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河内長野市にて瓦葺き替え工事【劣化した漆喰や下地補修】
河内長野市 台風 台風 台風 屋根葺き替え工事
【工事のきっかけ】
屋根のドローンによる点検により漆喰の劣化や瓦の色褪せと共に、屋根の重要部分である下地のメンテナンスをきっちり行いたいとの事で、屋根の葺き替え工事をさせて頂きました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風 屋根葺き替え工事
- 施工期間:約10日間
- 築年数:約30年
今回ご紹介させて頂きます事例は瓦屋根の葺き替え工事です。
今回は釉薬瓦という種類の瓦から、いぶし瓦という瓦に葺き替えを行いました
瓦自体は色褪せはあったものの、割れ等もなく綺麗な状態でしたがお客様のご要望で屋根の下地をしっかりメンテナンスしたいとの事でした。メンテナンスの方法として瓦の葺き替え工事と葺き直し工事があります。
葺き直しとは今ある瓦を撤去して下地のメンテナンスを行った後、もう一度瓦を葺き直して行く工事です。
しかし景観的な要素から見れば瓦自体を新しくした方がお家自体が生まれ変わったように綺麗になります。
それでは葺き替え工事によりしっかりとメンテナンスが完了した事例をご覧ください!!
こちらのお宅は釉薬瓦と言う種類の瓦屋根のお宅です。今回はいぶし瓦という瓦に葺き替え工事を行います。
いぶし瓦の事少しだけご紹介しておきますね(*^-^*)
素材の粘土は基本的に釉薬瓦と同じです。しかし色を出すための製法が違います。
瓦を焼きあげる最後の工程で空気を完全に遮断し「蒸し焼き」にする燻化工程が特徴です。
簡単に言うと焼き上げの最後にスモークする様なイメージです。
燻す事により炭素を瓦に付着させて綺麗な銀色に仕上げています。燻により付着させる色は瓦の中まで全体的に色が付着します。その為いぶし瓦は割れても中まで銀色なんですよ(^_^)「いぶし銀」という言葉を聞いた事があると思います。
いぶし瓦は色褪せるほどに味が出てくるのが特徴でもあり、年月が経つにつれて色に深みが出てきます。
これが「いぶし銀」と呼ばれています。瓦屋根の工事は屋根やの中でも瓦を扱える職人さんにしか出来ない工事です。
近年は主流になってきている金属屋根ばかりを扱っている業者さんもおられる様なので、瓦を扱える業者さんを選んでください!
では現場の方に戻ります。先程記述した様にこちらのお宅の瓦は特に目立った割れ等はありませんでした。
ですが漆喰と呼ばれる部分の劣化が目立ちました。瓦の隙間を埋めて瓦をしっかり固定してくれる漆喰は瓦屋根には欠かせない物です。
日々日差しにさらされている屋根ですので次第に劣化して行くのは避けれません。
瓦屋根の場合瓦自体の寿命は非常に長く、割れたりズレたりしない限りは約50年~60年程だと言われています。
しかし瓦を固定している漆喰は一般的に約10年~20年と瓦に比べて短いです。
瓦はまだまだ綺麗なのに雨漏りが…なんて事も少なくありません。
この場合劣化した漆喰部分から雨水が侵入して雨漏りを引き起こしてる事があります。
雨漏りの箇所を特定する時、例えば瓦が割れている、屋根材がめくれている等しっかり分かる場合なら修繕もしやすいのですが、漆喰の劣化による雨漏りの場合雨漏り箇所の特定は難しく、その部分だけ修繕すると言う事が出来ません。やはり漆喰の劣化により雨漏りしている様な時は漆喰を全面打ち直す必要があります。
漆喰の劣化が進むとちょっとした雨や風でも瓦がズレたり落下してしまったり…なんて事にもつながってしまいます。
落下した瓦で近隣の家を傷つけてしまった!と言う事例も見てきました。そうなると費用も工事自体も大掛かりになってしまいますよね?
