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大阪市北区 屋根の部分葺き直しと棟の取り直しをおこないます
【工事のきっかけ】
突風によって笠木板金が捲れてしまい、その交換工事がキッカケでしたが、袖瓦がガタガタで落ちてしまう危険性や棟も雨水が浸入するほどガタガタになっていた為。
基本情報
※2020年7月27日更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
今回は、大阪市北区でおこなった瓦屋根の「屋根葺き直し工事(一部分)」と「棟の取り直し工事」の施工事例をご紹介します。
屋根葺き直し(ふきなおし)工事とは、一旦、既存の屋根材を取り外し、下地補修をしてから元の屋根材を葺く屋根工法です。
防水シートや野地板などの屋根下地の傷みや不具合を交換・補修してから、これまでの屋根材を再利用して屋根を葺き直します。
今回は瓦屋根の葺き直し工事なのですが、そもそも瓦は屋根材として経年劣化しにくい素材です。
そのため、紫外線や雨風の影響を受けて錆びたり、防水性が失われたりといった機能低下が少なくなっています。
ただ、防水シートや野地板などの屋根下地はどんな屋根材でも必ず寿命を迎えます。
防水シートの耐用年数は約20年です。
そのため、表面の瓦に問題がなくても、下地として張られている防水シートが経年劣化します。
劣化した防水シートは機能低下を起こすため、雨漏り防止とお住まいを守るために屋根葺き直し工事が必要となります。
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大阪市北区でおこなった屋根葺き直し工事・棟取り直し工事 ビフォーアフター
屋根葺き直し工事前
屋根の端部にあたる「袖瓦(そでがわら)」が浮いています。
いつ落下してもおかしくはない状態でした。非常に危険です!
屋根葺き直し工事後
一度、瓦をめくって下地を整え、再度、既存の瓦を設置しました。
これで、落下や飛散の心配はありません!
同じ瓦を利用しているため、色や質感の違いもなく綺麗に馴染んでいます。
2020年現在、新築で昔のような陶器瓦を使う家は少なくなってきました。
瓦の代わりに新築でよく使用されるようになったのが、「スレート屋根(カラーベスト)」です。
わたしたち「街の屋根やさん大阪吹田店」がお伺いする屋根のほとんどは昔ながらの和瓦です。
瓦屋根の補修やリフォームには様々な方法があります。
今回、ご紹介させていただく棟の取り直し工事や袖瓦の葺き直し工事も瓦屋根特有の工事です。
なぜ、「屋根葺き直し工事」が必要となるのでしょうか?
袖瓦(そでがわら)とは、切妻や破風部分のような端部に用いられる瓦のことを言います。
※この部分をけらばにあるのでけらば瓦と呼ぶ人もいます。
なぜ今回、袖瓦の葺き直し工事が必要になったのかというと、袖瓦が落下する可能性が非常に高かったためです。
戸建てで隣は駐車場になっており、もし万が一袖瓦が落ちて人にあたってしまうと大けがに繋がる可能性があります。
もちろん、駐車場なので車を傷つけることも考えられます。
本来、袖瓦や軒先瓦などの屋根端部になる場所は、銅線や番線などで瓦と建物躯体とを結び固定させるものです。
しかし、昔は葺いた職人によっては固定させていなかったり、鉄釘を使っていた為、劣化してサビて釘がなくなっていることもあります。
今回、屋根工事をおこなった屋根は、釘のようなものはありましたが、サビてほぼなくなっていました。
これでは、まったく瓦が固定できていない状態です。
袖瓦も浮いていたので、台風や下から吹き上げる突風などで瓦が落ちる危険性がありました。
そこで、袖瓦の葺き直し工事をして瓦を留め直すことが必要になったのです。
大阪市北区で棟の取り直し工事 ビフォーアフター【棟全体】
取り直し工事前の棟
棟が歪んで棟瓦に隙間ができています。
これではいつ雨漏りしても不思議ではありません。
取り直し工事後の棟
棟の歪みが無くなり綺麗な一直線になりました。
元々の瓦を再利用しているため、環境負荷が低くエコな屋根リフォームです。
大阪市北区で棟の取り直し工事 ビフォーアフター【鬼瓦まわり】
取り直し工事前の棟
鬼瓦まわりの漆喰(しっくい)が変色して黒ずんでいます。
寿命が50年程の瓦とは違い、漆喰は約20年前後で劣化が顕著に出てきます。
取り直し工事後の棟
劣化していた漆喰を詰め直し、歪んだ棟を整えました。
これで雨漏りの心配はありません!
