ホーム > 水戸市で雨樋交換が完了!外れやすい這樋は瓦下から銅線を出して…
水戸市で雨樋交換が完了!外れやすい這樋は瓦下から銅線を出して結束
水戸市 雨樋工事
【工事のきっかけ】
瓦屋根の漆喰工事と外壁塗装を行う際に、お客様のご希望で傷みが目立ってきた雨樋も交換しました。
調査をしたところ、所々に破損が起こり、全体的に経年による歪みも見られ、排水が滞る状態でした。
外壁塗装の足場を活用し、塗り直した付帯部に合わせ、以前よりも濃い色合いの雨樋を新たに設置しました。
※2023年9月15日更新
基本情報
- 施工費用:31.9万円(外壁塗装足場使用・処分費用含む)
- 使用材料:Panasonic半丸アイアン105・Panasonic60Φ・集水器・亜鉛メッキ正面打ち金具・デンデン金具・各種継手・銅線
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、水戸市で完了した雨樋交換工事の模様をお届けいたします。
雨水をスムーズに排水させる役割を持つ雨樋の寿命は、素材によって異なりますが、多くの住宅で使用されている樹脂製の雨樋は15年~20年です。
水戸市のお客様宅の築年数は約25年、耐用年数を超えていたため、外壁塗装で足場を設置するタイミングで、今回雨樋の全面交換を行いました。
既存の雨樋はブリキ製です。
ブリキやトタンなどの金属の雨樋が主流だったころもありますが、現在は樹脂製品が大半です。
打ち込みタイプの金具を残し、古い雨樋を全て撤去しました。
尖った先端部が垂木や鼻隠しに直接打ち込まれているため、周囲を傷付けないように配慮し、あて木をして金具を抜き取りました。
打ち込み金具の抜去跡には穴があいてしまっています。
ごく小さな隙間でも雨水が侵入しますので、一つ一つの穴にシーリング処理を施し止水作業を行いました(•̀ᴗ•́)و ̑̑
シーリング材を充填して全ての穴を塞ぎ、これで新しい雨樋を取り付ける準備ができました。
雨樋の固定用に使用するのは、
亜鉛メッキ製の正面打ち金具です。
以前の打ち込み金具とは異なり、3本のビスで鼻隠しに留め付ける仕様で格段に強度が増しますが、正面に金具が見えてしまうことから、丁寧に施工しなければなりません。
通常は600㎜の間隔で設置しますが、積雪の多い地域は荷重に耐えられるよう、450㎜や300㎜に間隔を狭くします。
当店には雨樋の交換の依頼も多いのですが、中には900㎜で付いている場合も…(>_<。)
ピッチを開け過ぎると一つの金具に負荷がかかり、雨樋の変形や脱落などの不具合に繋がりますので気を付けましょう。
適切な間隔で取り付けるのはもちろんですが、
水勾配も考慮する必要があります。
集水器のあるところを水下、一番離れている場所を水上として、それぞれの位置にまず金具を設置します。
水上から水下へと、雨水が滞りなく流れるように角度を設けて張った糸に沿って、600㎜の間隔で正面打ち金具を取り付けますが、わずかでも高低差が甘くなってしまうと排水に支障を及ぼすので、細かな調節が求められます。それ故に水勾配は熟練した技術と経験が欠かせない作業なのです。
軒継手で
軒樋を繋ぐ場合は、雨樋専用の接着剤を用いてしっかりと嵌め込みます。
継手は特に雨水漏れが多い部分ですので、樋の内側にも増し塗りをしておきます。
このひと手間がとても大切になってきます(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
軒樋が受けた雨水を集めて竪樋へと誘導する役割を担う集水器は、その特性上水漏れが発生しやすい場所です。
繋ぎ合わせる際には軒樋の一部に穴をあけますが、風などでずれないように両側に爪を作り、集水器を軒樋にぴったり差し込みます。
綺麗にくり抜くのではなく、わざと切り込みを入れて隙間をなくすことが重要です。
集水器から外壁に伸ばした横引きの樋を
呼び樋と言います。
ちょうどよい長さに切り出し、建物の垂直方向に設置される竪樋(たてどい)と連結します。
外壁に取り付けるでんでんは、竪樋を掴むように固定する金具です。
「でんでん」という特徴的な名称は、形が似ているでんでん太鼓が由来だそうです。
でんでんを外壁に打つ時には、ちょっとしたコツがあるんですよ。
わずかに下方向に打ち込まれていますが、これには理由があって、
雨水をできるだけ外壁に近づけない工夫をしています。
角度を上向きにすると、金具を伝って雨水が外壁を濡らしてしまいます。
竪樋を支える強度を保ちつつ、雨水が外側へ伝い落ちるように微妙に角度を付けているんですね。
説明されればなるほど!と分かりますが、普段は見過ごされがちなところにも、職人の誠実で細かな配慮が行き届いているのです(*ˊᵕˋ*)v
這樋(はいどい)は2階以上の建物に設けられ、上層階の竪樋から下層階の集水器へ雨水を運ぶために取り付けます。
屋根を這わせる這樋は長いものが多く、ずれや脱落が起きやすいため、台風や強風で飛ばされてしまう被害も出ています。
長い這樋を固定する場合は、
銅線で結束する方法があります。
瓦をめくり瓦桟(瓦を引っかける木製の桟)に、銅線を通したビスを打ち込みます。
仕込んでおいた銅線を這樋に巻き付け、しっかりと固定しました。
瓦の隙間に金属製の部材を差し込んで結束するやり方もありますが、土台となる瓦桟に直接ビスを打つことで耐久性も上がり、より強く固定されますので安心ですね。こちらも当店のこだわりです!
這樋の先端部に軒樋に差し込むタイプの落とし口エルボを設置して、これで雨樋の交換工事は終了しました。
屋根や外壁と比べると、雨樋は住宅全体に占める割合は少ないかもしれません。
ほとんど1日で終わる作業ですが、実は職人の細かいこだわりがたくさん詰まっています。
同じメーカーさんの雨樋を使用しても、施工の仕方で耐久性や機能性が変わってきます。
一見DIYでも設置できそうな雨樋ですが、隠れたいろいろな箇所に熟練の技が活かされたテクニカルな工事なんです。
雨樋は多様なパーツで構成されています。
部分的な交換や補修もできますので、ぜひ経験豊富な当店の職人にお任せください(๑•̀ – •́)و✧
関連記事➤雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換
無料診断はこちらから!➤茨城県全域!屋根調査・お見積りまで無料で承ります(無料点検内容)
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-mito@efc-fy.co.jp
株式会社イーエフシー
〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目10番26号カーサモンテ3F
茨城県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail yane@okanokougyou.co.jp
株式会社岡野工業
〒300-0332
茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目4-8 102号
電話 0120-989-742
E-Mail yane@kasumibisou.com
株式会社霞美装
〒300-0013
茨城県土浦市神立町682−20
電話 0120-989-742
E-Mail info@kishida-kougyou.com
有限会社岸田工業
〒301-0000
茨城県龍ケ崎市六斗蒔8956-5
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。