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辰野町セキノ興産45ロック瓦棒三晃式への屋根リフォームの施工例
雪害 雪害 雪害
【工事のきっかけ】
2019年の台風時に壁から雨漏りをしました。原因は屋根の壁際の処理方法ということで今回は壁際をしっかりと施工することを考えて屋根リフォームをしました。
基本情報
- 施工内容:雪害 雪害 雪害
- 施工期間:20日
- 築年数:30年
先にご紹介しておきますが、今回使用する屋根の材料はセキノ興産さんが販売します、45ロックという商品になります。この商品は、既存の屋根が瓦棒(かわらぼう)という屋根であればカバー工法による葺き替えが可能な商品です。
今回は一枚物の鉄板材料なのでクレーンを使用しました。
今回ご紹介しますお家は、三晃式瓦棒の屋根が経年劣化による金属の腐食で穴が空きました。そこに雪が積もり、融けて雨漏りの原因になったお家です。
材料搬入でクレーンを使用しましたが久しぶりだったので、声をかけながら安全に搬入を行いました。
材料搬入後は、取り換えたりしないといけない水切りや雨押えを撤去していきます。撤去の時、注意しなければいけない事があります。
それは雨漏りです。
本来あるべき水切りや雨押えが無くなればそこは、大きい穴になるからです。なので今日行う分だけ撤去することを心がけています。
撤去が終われば今度は寸法出しをします。
ケラバ(屋根の端)の部分は元の屋根によって寸法が違ってくるので、その都度図っていきます。
45ロックはその名の通り働き幅(表に見える部分)が455㎜となっているので、切断し幅を合わせる必要があります。
寸法出しが終わったら屋根を葺く下準備をしていきます。今回使用する取付金具は、吊子(つりこ)という金具になります。種類が2つあって、部分吊子と通し吊子です。こちらのお家は通し吊子を使用しました。
何故通し吊子を使用したのかと言いますと、施工性能と歪みの矯正です。
1つ目の施工性能とは、部分吊子に比べて半分の時間で施工できるという点です。
2つ目の歪みの矯正とは、屋根本来の形状に部分吊子を設置していく場合、下がってしまったり上がってしまう所があると、高低差が出て取り付けが不可能になってしまうからです。そこを通し吊子で補います。
通し吊子を設置出来たら45ロック本体を施工していきます。写真のアングルだと見にくいですが、吊子と1枚目の本体をステンレスビスで止めていきます。ここがポイントで、見えなくなる場所にもしっかりとステンレスビスを使用します!
止めた後は、2枚目を被せていきます。
しっかりハマるのかドキドキします。
ハマった後になりますが綺麗にいきました。このようにするためには下地から、しっかりと行うことが大事だと思います。
どういう感じではめ込むかと言いますと、足でギュッギュッと踏み込んでいきます。
踏み込むときに注意しなければいけないことがあります。それは、一方から踏んでくることです。そうしなければ真ん中の方でハマらなくなってしまい屋根の材料がダメになったりして時間の無駄になるからです。
寸法を出したら加工に入ります。加工方法は各職人さんによって違いますが、今回は立ち上げを作りました。雨漏りからの依頼なのでしっかりと立ち上げ、万が一雨水の侵入があっても防ぐようにです。
立ち上げ完了です!これで安心できます。
この部材は壁の立ち上がるところに使います。
加工したものを取付します。壁の立ち上がりの部分に取付しています。
アップでみるとこんな感じです。左に見えるのは外壁のALC、ここを雨水が超えると壁から水が入ってきます。
前回はここから漏れていました。
このセキノ興産さん45ロック 今回は9mの長さです。とても一人では持てません。また厚みも0.5㎜なんです。通常の板金や屋根材は0.3㎜程度のものがほとんどですがこの45ロックは9mなど長いまま施工できるように暑くなっています。
写真のように常に二人でないと持ち上がりませんし、これでよれたりしないので、どれだけ固いものかご理解できるかと思います。
そしてもう一つの特徴は写真で白く見える通し吊り子です。
この吊り子を鉄骨の骨組みに止めることで強度をだします。
そしてこの吊り子に屋根材を止めていきます。
通し吊り子は非常に硬くて真っすぐなラインがでます。
その吊り子に対して屋根材と止めていきますので写真のように均一な綺麗な流れになります。
先ほども紹介はさせてもらいましたが、重要なのはこの部分です。真っすぐがでていないとここがかみ合わないのです。
この部分はかみ合わせだけで止まっています。(釘やビスを打つと穴があいてしまいます)
この部分がセキノ興産45ロックの最大の特徴かと思いますし、仕上がりに綺麗さなどこだわりのポイントでしょう。
ここは水上部分の加工となります。
掴みという道具で折り曲げをつけます。
屋根の一番高いところがこの部分です。風邪などで吹き上がってくる水が乗り越えないように立ち上がりを作成します。
この立ち上がりの部分に下地材木をうちます。
(今回は樹脂胴縁)
水切りを笠木の下に差し込んで取付します。
壁の立ち上がりの部分も同じように屋根を立ち上げして
材木の下地材を入れます。
壁も不陸が多いので材木を通して真っすぐなラインをだします。
特殊に加工してきた水切りを取付します。
今回の屋根の工事は辰野町です。ここは伊那谷の深いところで屋根にも雪がたまり凍りになってしまうほど寒いところです。
屋根からトータル20㎝立ち上げてますので、まず雨漏りすることはないでしょう。屋根のリフォームでもっとも大切なところです。
こちらも下地に作成した材木へビス止めしていきます。
もちろんステンレスビスです。
屋根工事の際は弊社では施工統括部長猿田の指示のもと見えないところでもしっかりとやっております。
壁の板金の取付です。今回は角波をつかいました。
角波の裏側に屋根板金の立ち上げがくるようにします。
この角波板金の裏側に立ち上げを作成することがとても大切なことです。
仕上がり画像です。
全体像となります。ここまでくると実際の屋根工事の費用が気になるところですよね。
今回この屋根は約130㎡です。屋根工事のみの費用は70万程度です。㎡単価ですと5500円という計算となりますが、屋根の形によりさまざまです。
やっと仕上げです。今回の辰野町での屋根のリフォームは施工期間10日二人で10日程度かかりました。シンプルな片流れなので施工期間は短くてすみました。
最後に笠木の板金巻きをします。
重ね部分は60㎜以上 下地板金には折り返しをつけることで
雨の侵入はなくなります。
笠木の外壁側です。実は前回外壁塗装をしておりますがこの笠木と外壁がぴったりとくっついていた為外壁に水が回っておりました。
施工統括部長猿田の指示のもと笠木の内側に水切り的なものを差し込みして返り水にならないように施工をいたしました。
こちらは雨樋に入れた融雪ヒーターの配管です。
最後にこういった部分をもとに戻します。
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