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【保存版】住宅への鳥害対策 完全ガイド-熊本の屋根のプロが教える鳥の巣予防と対処法-
更新日:2025年2月19日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
寒い冬が終わり、少しずつ春の訪れを感じる季節となりました。
暖かくなり心地よい時期ですが、実は
「鳥害」のリスクが高まる時期でもあります。住宅に鳥の巣を作られると、
様々なトラブルや二次被害の原因になるため、早めの対策が重要です。
今回は住宅への鳥害対策について、実例プロの視点から徹底解説します。お住まいの大切な資産を守るための参考にしていただければ幸いです。
【関連記事】屋根に作られる鳥の巣対策!撤去は可能?
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見た目には可愛らしい鳥たちでも、住宅に巣を作られると以下のような問題が発生します。
| 1. 建物へのダメージ | 鳥の糞には強い酸性成分が含まれており、長期間放置すると屋根材や外壁を腐食させる原因となります。特に金属部分では錆びの原因となり、木材部分では腐食が進むこともあります。 |  |
| 2. 衛生上の問題 | 鳥の糞や巣材からは、カビや細菌が発生します。これらが換気システムを通じて室内に入り込むと、アレルギーや呼吸器系疾患のリスクが高まります。また、ダニやノミ、寄生虫が発生することもあります。 |  |
| 3. 機能性の低下 | 雨樋に鳥の巣や糞が溜まると排水不良を起こすことがあります。また、瓦の下に鳥の巣を作られると、瓦が剥がれ落ちる原因になります。 |  |
| 4. 火災リスク | 換気扇や排気口に巣を作られると、通気が妨げられ、最悪の場合は火災の原因になることもあります。また、電線に巣材が接触して漏電の恐れもあります。 | 参考:鳥の巣が原因の火災を予防しましょう!(熊本市HP) |
| 5. 美観性の悪化 | 鳥の糞が外壁や窓に付着すると、美観を損ねるだけでなく、清掃にも手間がかかります。放置すると落ちにくくなるため、定期的な清掃が必要です。 |  |
| 6. 騒音問題 | 早朝からのさえずりや、巣の中のヒナの鳴き声は予想以上に大きく、睡眠妨害になることがあります。特に育雛期(4〜7月頃)は一層激しくなります。 |  |
鳥の巣を作られやすい場所として、以下のような場所が挙げられます。
| 1.軒天・軒裏 |  | 最も一般的な営巣場所です。高所で天敵から身を守りやすく、雨風も凌げるため、ツバメやスズメなどが好んで巣を作ります。特に、軒裏にわずかでも隙間や剥がれができている場合は要注意です。 |
| 2.瓦の浮き・剥がれ |  | 瓦の浮きや剥がれなど破損部分に巣を作るケースが増えています。一度巣を作ると、翌年も同じ場所に戻ってくる習性があるため、早期発見・対処が重要です。 |
| 3.排気口・換気口 |  | 暖かい空気が出ている換気口は、鳥にとって絶好の営巣場所です。巣材が詰まることで換気不良を引き起こし、最悪の場合は火災の原因にもなります。 |
| 4.ソーラーパネルの下 |  | 人目につきにくく、雨風を凌げるソーラーパネルの下は、小さな鳥が天敵から身を守るのに格好の場所です。巣を撤去する際に、一度パネルを剥がす必要があるケースもあるため、早めの対策が重要です。 |
こちらに挙げた以外にも、
①雨風を凌げる場所
②外部から見えにくい
③下から攻撃されにくい高所
④雛鳥を守れる狭い空間
という条件の場所では巣作りされやすい傾向があります。
特にスズメなどの小さな鳥は、数センチ隙間があれば巣作りできるため、ほんのわずかな隙間でも注意が必要です。
鳥の繁殖期はエサとなる虫が多くなる時期に行われます。特に、3月から7月にかけては営巣活動が最も活発になります。
この時期は定期的に住宅の外周りをチェックし、巣作りの兆候がないか確認することをおすすめします。
「家の周りをよく鳥が飛んでいる」「鳥の糞や羽が増えた」「鳥の声がする」という場合は巣作りが始まっている可能性があるため、早めに点検を依頼しましょう。
