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宮城野区で雨漏りに伴う棟板金交換 工事内容をご紹介します
【工事のきっかけ】
宮城野区のお客様です。お客様宅は築年数が約23年の板金屋根の建物になります。以前より風を伴う大雨の時にだけ少量の雨漏りが発生していたそうです。そろそろ屋根の修理を・・・と考えていたそうなのですが、先日の強風が続いた時に棟板金が飛ばされてしまったとの事。幸いにもお隣さんの家屋や歩行者等の人為的被害は無かったものの、他の箇所も飛ばされる恐れがある為・早めに直してほしいとご連絡を受けました。さっそく現地調査にお伺いし屋根の現在の状況・報告をして提案書を提出させて頂いたところ『工事をお願いします。』との回答を頂きました。数年後に屋根全体の修理・補修、葺き替えを検討されているとの事で今回はあまり費用を掛けたくないとのご相談を受けましたので、費用は抑えつつしっかりと雨漏りを防ぐ方法で施工していきます。
基本情報
- 使用材料:カラーガルバリウム鋼板 棟包み板金材(0.35㎜)
棟板金 |
既製品 |
カラーガルバリウム鋼板 0.35㎜ |
棟下地 |
KMEW |
樹脂製プラ貫板 タフモック |
隅棟(すみむね)部分になります。水上から水下にかけて徐々に傷みの状況がひどくなっています。
水下部分になります。写真・左の屋根下部になりますが下地材の貫板が傷んでしまい棟板金を留める釘が全く効かない状態です。
他の箇所も同様に傷んでしまっていました。この原因として考えられるのは屋根本体の横葺き(よこぶき)板金屋根材のハゼ(ジョイント部)から横走りした雨水が貫板にまで届き、年月をかけて腐敗させたのかと思います。貫板脇には浸水を防ぐためのシーリング処理がしてありましたが所々で切れが発生しており、そこから少しづつ浸水していたのだと推測しました。
傷んだ貫板を撤去していきます。ほとんどの箇所で貫板を固定していた釘が効いていませんでした。貫板自体もボソボソになっており道具を使わず手でも取れる状態になってます。この状態のまま再び強風に煽られていたら、恐らくほとんどの棟板金が飛ばされていたと思います。
貫板を撤去した部分には固定していた釘の穴が開いている状態です。こちらは棟下地の新設時に防水処理を行います。貫板脇に施工してあるシーリング剤も同時に撤去した行きます。
屋根本体材の隅棟部分は立ち上げ加工がしてあります。理想的には立ち上げ部分をもう少し外に逃がし、屋根に穴を開けずに下地材の固定を行いたいのですが今回は別の方法で施工します。
既存の貫板とシーリング剤を全て撤去し終えたら釘穴を塞ぐために片面ブチルテープ(防水テープ)を棟部分の前面に貼っていきます。屋根材の段差部分もしっかり貼る事で雨水の横走りも軽減されます。
平行棟(屋根頂上部分)も同様に防水処理を行います。この部分は最も風と雨の影響を受けやすい箇所になりますのでしっかりと防水処理をしていきます。
新しい下地材に樹脂製プラ貫板 タフモックを使用し取り付けていきます。このタフモック材は木製の貫板と比べ水が染み込みずらく雨や湿気による腐食の心配が少なく経年劣化に強いとされている材料になります。最近では使用する機会が多くなってきています。
棟板金材を施工した際に棟芯がしっかりと通るようにチョーク墨に合わせて取り付けていきます。
平行棟部分も同様にまっすぐに通りが通るように取り付けます。屋根妻側(端部)は屋根材に合わせた位置で止めておきます。
棟板金を取り付けていきます。下地材のタフモックにパッキン付きの専用ビスで固定していきます。もちろん釘でも固定は可能なのですが風の通りが良い場所になりますのでより強度の高いビスで取り付けを行います。既製品の棟板金は1本の長さが約1.8メートルになります。部材を繋ぎながら施工していきますのでジョイント部にはシーリング剤を入れ、防水処理をして施工していきます。
2か所の隅棟に棟板金材を取り付け平行部分の棟板金をかぶせていきます。棟板金の3方向から重なる部分を棟巴と呼びます。この棟巴は棟芯をしっかりと合わせて施工しないと隙間が空き雨水の浸入がしやすくなります。また、見た目的にも良い仕上がりにはなりませんので職人の技術の見せ所にもなります。妻側部分は棟板金を現場加工し小口の蓋を着けて納めていきます。以上の工程で棟板金補修工事の完了となります。
さらに詳しくこちらでも紹介していますのでご参考になればと思います。
この様な屋根の事でお困りのことが有りましたら『街の屋根やさん仙台店』までお気軽にお問い合わせください。調査・お見積もりは無料となっております。
棟板金の交差する部分・棟巴もスッキリ仕上げました。
【工事完了後】
棟板金の交差する部分・棟巴もスッキリ仕上げました。
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