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茅野市玉川塗装したのに剥がれるなんて。屋根葺き替えました
【工事のきっかけ】
3年前、「とある業者」に屋根塗装を依頼した。
しかし。たった3年しか経過していないのに!この剥がれ様・・・。
気に入らないのは、依頼前より剥がれてるという事実(怒)
知人の紹介で『街の屋根やさん松本平店』にたどり着いた。
社長である山下さんの見解によると、もうこれ以上の塗装は不可能との事。
思い切って新しい屋根に葺き替える事に。
3年前、この会社に出会いたかったよ・・・。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き替え
- 施工期間:4日
- 築年数:35年 ナショナル住宅
茅野市玉川で塗装が剥がれた三晃葺きの屋根をカバー工法で修繕しました。
【塗膜の剥がれた屋根】
塗装して数年で塗装が剥がれてしまいました。
『もう一度この状態に塗装したらいくらか見積もってみて下さい。』
の依頼から提案の始まりでした。
【この状況に塗装するとしたら】
塗装の工程を説明します
洗浄(高圧洗浄機で水洗い)~錆止め~下塗り塗装~仕上げ塗装・・・と言う工程が一般的な工程です。
しかし、この屋根ではこの工程だけでは無理ですね。
同じように直ぐ剥がれてしまいます。
【剥がれない様に塗装するにはどうしたら良いか】
一般的にこの状況で塗装が出来るような状態にする為には、既存の塗装を全て剥ぎ取りしなければなりません。
【どうやって塗装を剥がしたらよいでしょう?】
①ヤスリで表面の塗装を丁寧に剥がしていく方法
②薬品を使って時間をかけて塗装を浮かせて剥がす方法
の様な方法が有りますが、塗装費用以上にこちらの作業の方が費用が掛かります。
【屋根のカバー工法をお勧め】
既存の屋根の下地を活かし、新しい屋根を重ねて葺き替えるようにしました。
【三晃葺きカバー工法】
既存の屋根の工法は三晃葺き(さんこうぶき)と言われる勾配の極端に少ない屋根に最適な工法が使われています
【雨漏りしない工夫】
三晃葺きの特徴である、掴み(つかみ)の合わせ部分:桟木に高さ調整する為の材木を寸法を合わせ加工・取付しました。
【谷板の防水処理】
桟木と桟木の間に谷板(通称:どぶ板と呼んでます)
を収める際に桟木の高さ調整の為に敷設した角材を横からビス止めし、ビス穴からの水の侵入を防ぐ方法として『たっぷり』のコーキングを充填しました。
【一般的な桟木葺きの形状が成型されました】
この状態までなれば後は桟蓋(さんぶた)を取付ければ
綺麗な屋根が完成します
【長尺の板金】
水上から水下まで1枚の屋根材が繋ぎ目も無く収められます。
水上と言うのは屋根の一番高い方(棟)。
水下は屋根の一番低い所(軒先)。
を言います。
繋ぎ目が無い事により雨漏りの心配が無くなります。
【水上から水下へ谷板の敷設】
谷の部分に板金が収められると、あの塗装が剥がれて可哀そうだった屋根が綺麗になって屋根が見違えるようですね。
【谷板部分の寸法加工と防水処理】
全ての間隔が全く同じ幅でない場合もあります。
コーキング、板金の加工など色んな工夫が必要だったので雨が漏らない様に様々な処理をしています
【つかみバサミで板金加工】
熟練の職人さんが専門のつかみバサミで屋根材に傷が付かない様に慎重に折り曲げ作業をします。
【屋根の頂上:棟の位置での作業】
ほぼ勾配の無いこの屋根の頂上は左右の板金を重ねを大きくとって雨が入らない様に加工していきます。
【正確に寸法を合わせて慎重に作業】
塗装の剥げた下屋根が見えるので新しい屋根が引き立って良く見えます。
頂上の棟の加工です。
左右の板金をしっかり重ね合わせ、台風が来ても大丈夫な様に仕上げて行きます。
【頂上の棟の位置を横から見た所です】
この勾配で雨漏りさせない様に仕上げるのには、色々な工夫が必要なのがお分かりでしょうか?
先ずは棟の繋ぎ目からの雨の侵入を防ぐ事。
桟木のカバーをしたキャップの横から水が入らない様にする事。
キャップを止めた時に使ったビスの穴から水が入らない様にする事。
これだけ慎重に工事を仕上げても自然の力は何が起こるか解りません。
【壁際の処理】
壁と屋根の接点には壁際水切りがついています。
普通は後から付ける水切りカバーですがこれを取ったら壁から雨漏り・・・なんてなったら大変です。
新しい屋根材を上手にこの中へ入れると共に雨が壁の中に入らない様にして行かなければなりません
【中に押し込みながら左右の屋根材を折り曲げていく作業】
力も必要、技術も必要、ここで失敗したら雨漏りの原因
職人さんは大変な思いを感じながら作業を進めて行きます
【間違いなく慎重に完ぺきに納める】
この写真ではガルバリウム鋼鈑0.32mmを曲げていく技術が見られます。
手で簡単に折り紙のように曲げていけたら、とても嬉しいのですが、重なれば重なる程に固さを増して作業は大変になります。
【とても綺麗に折り曲げ完了】
仕上がって見れば何て事ないように見えちゃいますが、経験が有って初めてこのように納めることが出来るそうです。
【桟木カバーの先端の処理】
取付けてからの収まりを想像して寸法を正確にとり加工成型していきます。
裏面から見てどんな形になるのか分かりますか?
正面から見るとこんな形で収まるようです。
【キャップを被せて行きます】
ここでもコーキングをしっかり打って、雨漏りしない様に処理していきます。
【キャップの取付け】
綺麗に形を整えて、上から下地に被せます。
【キャップを被せたら正面の板金を折り曲げ】
細かい作業ですが1本1本丁寧に形を整えながら取付作業をして行きます。
【コーキングはキャップが取付けられた時点ではみ出す位にタップリ使いました】
全ての作業をする際に先ず雨漏りしない様に、今何が必要か?
そんなことを常に考えながら丁寧できれいな工事を心がけて作業に携わりました。
【棟カバーを取付けます】
下地を止めて行きます。
貫(ぬき)と言われる材木を取付します
【面戸カバーを取付け】
雨や風が横から吹き込むのを防ぐ為、桟木と桟木の間に板金を加工して取付けて行きます
【全ての隙間を塞げたら棟カバー】
さあ、仕上げです
【貫(ぬき)板の隙間は防水テープ】
何処からも水が入らない様に専用の防水テープをしっかり貼って行きます
【棟カバーの繋ぎ目にもコーキング】
ここの防水処理も怠りが無いように作業します。作業はあと少しです
【棟カバーの重なり目の加工】
金切りハサミで受け口を加工、重ね合わせて行きます
【棟カバー取付け】
棟の形もはっきり見えてきました。
良い屋根になりそうです
【壁際の収まりです】
見た目も大事。綺麗に仕上げて工事も完了間近です。
【壁際の収まり】
既存の水切り板金の中へ新しい屋根材が収まった状況です
。
角度を変えてみるともう少しわかると思います。
こちらが別の角度で見た状態です。
棟のカバーも収まり屋根の完成です
勾配の少ない屋根ですので、雨が降っても雨漏りしない様に仕上げた所が今回の作業の一番難しかったところです。
綺麗な屋根に仕上がりました。
最初の状況と比べて見ると違いがはっきり分かると思います。
職人さんご苦労様でした。
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