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四国中央市、強風で飛んだモニエル瓦。屋根全体の点検で他破損個所を確認しました。
更新日:2024年6月2日
みなさんこんにちは。街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。今回は四国中央市で強風で飛んだ
モニエル瓦の修繕依頼です。
モニエル瓦はセメントに砂利を混ぜたコンクリート系の瓦です。
モニエル系統の瓦は
・陶器より軽い・遮音。断熱に優れている・デザイン性が高い特徴があります。
しかし
・10年~15年くらいで塗装が必要・現在製造メーカーがおらず生産していない・代替品が基本的にないなどメンテナンスにおいてデメリットが多いです。
2階部分の
軒部分の瓦が飛んでいました。2階といっても吹き抜け天井なので下屋根からも十分見えます。
モニエルはF型の平たい形状やM型の山なりの形状が多いです。山なり形状でも山の幅、高さ、位置が異なる瓦もありますので似ていても同商品でないと使えない場合も多いです。
ちょっと見にくいですが、釘が下屋根に落ちていました。
M型のモニエル瓦は中央山部分に1か所釘穴があります。
山部分なので釘を効かすには基本的に長めの釘を打ちます。
その釘ごと落ちるのは、風の強さの大きさを物語ります。
*釘が短かった可能性もありますが。
軒先にはL釘と言って風の煽りから飛散防止のためL釘という横釘を打ちます。モニエル瓦にも横釘は打ってありましたが錆て効きが悪く、瓦止として
役割が果たされない感じです。
瓦が割れて
ジョイント部分が露出しています。
瓦と瓦の重なり部分には継ぎ目から入る雨の受けるためのジョイントが
あり、下の瓦に排出するようになります。
普通はジョイント部分を含め上下の重なりがしっかりしていれば
雨が漏る事はありませんが、
ジョイント部分の破損が下の瓦に重なっていなければ継ぎ目から落ちた雨は屋根板(防水シート上)に落ち雨漏りの原因になります。右写真のように重なり部分は破損していないのに下のジョイント部分が大きく破損している
事もあります。
年数的に、軒先の隙間を塞ぐ面戸や軒先水切が無いので吹きあがる風に大きく影響されそうです。
下屋根西側に、
上から何か当たったような破損が3~4枚見られました。飛んでいる瓦は南面でしたので西へ向く風に飛んで当たったのだと思います。
自宅西側の側溝に瓦の破片が落ちていました。
当たった破損ではないですが、
亀裂や欠けが何枚かありました。
2階から1階屋根に伸びる
竪樋が取れていました。
くっつくかと思ったのですが、よく見ると
縦継が割れています。両端に分かれた縦継が竪樋にしっかり接着しているのでくっつける
事ができません。
この部分は交換することになります。
以上で点検が終わりました。
状況を説明し、破損瓦と樋の交換、2階軒先瓦を飛ばないように
軒先瓦桟にビスを打ち込む補強を提案しました。
また
モニエル瓦には形状が似ているセメント瓦があります。モニエルと違いセメントが主成分となっています。・瓦をプレスして切断するので、切断面で見分けることも可能です。モニエルはザラザラ感、セメントは平です。・また釘穴の位置も異なります。モニエルは中央山部分に1か所、セメントは低い谷部分に2か所です。注意すべき点は塗装です。モニエル瓦とセメント瓦では塗装の使用が異なります。間違った塗装をしないように瓦の判別は重要になります。どちらも生産はしておりません。葺き替えなどで在庫がある場合の補修は可能ですが、いずれは葺き替えをしないといけなくなる可能性を考える必要になってきます。関連ページ
屋根材に廃盤・生産終了品などが使われている屋根のメンテナンスはどうすべき?セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法屋根で困ったこと、相談したいことがあれば
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