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貝塚市のシート防水のベランダをウレタン防水でメンテナンス!
【工事のきっかけ】
貝塚市に住まいのN様よりベランダの軒天が落下したというご相談をいただき
、
ベランダを防水することになりました。
軒天が落下した原因はベランダの中に雨水が浸入してモルタルの密着性が低下したという見解です。
軒天を修理することになったのですが、雨漏りしている状態だとまた不具合を起こす可能性があるので、
雨水が入らないようにベランダを防水するご提案をさせていただき工事に至ります。
基本情報
- 施工内容:防水工事
- 施工期間:6日間
- 築年数:約35年
- 使用材料:プライマー、コーキング、カチオンフィラー、ウレタン防水材、トップコート
貝塚市にお住いの皆さまこんにちは!街の屋根やさん岸和田店の小南です。
皆さまの中にベランダのメンテナンスをご検討されている方はおられますか?
ベランダは外気の影響にさらされるので、定期的にメンテナンスしないと雨漏りしてしまいます。
ベランダのメンテナンスの基本は「防水工事」で、その防水工法はいくつかありますが、この記事では
貝塚市N様邸で行った防水工事を参考に、
ウレタン防水について施工手順など分かりやすく
ご紹介したいと思います。
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貝塚市に住まいのN様よりベランダの下の軒天が落下した、というご相談をいただきました。
軒天が落下した原因を調査すると、ベランダ内部に雨水が浸入して下地が傷み、モルタルの密着性が低下したことが原因の可能性があるとの見解で、ベランダを防水することになりました。
N様邸のベランダにはゴム
シート防水が施されていました。
シート防水とは文字通り
防水性のある
シートを敷いて防水する工法のことです。ゴムシート防水で10~15年、塩ビシート防水で10年~20年程の
耐用年数が期待できます。
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ベランダのゴムシート防水の劣化状況・保護塗料が剥がれてきていました!
N様邸のベランダの防水は露出の
ゴムシート防水で、表面に塗られている
保護塗料がポロポロと剥がれてきている状態でした。
保護塗料には防水性はありませんが、防水層であるシートを保護するためのものなので、
剥がれてくると下に控えている防水層の劣化が進んでしまいます。保護塗料が塗られているので防水層の劣化は確認できないですが、N様邸は築35年を過ぎ、まだ一度もベランダのメンテナンスをされた音が無いとのことでしたので、防水を施工しなおす必要があります!
ベランダの手すり壁にはクラック(ひび割れ)が発生していました!
ベランダの手すり壁にはクラック(ひび割れ
)
が発生していました。
壁に発生したクラックから雨水が浸入して雨漏りした事例もあるので、注意したいポイントです。本来はこのようなクラックを補修してから防水工事を行うのですが、N様邸はベランダの壁を撤去して施工しなおすので、その必要はありません。
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ベランダのドレン(排水口)も雨漏りの原因があります!
N様邸のベランダの軒天が落下した箇所は、ドレン(排水口
)
付近です。
ドレンはベランダの床から軒天に向かって埋め込まれているので中の劣化状況は確認できませんが、
ドレン付近の軒天
に雨染みが付いていたり、N様邸のように軒天が落ちたり剥がれてきている場合、ドレンに不具合が生じて
目に見えない部分で雨漏りしている可能性が高いので注意しましょう。
N様邸はドレン付近の軒天のモルタルが落下していたので、ドレンが傷んでいるかもしれないと判断し、
改修用のドレンを取付けるご提案をさせていただきました。
N様邸でご提案したのは「ウレタン防水」です。
どうしてウレタン防水を提案したの??
