ホーム > 貝塚市のベランダに雨水が溜まる!ドレンの不具合が原因でした!…
貝塚市のベランダに雨水が溜まる!ドレンの不具合が原因でした!
更新日:2023年8月4日
貝塚市にお住いのH様よりベランダの排水のご相談をいただき現地調査にお伺いしました。
H様邸はベランダに洗濯機を置き、ドレン(排水口)に直接流していたのですが、雨が降ると1m四方に水溜まりができるとのことでした。
水溜まりができた時にホウキで水を掃き出していたのですが、洗濯機をもう一台置くことになり、掃くことができなくなるのでなんとかできませんか、というご相談です。
H様邸のベランダです。
二層式の洗濯機の横にドレンがあり、そこに洗濯機の排水ホースを差し込んで使用されていたそうですが、1m四方に水溜まりができてしまう、とのことでした。
ベランダの床は水平に見えますが、雨水が流れるように僅かに勾配をつけています。ですがほとんど平らな状態なので不陸があると部分的に水たまりができてしまうことがあります。現在、水が溜まる箇所をホウキで掃ける状態ですが、洗濯機をもう一台置くことになったので、水を掃き出すことができなくなります。また、排水の量も増えるのでなんとかできませんか?というご相談をいただきました。
H様邸のベランダに雨水が溜まる原因は、ドレン(排水溝)が床面よりも少し高い位置に設置されていたことです。床面よりもドレンの方が高いので雨水がせき止められてどうしても流れにくくなってしまいます・・・!この問題を解消するために既存のドレンを撤去して床面を斫り(はつる・割って砕くこと)、ドレンを床の位置まで下げて設置するご提案をさせていただきました。また、雨水や洗濯排水が流れやすくなるようにドレン周りの床を斫って一段下げることになりました。
H様邸の工事は防水専門の職人が作業を行ないます。
ベランダは外部に設置されていますので、雨漏りしないよう防水が施されているためきちんと防水しないといけないからです。
まずは、ドレン周りの床を斫ってドレンを撤去していきます。撤去する範囲に切り込みを入れてから少しずつ斫りました。
ベランダは継ぎ目ができないように防水されているので、部分的に切り取るとその部分が弱点になってしまうことがあります。ですので、雨漏りしないように最後にしっかりと防水しないといけません。
H様邸は以前、ベランダ防水工事をされた時に改修用ドレンを取付けていました。
改修用ドレンとは・・メンテナンス時に使用するドレンのこと(既存のドレンの上にかぶせて取付けることができます)
床面を斫った後、改修用ドレンも撤去しました。
ドレン周りの床(落とし口)とドレンの撤去が完了しました。
新たに設置するドレンが床面の同じくらいの位置になるように斫ったので、この上に改修用ドレンを設置していきます。
ドレン周りと床面から雨水や排水が入らないように、そして改修用ドレンを設置するためにシーリングを充填しました。
改修用ドレンは雨水が流れるジャバラの配管の先に鉛(なまり)のツバがある形状です。シーリングを充填した後、鉛部分をカナヅチでトントンと叩いて密着させて設置しました。
鉛のいいところはある程度の形をつくることができることです。ドレン周りの形状に添うように形を整えられるので隙間が少なくなります。
この後ハツリ取った部分を防水する(ウレタン防水)のですが、そのままでは表面がデコボコしているので施工しても長持ちしません。ですので、下地を調整で新しい下地をつくらないといけません。※ウレタン防水とは、液体状の防水材を塗布する防水工法のことです
ドレンを設置した後、ハツリ取った部分にエポキシ樹脂プライマーを塗布しました。
プライマーとは接着効果のある塗料のことで、この上に形成する下地をしっかりと密着させる働きがあります。
下地調整で使用するのがエポキシ樹脂モルタル(軽量で強度があるモルタル)なので、相性のいいプライマーを塗布しました。
エポキシ樹脂プライマーを塗布した後、エポキシ樹脂モルタルを充填して新しい下地を形成しました。
エポキシ樹脂モルタルは軽量で強度のあるモルタルのことです。
コンクリートやモルタルの欠損部の補修などに使用され、乾燥時間が早いので天井や壁の補修時にも活躍します。
雨水や洗濯排水がドレンの方へとスムーズに流れるように少し勾配をつけて下地を形成しました。
下地を形成しただけでは防水効果が得られないので、雨漏りしないように防水していきます。