「鳥の巣ができたから、すぐに撤去しよう」と思われるかもしれませんが、実はそう簡単にはいきません。
日本では
「鳥獣保護管理法」により、野生鳥獣とその巣は保護されています。
鳥獣保護管理法のポイント
- 卵やヒナがいる巣を勝手に撤去することは禁止されています(1年以上の懲役または100万円以下の罰金が科せられる場合があります)
- 許可なく鳥類を捕獲・殺傷することも禁止されています
- 明らかな被害が発生している場合は、自治体の許可を得て適切な方法で対処することが可能です
参照:熊本市「鳥類の捕獲について」
ただし、許可を得るには申請・審査・許可証の発行と日数がかかるため、ヒナ鳥の巣立ちを待つケースがほとんどです。
実際に当店で対応を行った鳥害被害の実例をご紹介します。
事例1:排気口に鳥の巣を作られた熊本市東区のA様邸
熊本市東区のA様邸では、
排気口のメッシュカバーが外れており、中に鳥の巣を作られて大量の糞も落とされていました。しかし、
鳥がまだ内部にいたため、巣の撤去ができない状態でした。そのため、ひな鳥の巣立ちを待って撤去作業を行うこととなりました。
巣立ちを待った上、巣を撤去・清掃し、今後内部に入られないようにメッシュカバーを取り付けて対策しました。
屋根や外壁にも大量の糞の被害があったため、清掃も行いました。
鳥の巣は強い酸性であるため、アルカリ性洗剤を使って中和して取り除いていきます。
糞は見た目が悪くなるだけでなく、建物を傷める原因にもなるため、早めに清掃することが大切です。
A様からは
「鳥の巣の状況や作業中の写真も見せてもらえて、丁寧で安心できる対応をしていただけてよかったです!」と大変お喜びいただけました。
▶詳しい施工の様子はこちら
事例2:ソーラーパネル下の鳥害対策を行った玉名郡長洲町のM様邸
玉名郡長洲町のM様邸では、
ソーラーパネル下の10㎝足らずの隙間に鳥の巣を作られていました。屋根のスレートや軒樋にも大量の鳥の糞が落とされており、建材の劣化も心配な状態でした。
幸い、現時点では卵や雛どりは居らず、撤去ができる状態だったため、巣の撤去と鳥害対策を行うこととなりました。
巣の撤去・清掃を行い、防鳥ネットを取り付けて今後鳥が入り込まないように対策しました。スズメなどの小さな鳥は、ほんのわずかな隙間でも巣作りができるため、お住まいにある隙間は全てこのように対策しておくと安心です。
M様にも、当店の親切丁寧な対応に大変ご満足いただけました。
▶実際の施工の様子や費用はこちら
事例3:シャッターボックス内にスズメやコウモリの巣を作られた阿蘇郡西原村のT様邸
阿蘇郡西原村のT様邸では、以前から窓の
シャッターボックス内にスズメやコウモリの巣作りをされていたようで、ご自身で鳥除けを取り付けられていました。
しかし、それも劣化してしまい、また巣作りをされるようになったということです。
写真では分かりにくいですが、わずかな隙間にびっしりと巣の材料を詰め込まれており、
シャッターの開け閉めもしにくい状態でした。
現地調査を行い、巣の撤去と対策工事をご提案しました。
巣の撤去を行い、
樹脂製の「防鼠材」を取り付けて侵入を防ぎました。
本来は床下の基礎パッキンに取り付け、ネズミの侵入を防ぐための部材ですが、
シャッターボックスの隙間にピッタリ合うサイズだったため、この防鼠材を活用することにしました。
専用部材ではないものの、サイズもピッタリ合ってシャッターの開閉にも影響はありません。
T様にも
「スタイリッシュに仕上げてもらってよかったです!」とお喜びいただけました。
▶詳しい施工の様子・費用はこちら
まとめ:鳥害被害を防ぐには早期発見・早期対策が重要
鳥害対策で最も重要なのは「予防」と「早期発見」です。
一度巣作りが始まると、すぐに撤去できないケースもあるため、卵を産む前の対策が大切です。
暖かい春がくると鳥たちも巣作りのために動き始める時期ですので、早めに点検・対策を行いましょう。
当店では、鳥害対策・鳥の巣撤去に関する無料相談も行っております。まずはお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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