同じシート防水を施すこともできましたが、今後のメンテナンス性を考慮して、ウレタン防水をお勧めしました。
ウレタン防水は既存の防水の上に新たに重ね塗りできるというメリットがあり、メンテナンス性が良好です。
ウレタン防水についてもう少しご説明させていただきます。
既存のゴムシート防水にカッターで切り込みを入れて剥がして撤去していきます。
シート防水の施工方法は大きく分けて「密着工法」と「機械的固定工法」があり、N様邸は密着工法でした。
密着工法は接着剤でシートを貼り付けて施工されています。シートを下地に直接貼り付けるので、
屋上でも耐風圧性に優れているというメリットがあります。
シート防水の劣化が進んだ場合は全面防水することをお勧めしています。
その場合、ゴムシート防水よりも耐久性がある塩ビシート防水か、ウレタン防水のどちらかが一般的です。
既存のゴムシート防水を撤去した後、ケレン・清掃していきます。
ケレンとは、鉄部の錆びや塗装の塗膜、汚れなどをそぎ落とす作業のことです。ゴムシート防水はきれいに剥がれているように見えますが、強力な接着剤で貼り付けられているので、ちぎれたシートや接着剤が防水面に残っているので、きれいに取り除きました。
防水面の状態を整えないと次に施工する防水層が長持ちしません。
ケレン・清掃した後、躯体補修(くたいほしゅう)を行いました。
躯体補修とは下地を補修する工事のことです。
躯体や下地が劣化している箇所、破損している箇所の適切な補修を行います。
N様邸のベランダの床にはいくつかひび割れが発生していたので、コーキングを充填してきちんと補修しました。
また、立ち上がり部分との取り合いは水が溜まりやすく、
ひび割れが発生すると雨漏りの弱点になってしまうのでコーキングを充填して防水しています。このように、防水面の傷んでいる箇所を事前に補修することで防水性が向上します!
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続いて改修用ドレンを設置します。
ドレンとは排水口のことで、ベランダに落ちてきた雨水が流れ込んで
くる箇所です。
ドレンがひび割れたり、劣化が進むと流れ込んできた雨水が周囲に漏れ、雨漏りしてしまいます。
N様邸はベランダの下のモルタルが一部落下している状態で、その周辺にはドレンが設置されていたので、
ドレンが傷んで雨漏りしている可能性があったので、新しいドレンを設置することになりました。
改修用のドレンは、既存のドレンの内側にはめ込んで取付けることができるので、もともとあるドレンを撤去しないで工事ができます。
ドレンはベランダの床に埋め込まれている為、撤去するとなると工事が大掛かりになりますし、防水性にも影響を与える危険性があるので、
改修用のドレンを設置することになりました。
ドレンの裏面にコーキングを充填して接着により固定していきます。
防水面に釘やビスを打ち付けると穴があいて防水性を維持することができないからです。
このドレンは鉛(なまり)製で、金槌(かなづち)で叩くとある程度形を整えることができます。コーキングを全体的に充填して既存のドレンの内側にはめ込み、上から金槌で叩いて密着させて固定しました。
既存のドレンの内側に改修用のドレンをはめ込んで設置しました!
ベランダの床とドレンとの取り合いから雨水が入らないように周りにコーキングを充填して完了です。
ベランダに設置されているドレンの下端付近で雨染みが付いていたり、塗膜が浮いている場合は、
ドレンに不具合が生じているかもしれないので、一度下から確認してみるといいでしょう。
確認していただき、気になることがありましたら無料点検を実施している街の屋根やさん岸和田店にお気軽にご相談くださいね(*^-^*)
次に行ったのが下地調整です。
既存のベランダの床にそのまま防水を施すこともできますが、新しい下地に施工する方が長持ちするので、
カチオンフィラーという下地調整材を防水面に塗装して新しい下地を形成していきます!
ベランダ防水では、床面から立ち上がり部分にかけて防水することで防水層を箱状に設置し、取り合い部分から雨水が浸入するのを防ぎます。
床面から
立ち上がり部分
にかけて新しい下地を形成・設置しました。
カチオンフィラーはコンクリートやモルタルなどあらゆる下地にしっかりと密着し、ウレタン防水にも密着します。それぞれの間に入って
両方を密着させる役割を担っています。
新しい下地を設置し、防水を施す準備が整いました!
防水工事は防水を施すまでの段階の作業がとても重要になります。
ひとつひとつの工程を確実に行うことが防水の性能を発揮させることに繋がります!
