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松本市土蔵改修工事|12年前の地震でひび割れた外壁を金属サイディングでカバー工法
【工事のきっかけ】
以前から他の工事で何度もお世話になっている街の屋根やさん(イトウ住建)
今回は松本地震のときにはいった土蔵の外壁のひびが気になり、しばらく見て見ぬふりをしていたが、今後も使っていきたい蔵なので、今回工事をお願いした。
以前からのお付き合いなので、仕事ぶりが丁寧なのはわかっていたが、古い土蔵なのでどのような工事をするか心配していたが、新しい壁を重ね張りするという提案、その出来栄えに満足しています。
基本情報
- 使用材料:金属サイディング:KMEW株式会社
はる一番 腰下:切石柄Ⅱ
腰上:グロッシュ
松本市寿で土蔵の外壁を金属サイディング※で重ね張りするカバー工法の工事を行いました。以前からいろいろな工事のご依頼をいただいているお客様でした。その中に10数年前の長野県中部地震で落ちた瓦の補修工事がありました。
瓦は直ったのですが、地震で外壁にヒビが入ってしまっていました。外壁のヒビはすぐには直さずしばらく様子を見ていましたが、10年以上経って今回直すことになり、工事をさせて頂きました。
土蔵なので簡単なヒビの補修というわけにはいかず、金属サイディングを重ね張りするカバー工事になりました。一般住宅でのカバー工法とは違い、ちょっとした工夫が必要です。
※金属サイディングとは
柄付けした金属板に断熱材を裏付けした外壁材
金属板は主にガルバリウム鋼板やステンレスを使用します
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松本地震は東北地方太平洋沖地震の衝撃がまだ冷めていない、2011年6月30日朝8時過ぎに発生しました。松本市を中心に大きな被害がをもたらしました。下から突き上げるようなの揺れだったので、至る所で瓦が落ち、その対応に追われていたことを覚えています。
この土蔵も瓦修復工事を行った1軒でした。私たちも外壁まで手が回らず、瓦の補修だけして落ち着いたら外壁も直しましょうという話をしていましたが、お施主様のご都合など、いつの間にか時間が経ってしまいようやく今回外壁の工事もすることになりました。
幸いその後大きな地震はなく外壁のヒビも広がってはいないようです。今後も長く使う蔵だということで金属サイディングの重ね張りで直すことになりました。
工事を始めるにあたり、まず足場を架けます。足場は安全に作業をするため、作業をしやすくするための主に二つの目的があります。塗装の場合はこれにシートをかけて塗料の飛散を防止しますが、サイディングの場合は材料が長くシートがあると取り回しがしにくいのでシートはかけません。
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金属サイディングを止めるための下地(胴縁 どうぶち)を取り付けます。土蔵の壁は土は文字通り土でできています。その土の厚みは20cmほどあり、その奥に柱などがあります。胴縁はその柱などにビスで止めなければならないので、長さ270mmの専用ビスでないと届きません。1本50円~60円と高価な材料ですが、これを使わないとせっかく張ったサイディングが外れてしまいます。
どんな工事でも下地には気を使って材料を選び、作業をします。
胴縁は厚さ18mm(1.8cm)×幅105mm(10.5cm)の木材をです。これをたてに455mm(45.5cm)間隔で取り付けます。直接金属サイディングを壁に取り付けると土壁とサイディングの間いこもった水分が抜けず、いろいろな不具合を起こしてしまいます。
胴縁をつけると厚さ18mmが通気層になって入った水分を逃がしてくれます。この厚さ18mmが非常に大切です。
胴縁が付いたら次は通気水切りとスターターを取り付けます。
水切りとは、壁を伝って流れてきた水を壁側ではなく外側へ逃がす役目があります。この水切りに通気の穴が開いているものが通気水切りです(左写真)
スターターは水切りの上に取り付けるコの字の形をしていて、一番下のサイディングボードをはめ込む部材です。
これで下準備は完了、いよいよサイディング本体を取り付けます。
サイディング本体を張っていきます。元々腰の高さから下が黒、上が白のツートンだったので、今回も黒白のツートンにしました。使用したのはKMEW株式会社のはる一番という金属サイディングです。下の黒は和風の土蔵にあう切石柄にしました。
上は少しスタイリッシュなグロッシュを横張りしています。写真の角材は屋根の下地の垂木です。現代建築では隠してしまうものですが、昔の造りはこうして軒下に出していました。サイディングは垂木に合わせてカットしますが、どうしても隙間ができてしまします。この隙間はコーキングで埋めて水やほこり、虫が入らないように処理します
工事が終わり、足場も外れました。古い和風建築に現代の金属サイディングを張りましたが、違和感なくきれいに収まったと思います。金属サイディングへのリフォームの最大のメリットは、ほぼメンテナンスフリーということだと思います。これでお施主様もまた長くこの土蔵を使っていただけると思います。
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