工事で最も大事な作業は雨漏り対策である雨仕舞い工事です。
雨漏りの原因は、屋根材に関係なく平部からの雨漏りは非常に少なく、壁の取り合いや棟等の凹凸部や緩衝部の役物(棟、谷、壁の取り合い部)からの雨漏りが殆どです。
壁の取り合い(雨押え板金)は、既存の雨押え板金を生かしながら、新しい板金で覆い被せて施工する事が一番の雨漏り対策となります。
既存の雨押えに雨押え板金をカバーするので、雨仕舞も二重構造になり強化されます。
既存の屋根材の色にマッチした、モスグリーン色の屋根葺き替えが完了致しました。
日立市での屋根葺き替え工事は、特殊な屋根でしたので大変苦労しましたが、仕上がりがとても良く、雨漏り対策も万全です。
金属立平葺きは、雨漏りに一番強い工法だと言われていますので、これからは台風に怯える事無く、お客様も安心して生活をして頂けると思います。
家屋の事で心配事があれば、御気軽に街の屋根やさん水戸店までご相談下さい。
また定期点検時にお寄りしますので、お過ごしになってのご感想をお聞かせ頂ければ幸いです。
これからも、お客様にご選択いただけるようスタッフ一同心を込めて対応させて頂きます。この度は、当社にご依頼いただきありがとうございました。
雨漏りに強い金属立平葺きに生まれ変わったお客様の屋根です。
下地から強化し、雨漏り対策である雨仕舞いもしっかり行いましたので、本格的な台風シーズンもご安心して頂けます。
住宅のメンテナンスは思い切りが必要ですが、御自身の身体のように気遣ってみてはいかがでしょうか?
身体も住宅も健康でいられるのは、しっかりとしたメンテナンスからです。
街の屋根やさんに是非ご相談下さい。
【工事完了後】
雨漏りに強い金属立平葺きに生まれ変わったお客様の屋根です。
下地から強化し、雨漏り対策である雨仕舞いもしっかり行いましたので、本格的な台風シーズンもご安心して頂けます。
住宅のメンテナンスは思い切りが必要ですが、御自身の身体のように気遣ってみてはいかがでしょうか?
身体も住宅も健康でいられるのは、しっかりとしたメンテナンスからです。
街の屋根やさんに是非ご相談下さい。
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