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西条市で納屋の屋根を三州陶器瓦で屋根葺き替え工事
西条市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
西条市にお住いのお客様より「納屋が雨漏りしているから修理の見積もりをしてほしい。」とのお問い合わせをいただきました。
屋根調査の結果、瓦のズレが原因で瓦同士の重なりが小さくなり雨水が逆流して雨漏りしていました。
建物も古く屋根下地の野地板も傷んでいたので古い瓦を降ろして新しい陶器瓦で屋根葺き替え工事をご依頼いただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:5日間
- 築年数:築60年以上
屋根のいたるところの瓦にズレがみられます。
これは昔の「土葺き工法」の屋根の特徴で、土の上に瓦をのせただけで釘留めされていません。
釘留めされてない瓦は経年でだんだんズレ下がります。
瓦がズレると上下の重なり代が小さくなって、雨水が巻き込むように逆流して雨漏りの原因になっています。
軒先の瓦もズレて軒の雨樋に雨水が入らない状態です。
屋根下地の野地板を下から見上げると長年の雨漏りにより腐食して白く変色しています。
この状態では部分補修では間に合わないので、古い瓦を撤去して新しい瓦に替える屋根葺き替え工事をご提案させていただきました。
お客様も長年雨漏りに悩まされていたようなので屋根葺き替え工事をご依頼いただきました。
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「屋根葺き替えで不安を解消しませんか?」
昔の瓦屋根は土葺き工法といって瓦の下に大量の土が敷かれています。
この土を撤去するときに野地板の隙間から土が落ちるので天井裏や室内には事前にブルーシートで養生しておきます。
それでは屋根葺き替え工事を始めます。
まずは古瓦を撤去します。
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「西条市で納屋の屋根瓦の
葺き替え工事
はじめました」
お住いの敷地スペースや電線など立地環境に問題なければクレーンを使って作業します。
クレーンで鉄製のカゴを吊り古い瓦をカゴの中に入れてクレーンで降ろしてトラックにうつします。
クレーンが使用できると作業の効率も上がり、高所での作業も安全に行えます。
瓦を撤去すると瓦の下の土があらわれます。
土の量は多く、屋根全体の3分の1は土の重量です。
土葺き工法の屋根瓦は経年でズレると先ほど説明しましたが、瓦だけでなく下にある土ごとズレています。
軒先の瓦の下の土は雨樋に落ちるくらいズレていました。
土の下は下葺材の杉皮があります。
杉の木の皮を野地板の上に敷き詰めて、今でいう防水紙の役目をしていました。
この杉皮も全て撤去します。
新しい野地板はヒノキ材で厚み12㎜の4分板を張ります。
軒先から順番に上に向かって張ります。
エアー工具を使って垂木に釘留めします。
これで丈夫で耐久性の高い屋根下地が作れました。
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「屋根の最も重要な部分
野地板のメンテナンス」
新しい野地板の上に防水紙を張ります。
今回使用する防水紙は上位種のゴムアスルーフィング「田島プラチナプラス」を施工します。
これでもう雨漏りはしません!
瓦下に雨水が入っても防水紙がしっかり守ってくれます。
関連ページ
「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」
屋根のケラバにある破風板が古く傷んでいたので新しい破風板に取り換えます。
破風板は母屋と呼ばれる木部の木口を雨風から守る役割があります。
杉板を加工して表面には防腐効果のあるキシラデコールを塗っているので耐久性にも優れています。
破風板を新しく取り換えると建物の印象がグッと引き締まって見違えるように一新されました。
防水紙の表面に施工する瓦の寸法で割り付け墨をつけます。
割り付けの墨に合わせて瓦桟木を釘留めします。
瓦桟木は瓦の裏面にある突起のツメを引っかけるためのもので、昔の土葺き工法と違い釘留めする現在の屋根工法では欠かせないものです。
棟には「棟金具」を取り付けます。
現在の屋根工法は地震や台風など自然災害に強い工法で、この棟金具も耐震強化棟仕様の部材となります。
平部の瓦は全て施工できました。
あとは棟や壁際の施工を残すのみとなりました。
棟金具に木下地の芯木をのせてビス留めします。
芯木は丈夫で耐久性の高いものでなければなりません。
芯木の周りに南蛮漆喰(なんばんしっくい)をコテで台状に盛ります。
昔は土を使っていましたが現在は屋根工事専用の南蛮漆喰を使用しています。
南蛮漆喰は石灰や繋ぎのスサが入っていて耐久性も高く固く防水性も優れます。
7寸丸瓦を被せ、パッキン付きビスで固定します。
ビスを伝って雨水が侵入しないようにパッキンがしっかり止水します。
壁際も台風で吹きつけた雨風が瓦との隙間から雨水が入って雨漏りする事例の多い部位です。
まずは南蛮漆喰を台状に盛って「のし瓦」を積みます。
のし瓦は二段積んで落ちないように銅線でしっかり緊結します。
これで屋根葺き替え工事の完成です。
最期に瓦表面に付いた汚れや漆喰を拭き取って掃除します。
こちらが完成した屋根のドローン写真です。
破風板も新しく作り替えて瓦も新しくなったので、屋根だけ見ると新築のように生まれ変わりました。
お客さまにも大変喜んでいただけ、「こんなに綺麗になるなら、もっと早くすればよかった!」と嬉しい言葉をいただきました。
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