漆喰の点検は定期的に行って頂き、今の状態やメンテナンスの有無などしっかり確認しておく事をお勧めしています。
少し写真に近づいて見てみましょう。この辺りも漆喰が劣化しています。元々の漆喰は綺麗な白色です。
劣化した漆喰は黒ずんできます。次第にポロポロ崩れたり剝がれたりして行くのです(>_<)
屋根の真ん中あたりに窪んだ部分がありますよね?ここは谷部と呼ばれる部分です。
谷部は屋根に落ちた雨水が集まり外壁などを雨水が伝わない様に地上まで落ちる雨水の通り道です。
水が通った後がくっきり筋になって分かりますね。
谷部は一般的に板金で加工されておりそこに塗装する事で塗膜を作り防水効果を保っています。
この部分も漆喰同様劣化が早い箇所になります。塗装が剝がれて防水効果が発揮出来なくなると板金板金部分が腐食したり穴が開いたりする事があります。
実はこの谷部からの雨漏りも漆喰に続いて原因になる事が多いです。
塗装が剝がれて腐食などが起こる前に塗装によるメンテナンスを行って下さい!
ではでは工事の工程です。
まずは既存の瓦を全て撤去していきます。
落下させたりしない様に一枚づつ丁寧にめくっていきます。瓦をめくると葺き土と言われる土が敷かれています
。
葺き土を使用した工事は土の重みで建物が安定する・断熱効果が高い・雨漏り時に土が水を吸水してくれるなどのメリットがあり昭和初期までは主流な工事方法でした。
現在は葺き土を使用した施工はほとんど行われていません。
葺き土工法が見られなくなった大きなきっかけは関東大震災だと言われています。
震災で多くの家屋が倒壊し、建て替えによる復興後葺き土を見る事はなくなりました。
しかし比較的地震が少なかった関西地方では今でも多くの葺き土屋根が存在します。
ですがこちらも阪神・淡路大震災の時に倒壊した家屋の多くが土葺き屋根のであったことや、屋根の軽量化に関する法整備などの影響もあり土葺き屋根が急激に減少しました。
現在新たに葺かれる瓦屋根は引掛桟木工法が採用されており、葺き土を使用しない為屋根の重さは土葺き屋根よりも軽くなります。
屋根材の軽量化は耐震性を向上させるための重要な要素の一つです。
葺き土を撤去し、古くなったルーフィングを剥がしました!
屋根の下地には野地板が見えてきます。
野地板が傷んで腐食などしている場合はこの時に補修・補強しておきます。
以前は野地板と言えば杉板を使った物が大半でした。
昔は瓦の形も均一ではなかった為瓦の下に雨水が侵入する事も多く、現在の様にルーフィング等の防水シートを施工する技術もない為乾燥しやすい杉板が使用されていました。
次の工程です。野地板の上にコンパネを張り付けていきます。
屋根をメンテナンスされる際、屋根材と防水シートの下にある野地板は普段目視する事が出来ない為どの部分なのか見当もつかず興味の無い方も多い部分です。
しかし野地板は屋根の重要な部分でありメンテナンスのしにくい部分です。役割やメンテナンス方法を良く理解し知っておいてほしいと思います(*^-^*)
ルーフィングを施工して行きます。雨水の侵入を防いでくれるルーフィングは隙間なくしっかり施工します。
屋根材が雨水を防いでいると思われがちですが、屋根材はあくまでも景観を良くする為の化粧材です。
もちろん屋根材に塗装などによって防水機能を発揮してくれてくれる物もありますが、ルーフィングの保護機能の方を優先的に果たしています。
弊社では改質アスファルトルーフィングという防水シートを使用しています。
温度変化に強く、高温ではダレにくく低温では割れにくい特徴を持っています。
ルーフィングの施工が完了したら瓦を留める為の引掛桟木を施工した後瓦を葺きつけて行きます。
職人さんにより一枚一枚丁寧に吹き付けられていきます。
もちろんこの瓦を葺きつけていく時に漆喰もきっちり詰め直しを行います。
漆喰は瓦を固定する為に重要な役割をしています。
最後に谷部です。谷部は塗装が剝がれて塗膜が劣化していましたよね?
こちらは塗装にてメンテナンスをさせて頂きました!
塗装する事により塗膜が出来、それにより防水効果が保たれております。
これで谷板金が雨水によって腐食したり、穴が開いたりする事はありません!
漆喰部分も見て頂けたら分かるように綺麗に完了致しました(*^^*)
屋根の工事に関する工程はお客様からもなかなか確認しづらい場所です。
工程写真を見て頂く事でお客様自身も安心される事が多いです。
これで河内長野市より経年劣化による漆喰の詰め直しと瓦の葺き替え工事完了しました(*^-^*)
一段と明るく丈夫な屋根になりました。
河内長野市にて施工事例は他にもあります。こちらも参考にして下さい。
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