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葛城市で取引のある工務店からの依頼で新築戸建て住宅の屋根を施工
更新日:2021年6月6日
奈良県葛城市で取引のある工務店さんが施工されている新築戸建て住宅の屋根の工事を依頼されました。
新築ということで、既存屋根の工事のように屋根下地の補強や補修などはしなくていいのですが、
その分、当社の施工不良によって雨漏りが生じたなどの不具合を起こさないように細心の注意をして作業していきます。
当社では以前から取引のある工務店さんが新築住宅を
施工されている現場で
、屋根工事の部分を依頼されることがよくあります。
そして、何度も依頼して下さるということは、当社の仕事ぶりが評価して頂けているからだと自負しています。
というわけで、今回は新築の戸建て住宅の建設
現場での屋根工事です。
いつもは
雨漏りなどの不具合を感じているお客様からの依頼で、
無料点検から無料見積・契約・工事・・・と続いていきます。
ですが、新築戸建て住宅の屋根工事の部分のみを請け負う今回のような現場では、屋根の土台となる下地の設置までを工務店さんの方でしてくれているので、
葺き替え工事などと違い工期が短くて済みます。
当社でも屋根下地に使用している
構造用合板がこちらの現場でも使用されていました。
構造用合板は建物の構造上重要な部分に用いられることを目的に作られた合板です。
構造用合板で使って施工した屋根は、耐震性・耐風性を飛躍的に高めることが出来ると言われています。
こちらの屋根の形状は基本的には三角屋根とも呼ばれる
切妻屋根ですが、
パラペットが設置されています。
パラペットとは屋根からの立ち上がりがある塀の事です。
ベランダや屋上(
陸屋根)ではよく見られます。
こちらの屋根のように切妻屋根にパラペットを設置する場合
は、外観上箱型に見せたいなどデザイン性を重視していることが多いです。
パラペットがあると家屋が縦長のデザインになり、スタイリッシュな外観になります。
ここからは当社担当の工事のご紹介です。
構造用合板が設置された屋根下地に
防水紙を張っていきます。
ここで使用する防水紙は、街の屋根やさん奈良店の屋根
工事では
お馴染みの改質アスファルトルーフィング『TAJIMA
P-EX+』です。
汎用的に使用されている
アスファルトルーフィングは、紙や不織布などに混ぜ物のないストレートアスファルトを染み込ませたものです。
対して、当店で使用している改質アスファルトルーフィングは、アスファルトにゴムや合成樹脂などを混ぜ合わせた改質アスファルトを使用しています。
アスファルトルーフィングよりも耐久性が高く、20年以上の長寿命です。
防水紙は下から上に張っていくという決まりがあります。
もっと言うと、屋根で使用されるものは全て下から上が原則です。
この決まりを守ることで、雨漏りリスクは格段に低くなります。
以前工事させて頂いた雨漏りでお困りのお宅では、築年数はさほど経っておらず、屋根もとても綺麗でした。
ただ1ヶ所、この下から上への原則が守られていない所があり、そこから雨漏りしていたということがありました。
それほど、大切なお約束なのです。
パラペットの部分には、防水紙をしっかりと立ち上げて張ります。
そして、立ち上げて張った防水紙の上から重ね張りをします。
屋根とパラペットの境界部分はどうしても雨水が滞留しがちになってしまうので、この立ち上がりが少なかったり防水紙の重ね張りをしていない
と雨水が屋根下地に侵入してしまうこともあります。
パラペットがあると、屋根から
壁面への雨掛かりを減らすことで
外壁の劣化を防止し、美観を長期間保つことが出来ます。
外壁から出っ張っている屋根部分のうち、雨樋が付いていない側を
ケラバと言います。
ケラバは通常、屋根材と
破風板、
水切り板金
などで覆われています。
屋根工事の工程としては、防水紙を張った屋根下地に屋根材を設置する前に取り付けるのが水切り板金
です。
水切り板金を設置する事で、
強風雨などでケラバ部分の屋根材の隙間から雨水が侵入しても雨水が防水紙や屋根下地に流れ込まず、滞留することなく軒樋に排出します。
パラペットと屋根の取り合いに設置する板金
のことを内樋と呼び、この部分に設置する板金を内樋板金と言います。
名前は異なりますが、
ケラバに設置した水切り板金と同じような役割をしています。
雨漏りの生じる可能性がある所に雨水を近づけないという工夫であり『
雨仕舞』と言います。
侵入した雨水を板金で素早く排出し、水を溜めないというのが『雨仕舞』の考え方です。
防水紙を張り、雨仕舞処理を施した屋根に屋根材を葺いていきます。
今回使用する屋根材は
カラーベストです。
カラーベストは、セメント・ケイ石を原料とし繊維質で補強したのちに成型された『平型化粧
スレート』
のことで、カラーベストはケイミュー社が販売する製品名です。
軽量で耐震性に優れており、種類や色が豊富であることが特徴です。
屋根材の名前として
スレートと
カラーベストが混在しているのは、現在、住宅用の
スレート屋根材はほぼケイミュー社が製造しているためです。
屋根材を葺いた屋根の頂上の
パラペットとの取り合い部分に貫板を設置していきます。
一般的な切妻屋根や寄棟屋根などの大棟に当たる部分ですね。
屋根材も防水紙と同じく下から上に設置していく為、最終的に屋根材とパラペットの立ち上がり部に隙間が出来ます。
その隙間を塞ぐための板金を設置するために貫板を取り付けるのです。
取り付けた貫板に板金を設置したら、屋根工事の完成です。
パラペットの頂上(笠木)や立ち上がり壁の一部がまだ施工されていませんが、当社の担当工事はここまでで、ここからは外壁の担当者にバトンタッチです。
当社に屋根工事をご依頼頂き、ありがとうございました!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1
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