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奈良市の台風被害の棟瓦を火災保険利用で積み直し工事
奈良市 台風 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
台風が通過した直後から雨漏りするようになり、自分で屋根の様子を見てみたところ、瓦が崩れていて丸い瓦がすぐ下の波板の上に落ちていました。
雨漏りの場所から、明らかにこの部分だと思ったので、ブルーシートを被せたら雨漏りが止まりました。
でも、いつまでもブルーシートのままにしておくのも不安なので、屋根工事をしてくれるところを探していました。
ネットで見つけた街の屋根やさん奈良店のホームページには、棟瓦が崩れたという工事がいくつも掲載されていましたので、安心してお願いできると思いました。
また、話の中で火災保険が使えるかもと教えて頂き、保険申請などのお手伝いもしてくれて、保険金を受け取ることが出来ました。
工事代金に対する持ち出しも少なくてとても助かりました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風 台風
- 施工期間:2日
- 築年数:築35年
奈良市の和瓦屋根のお客様から、台風の直後からの雨漏りで困っているとのご相談を受けて現地調査に伺いました。
屋根の形状は立派な入母屋屋根で、屋根に上ってみるとご主人様自身が応急処置をされた隅棟のビニールシートが目につきました。
ビニールシートを剥がしてみると、棟瓦は崩れて、冠瓦が無くなっていました。
応急処置のおかげで雨漏りは止まっていました。
他の箇所の点検しましたが、雨漏りが生じる程の大きな不具合は見つかりませんでしたので、雨漏りの原因はこの部分であると判断して、棟瓦積み直し工事を行うことになりました。
今回の雨漏り被害は風害によるものであるため、お客様がご加入中の火災保険を利用できるということで、火災保険の申請と保険会社との面談でお手伝いさせていただき、ほぼ工事費用を賄えるだけの保険金をお受け取りいただくことが出来ました。
現地にお伺いして、早速屋根に上ってみました。
お客様がご自身で屋根に上られて応急処置されたというブルーシートがすぐに目につきました。
このように、雨漏りが生じていることに気づいたお客様が、屋根の上に自ら上って応急処置をされた現場にたまに遭遇します。
一刻も早く雨漏りを止めたい気持ちはよ~くわかりますが、屋根の上というのはとても高く、また傾斜もあるため滑りやすくなっています。
屋根に上ることに慣れている我々屋根業者でも、ヒヤッとすることがあるほどです。
ましてや、屋根での作業に慣れていないお客さまが、万が一にも落下してケガをするようなことになっては大変です。
棟瓦の状態を確かめるために、ブルーシートを外してみました。
棟瓦が崩れていて、屋根の下の波板の上には、隅棟の冠瓦が転がっていました。
また、隅棟の隙間からは葺き土が流れ出ていました。
葺き土の減少も雨漏りの一因であると考えられます。
テープでしっかりブルーシートを張り付けていたおかげで雨漏りは止まっていましたが、テープの跡はいくら拭いても落ちませんでした。
大棟の棟瓦も点検しました。
大棟の冠瓦の列は全体的に歪んでいましたが、崩れているところはありませんでした。
大棟の棟瓦からの雨漏りは無いことを確認しましたが、ズレたままで放置すると雨漏りを生じてしまう可能性は大いにありますので、隅棟同様に大棟の棟瓦も積み直し工事を行うことにしました。
棟瓦の崩れやズレなどは台風によるものであり、明らかに風害であるため、ご加入中の火災保険の内容をご確認いただいたところ、今回の工事内容は十分保証されると判断し、保険会社に提出する書類のお手伝いや保険会社との面談にも同席させていただき、工事内容の説明などもさせていただきました。
こちらの提案内容をほとんど認めていただき、工事代金をほぼ賄えるほどの保険金をお受けいただくことが出来ました。
崩れた隅棟の横には、割れた平瓦が数枚ありました。
こちらも応急処置として、テープでくっつけられていました。
全体的に点検しましたが、瓦自体は大きな不具合はありませんでしたので、割れた瓦だけ差し替えます。
母屋部分の瓦の漆喰の減少も見られましたので、雨漏りを予防する意味で減少した分の漆喰の詰め増しをすることにします。
以上の点検結果と工事内容のご提案をさせていただいたところ、お客様から工事のご依頼を頂きました。
隅棟の棟瓦積み直し工事から始めます。
隅棟の棟瓦を一旦全部撤去したら、流れ出ていた葺き土を綺麗に取り除きます。
平瓦の結合部分の隙間に南蛮漆喰を敷きました。
南蛮漆喰とは、消石灰に糊や繊維を混ぜた漆喰に特殊なシリコンや防水材を使用して、水に強く、壊れにくくしたものです。
通常、漆喰を瓦屋根に使用する場合は葺き土と併用しますが、南蛮漆喰は葺き土と漆喰の役割を兼ね備えた材料なので、南蛮漆喰のみを使用する方法が増えています。
また、漆喰と葺き土を併用するよりも南蛮漆喰のみで施工したほうが、耐久性が高く、防水性に優れているとされ、近年人気となっています。
南蛮漆喰を敷いた上に熨斗瓦を押さえつけるように乗せて、しっかりと固定します。
棟瓦を施工する際には、熨斗瓦同士の隙間を開けて設置したりや漆喰を熨斗瓦からはみ出すほど塗り込んだりすると、雨漏りを酷くしてしまう可能性もあり得るため、施工方法をしっかり確認しながら、適切な作業を行っていきます。
大棟の棟瓦は、熨斗瓦も冠瓦も瓦には大きな不具合はありませんでしたが、雨漏りを予防する目的で歪んでしまった棟瓦を積み直していきます。