カチオンフィラーで下地を設置した後、プライマーを塗布していきます。
プライマーは接着効果がある塗料です。防水材を施工したらプライマーは隠れて見えなくなりますが、
この工程が防水の耐久性を左右するので、塗りムラなく丁寧に塗布しました。
⚠
プライマーの工程を省いたり、薄塗だったりすると、防水層がしっかりと密着せず早い段階で浮いたり剥がれてきてしまいます。
ベランダの立ち上がり部分から床面にかけてプライマーを塗装していきます。
透明の塗料なので色は付きませんが、塗装した面は濡れたような質感になるので塗り残しなく塗装することができます。薄塗にならないようにローラーを何度も往復させて塗装しました。
続いてウレタン防水材を施工していきます。
ウレタン防水材はウレタン樹脂のことで、液体状です。
液体なので、立ち上がり部分や段差、複雑な形状にも継ぎ目のない防水層を
施工することができます!
ウレタン防水材を流し込んでローラーでのばして塗装していきます。
ウレタン防水は施工する面の広さや形状、材質を問わないため、いくつかある防水工法の中でもよく採用される防水工法です。
ウレタン防水の防水性や耐久性などの性能を発揮させるためには、塗膜に規定の厚みが必要です。
塗膜に厚みを持たせるために初めに施工した塗膜を乾燥させ、もう一度塗装しました。二
度塗りすることで
塗膜が二重になるので厚みが付きます。
ウレタン防水材を重ね塗りして防水層の施工完了です!
ウレタン防水は塗膜をできるだけ均等に付けないといけないので、誰でも施工できるわけではありません。
街の屋根やさん岸和田店は防水工事ばかり行っている防水専門の職人が作業しますので安心してお任せくださいね(*^-^*)
防水層の形成が完了しましたが、これで終わりではありません。
ウレタン樹脂は紫外線に弱いという弱点があるので、トップコート(一番上に塗る塗料
)
を塗装して保護していきます。
防水層を乾燥させた後、トップコートを塗布していきます。
トップコートは一番上に塗る塗料のことです。
トップコートには防水性はなく、あくまでも防水層を保護するための塗料になります。また、ウレタン樹脂は乾いても若干粘り気があるので、むき出しのままでは上を歩くことができません!
トップコートを塗装し、乾燥させたらウレタン防水完了となります!
ひとつひとつの工程をきちんと行い、防水性を確保しているので安心ですね。
見た目も美しく仕上がりました(*^-^*)
上記でお伝えしましたが、ウレタン樹脂は紫外線に弱いので、トップコートが薄くなったり剥がれてくると劣化が急速に進んでしまいます。
そのため、5年に一度の間隔でトップコートの塗替えをお勧めしています。
防水層を長持ちさせるために定期的なメンテナンスを心がけましょう。
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この工事で設置した改修用のドレン周りもきちんと防水できています。
雨水と一緒に流れてきたゴミやホコリなどがドレンの中に入り込まないように、ストレーナー(網
)
を取付けました。
ドレンが詰まると雨水がきちんと排出されなくなり、劣化を早めたり雨漏りの原因になってしまうので、日頃から点検してお掃除しておくと安心です。
工事前の
様子です。
ベランダの壁は表側がタイル貼り、内側がモルタル仕上げでした。
内側の壁にはタイルの目地を伝った雨だれ汚れが付き、見た目が悪くなっていました!
工事後の様子です。
ベランダの壁を撤去して金属サイディングに張替ました。
また、アルミの短い手すりも撤去して笠木(かさぎ)を取付け!
笠木を取付けたので雨だれ汚れが付きにくくなりました。
※笠木とは、手すり壁や立ち上がり壁の上部の仕上げのことです
☆上記の内容で工事を行いました。工事の様子を工程ごとに分けて現場ブログでご紹介しています!よろしければご覧になって下さいね(*^-^*)
ベランダは外部に設置されているので、ついメンテナンスが遅れがちになってしまいます。ですが、ベランダの防水が傷むとお部屋に雨漏りすることがあるので、定期的に点検しましょう。
ご相談や点検、お見積りは無料ですのでお気軽にお声かけくださいね。
お住まいのメンテナンスもお任せください(*^-^*)
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