ベランダ全体を防水すると安心ですが、H様邸は数年前に防水されたばかりで傷んでいなかったので部分的に防水することになりました。
防水する範囲の取り合いにマスキングテープを貼り、防水用のプライマーを塗布しました。
防水用のプライマーはこの後施工するウレタン防水を密着させる塗料です。今回、壁は斫っていませんが、壁と床の取り合い部分で防水を切ってしまうと継ぎ目が生じて弱点になってしまうため、床から壁の立ち上がりにっけて防水するご提案をさせていただきました。また、床面の斫った部分だけを防水すると周りの床面との間に継ぎ目ができて雨漏りのリスクが高くなってしまうので、斫った部分に加えて周りの床も一部防水していきます。
斫った部分の取り合いは継ぎ目となるので雨漏りの弱点になります。
防水性を向上させるために床と壁の取り合い、斫った床面と既存の床面との取り合い、ドレン周りにシーリングを充填しました。
シーリングは防水工事や屋根工事、雨漏り修理、水回りなどで活躍する防水をメインとした充填材です。
【シーリングについて詳しくはこちら】➡ 屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法
ウレタン防水材を乾燥させた後、最後にトップコートを塗布しました。
ウレタン防水材は樹脂なので、紫外線に晒されると劣化してしまいます。その劣化を抑えるために、表面を塗装して仕上げないといけません。
一番上に塗る塗料のことをトップコートといい、防水の膜を紫外線から守る役割があります。
トップコートを乾燥させて工事完了となりました。
ドレンの中に葉っぱなどが流れ込むと詰まってしまうので専用のカバーを取付けました。
排水と雨水が流れ込む床を一段下げて少し勾配をつけたので水が流れやすくなっています。
床面よりも上がっていたドレンを下げたので以前のように水が溜まる心配がありません。
洗濯機を2台並べて置くことができるようになり、雨水・排水問題も解消されてH様にもお喜びいただけました(^-^)/
ベランダに水が溜まったりドレンが詰まってお困りの方へ
ベランダに水が溜まったりドレンが詰まってお困りの方はおられますか?ベランダは外部に設置されていますので、定期的にメンテナンスしないと雨漏りすることがあります。何か気になること、お困りのことがありましたら街の屋根やさん岸和田店にお気軽にご相談くださいね!
【雨漏りに関しての参考記事】➡
雨漏り修理は街の屋根やさんへ➡
確実な漏水箇所の特定のための散水検査
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@39yamanaka.com
株式会社やまなか工務店
〒596-0822
大阪府岸和田市額原町1096
大阪府の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail info@maxreform.jp
〒564-0063
大阪府吹田市江坂町1-23-19 米澤ビル第5江坂4F
電話 0120-989-742
E-Mail info@maxreform.jp
株式会社マックスリフォーム
〒564-0053
大阪府吹田市江の木町5-24 フェスタ江坂401
電話 0120-989-742
E-Mail roofkadoma@kawaramasa.co.jp
株式会社 瓦柾
〒572-0077
大阪府寝屋川市点野5丁目1-2
電話 0120-989-742
E-Mail yane-sakai@osaka.zaq.jp
くまさんホーム株式会社
〒599-8237
大阪府堺市中区深井水池町3260-3
電話 0120-989-742
E-Mail info@machiyanesbk.com
島本板金工業
〒544-0003
大阪府大阪市生野区小路東3丁目6−11
電話 0120-989-742
E-Mail info@jacof.co.jp
株式会社マックスリフォーム
〒564-0053
大阪府吹田市江の木町5-24 フェスタ江坂401
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@h-o-k-s.com
東大阪瓦産業株式会社
〒578-0982
大阪府東大阪市吉田本町2丁目2−43
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。