また、機能性はもちろん見た目も良くなりました。
昔の陶器瓦の屋根の頂上には棟があり、のし瓦や冠瓦によって棟を形成しています。
棟は「屋根の心臓部分」といっても過言ではありません。
棟には「葺き土(ふきど・ふきつち)」と呼ばれる棟下地のための土が詰められています。
さらに、葺き土を守るための「漆喰(しっくい)」が詰められています。
棟が崩れてくると他の瓦にも影響を及ぼし、屋根全体がガタガタになる恐れがあります。
また、棟からの雨漏り被害も多くそうなるととても厄介です。
棟工事には大きく分けると「漆喰の詰め直し工事」「棟の取り直し工事」「棟の取替工事」があります。
よく棟の下にある三日月の形をした白いものが漆喰です。
正確には面戸部分に詰める漆喰などで面戸漆喰(めんどしっくい)と呼ばれています。
この漆喰は、棟の下地である葺き土を保護しています。
漆喰がボロボロでは雨水が葺き土に浸入して棟を崩す原因にもなります。
では棟の取り直しとは、冠瓦の下にのし瓦が何段か積まれますが棟に使用される瓦に隙間があると、棟を崩す原因になります。
雨水が入らない造りになっているのですが、経年により土が痩せることにより、微量な雨水が浸入して棟が崩れてしまうため、棟の取り直し工事が必要になってきます。
「棟が歪んでいる」「真っ直ぐ通っていない」「のし瓦がガタガタ」なのに、棟の取り直し工事の提案をせずに「漆喰詰め直し工事」を提案する場合があります。
そんな会社は屋根知識が非常に低いため要注意です。
漆喰詰め直しをしても肝心な棟瓦がガタガタでは雨水が浸入していることは変わりません。
棟は崩れ続け、また詰め直した漆喰も剥がれてくることでしょう。
今回の工事では漆喰も確かに劣化はしていましたが、漆喰詰め直しのみでは全く意味がなかったので、棟の取り直し工事を優先にする必要がありました。
大阪市北区で屋根葺き直し・棟の取り直し工事をおこないます
屋根の作業では屋根足場をかけることによって作業がしやすくなります。
袖瓦の葺き直し工事ではまず袖瓦を捲ります。
下には袖瓦の高さを調整しいた下地(葺き土)が詰まれています。
本来は袖瓦は番線と釘により固定されてありますが、釘は見当たりませんでした。
下地(葺き土)を撤去して清掃します。
葺き土撤去後、下葺き材が出てきました。
これはトントン葺きと呼ばれる、杉の木を薄くスライス
させたものを野地板の上に敷いてありました。
昔は葺き土による「土葺き工法」が当たり前でした。
しかし2020年現在では、葺き土の代わりに「なんばん漆喰」を瓦の下地として使用し、瓦の高さを調整していきます。
なんばん漆喰は袋から取り出すと既にそのまま使用できるようになっています。
水などで捏ねる必要もありません。そのまま軽く混ぜるだけで使用できます。
なんばん漆喰を棟の下地として敷いていきます。
なんばん漆喰は、瓦の高さを調整する上で必要な量を敷きます。
なんばん漆喰を敷く量の調整が非常に難しく、職人の高い技術が必要となります。
あとは瓦を軒先から棟にかけて復旧していきます。
もちろん瓦はしっかり釘で止められます。
棟の取り直し工事では冠瓦(かんむりがわら)という棟の一番上にあたる瓦を取り外します。
続いて、のし瓦を取っていきます。
この時、葺き土も出てきますので撤去します。
冠瓦とのし瓦を撤去後、土がまだまだ残っていますのですべて撤去します。
土が取り除かれると棟の中心部分の下地が見えて来ました。
あとは棟まわりを清掃して下地処理完了です。
ここから棟の下地を造り上げていきます。
大量のなんばんを棟中央部分に積み上げます。
積み上げたなんばんを整えのし瓦を積んでいきます。
一段目ののし瓦積み終わりました。
のし瓦を調整して完了です。
ここで少しなんばんが固まるまで養生します。
面戸の部分のなんばんの調整していきます。
一段目が終わると、またなんばんを入れ二段目、三段目と工程を繰り返します。
最後に冠瓦を乗せて調整します。
棟瓦を新しい番線で巻き作業完了です。
棟の取り直し工事完了です。
棟も真っ直ぐ通り、これで棟から雨水が浸入することはないでしょう。
大阪市北区で屋根葺き直し工事・棟の取り直し工事なら「街の屋根やさん大阪吹田店」
「瓦屋根の瓦がずれて今にも落ちてきそう」
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このような場合、ぜひ、街の屋根やさん大阪吹田店の「無料お住まい相談・調査」をご利用ください。
プロが無料で「相談」「現地調査」「ご提案」「お見積り」までさせていただきます。
もちろん、お見積りまででも構いません!
工事を依頼するかしないかは、お客様のご判断におまかせしております。
わたしたちは強引な勧誘・不必要な工事の強要などは一切おこないません。
屋根はお客様から見えない・見えにくい場所です。
だからこそ、私たちは写真・動画などでお客様ご自身にしっかりと現状を把握していただいております。
そのため、屋根調査時にはできるだけお客様にもお立ち合いをお願いしております。
現状をしっかりと把握していただいた上で、最適なご提案をいたします。
その他にも、お住まいのことで分からないこと・お困りごとがございましたら、お気軽にご相談くださいませ!
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