隅棟同様に、一旦冠瓦と熨斗瓦を撤去して、葺き土を綺麗に取り除きます。
大棟の隙間に南蛮漆喰を敷いて、熨斗瓦を並べていきます。
隅棟に比べて大棟は長いため、歪んでしまわないように丁寧に設置していきます。
点検時に大棟からの雨漏りは生じていないことを確認していたため、積み直しを行ったことで雨漏りが始まってしまったなどと言うことの無いように、注意して作業します。
大棟も隅棟も、基本的には既存の熨斗瓦や冠瓦を再利用し、破損してしまったもののみ新しい瓦を使用する方法での施工なので、古い瓦を廃棄するための費用を削減出来て経済的です。
このような使い方が出来るのも、屋根材としては最も長寿命を誇る和瓦の特徴と言えます。
和瓦は、こまめにメンテナンスをしておけば、耐用年数は50年~100年と言われています。
大切にしていつまでも綺麗を保ちたいですね。
今回の工事については、本日の現場ブログにも詳しく掲載しています。
興味を持っていただけましたら、そちらも是非ご覧くださいね。
熨斗瓦の上に冠瓦を設置して銅線で固定したら隅棟の棟瓦積み直し工事の完成です。
棟瓦の端と鬼瓦とのつなぎ目にも南蛮漆喰を塗って、雨水の侵入を防ぐ施工をしています。
施工後、隅棟の周辺で散水テストをしてみましたが、雨漏りはしっかり止まっていました。
心配そうに見守られていたお客様も、とても安心されたご様子でした。
歪んでいた大棟の棟瓦も隅棟の棟瓦同様に熨斗瓦を積んだ上に冠瓦を設置して、頂上から銅線で固定しました。
南蛮漆喰の白色がとても綺麗で、屋根全体を引き締まって見せてくれますね。
冠瓦の形状には主に丸瓦と三角冠がありますが、こちらの屋根では丸瓦が使用されています。
丸瓦と丸瓦のつなぎ目にある盛り上がりを紐と呼ぶことから、紐丸瓦と呼ばれています。
瓦屋根の棟ではよく見る形ですね。
飛来物によって割れてしまった平瓦を新しい瓦に差し替えました。
今は周囲の瓦と色が違うのでどこを差し替えたのか分かるような状態ですが、年月が経過することによって味わい深い色合になっていくというのが和瓦の良さでもあります。
母屋部分の瓦の漆喰が減少していたので、詰め増ししました。
陰になっているので、直接雨風に晒されないため、そんなに大きな傷みはありませんでしたが、念のために作業しておきました。
以上で、工事の全工程が完了しました。
雨漏りは初期のうちに対処することで、大きな工事にならなくて済みます。
雨漏りに気づいたら、とりあえず街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にご相談くださいね。
【工事完了後】
熨斗瓦の上に冠瓦を設置して銅線で固定したら隅棟の棟瓦積み直し工事の完成です。
棟瓦の端と鬼瓦とのつなぎ目にも南蛮漆喰を塗って、雨水の侵入を防ぐ施工をしています。
施工後、隅棟の周辺で散水テストをしてみましたが、雨漏りはしっかり止まっていました。
心配そうに見守られていたお客様も、とても安心されたご様子でした。
歪んでいた大棟の棟瓦も隅棟の棟瓦同様に熨斗瓦を積んだ上に冠瓦を設置して、頂上から銅線で固定しました。
南蛮漆喰の白色がとても綺麗で、屋根全体を引き締まって見せてくれますね。
冠瓦の形状には主に丸瓦と三角冠がありますが、こちらの屋根では丸瓦が使用されています。
丸瓦と丸瓦のつなぎ目にある盛り上がりを紐と呼ぶことから、紐丸瓦と呼ばれています。
瓦屋根の棟ではよく見る形ですね。
歪んでいた大棟の棟瓦も隅棟の棟瓦同様に熨斗瓦を積んだ上に冠瓦を設置して、頂上から銅線で固定しました。
南蛮漆喰の白色がとても綺麗で、屋根全体を引き締まって見せてくれますね。
冠瓦の形状には主に丸瓦と三角冠がありますが、こちらの屋根では丸瓦が使用されています。
丸瓦と丸瓦のつなぎ目にある盛り上がりを紐と呼ぶことから、紐丸瓦と呼ばれています。
瓦屋根の棟ではよく見る形ですね。
飛来物によって割れてしまった平瓦を新しい瓦に差し替えました。
今は周囲の瓦と色が違うのでどこを差し替えたのか分かるような状態ですが、年月が経過することによって味わい深い色合になっていくというのが和瓦の良さでもあります。
母屋部分の瓦の漆喰が減少していたので、詰め増ししました。
陰になっているので、直接雨風に晒されないため、そんなに大きな傷みはありませんでしたが、念のために作業しておきました。
以上で、工事の全工程が完了しました。
雨漏りは初期のうちに対処することで、大きな工事にならなくて済みます。
雨漏りに気づいたら、とりあえず街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にご相談くださいね。
母屋部分の瓦の漆喰が減少していたので、詰め増ししました。
陰になっているので、直接雨風に晒されないため、そんなに大きな傷みはありませんでしたが、念のために作業しておきました。
以上で、工事の全工程が完了しました。
雨漏りは初期のうちに対処することで、大きな工事にならなくて済みます。
雨漏りに気づいたら、とりあえず街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にご相談くださいね。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
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〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1
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